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親の心、子知らず。

いつものように、子供を連れ私の実家に立ち寄る。
書棚をあさっていると、偶然、91年の日中合同ナムチャバルワ登山隊に関する大量の新聞切り抜きを見つけた。
私はこの切り抜きを溜めた記憶は無い。
そして当時、私も遠征のため日本を留守にしていたので私が取って置いた記事ではない。
とすれば、私の親が保存していたものであろう。

私が遠征した山域とナムチャバルワでは全く位置が異なるのだが、親にしてみれば同じヒマラヤだと思ったのだろうか。
大量にスクラップされたヒマラヤ登山の記事に、あらためて家族が自分の遠征登山に気をかけていたかを知る。

スクラップ記事を書棚に戻し、記事の事は黙ったまま、茶の間に戻る。
父「連休どごさ行くのや?」
私「朝日。」
父「気を付けて行げよ」

遠征登山から帰り、テレビや新聞といったローカルのマスメディアで自分の山を語ってから、あれほど「山にいぐな」と言っていた父の言葉も、「気を付けて行けよ」に代わっていった。
もうメディアに取り上げられるような登山はまっぴら御免であり今後も縁はない。
たとえ里山であろうとウチの父は心配するのであろうが、誰かが帰りを待っている。常にそのことを意識して山に行きたいものである。

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