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スキャンダラスなセブンサミットと登山メディアをめぐる由無し事

当ブログでは、日本国内でも志有る登山者が数多く閲覧しているK2climb.netはあえてネタにしていないのですが、今回は特に注目致します。
セブンサミットの「最速達成」を誇っているスウェーデン人クライマーFredrik Strang氏の経歴がアンタそれホント?っつーことでK2climb.netからボコボコに叩かれています。

K2 report: Missing summit pics and no world records - turning the tables on Fredrik Strang by k2climb.net8/6

この記事について気が付いたのはUkclimbingの紹介による、先日大量遭難があったK2を巡るダークな話題がk2climb.netにスクープされたという記事。

Topic - NEWS: Explorersweb Scooping Up The Dirt on K2 by Ukclimbingフォーラム

同フォーラム掲示板では、K2climb.netがあまりにスキャンダラスな話題をとりあげ人の不幸をネタにしているという批判も書き込みされています。

さて、上記記事のように、自分の記録を誇大広告・詐称してスポンサーからカネまきあげるクライマーやら、エベレストのベースでカミさん虐待するクライマーとか、まあ、ワイドショーネタが出てくる出てくる。しっかし「porn in mess tents」ってナニよ?(良い子はpornなんて言葉は検索しないでね)
以前当ブログでも取り上げました「Henry Todd」なる御仁もいましたし、8000m峰やエベレストに挑む人が増えて、怪しげな人物も増えた・・・と幻滅する方がもしいるとすれば、そんな人は「お子ちゃま」ですね。
もともと山の世界なんて、多くの人間、しかも個性の強い人間が集まるわけで善人ばかりなワケがないのですよ。
日本においても、ご存じの方は多いと思いますが戦後の登山黎明期、八ヶ岳・阿弥陀岳南稜冬季単独の記録を発表したものの、後日その記録が偽作と判明した御高名な登山家とか。(この記録、当時の山岳雑誌を探しあてて読みましたが良く書けて(笑)ましたね)
おうおう、それからK2北東稜を初登したアメリカ隊の隊長とドクターが不倫関係になって、この不倫パートナー同士でヤルンカン目指したけど死んじゃったとか。
ああ、それから私個人の経験ですが、秩父連峰は富士見平小屋にて、小屋主による女性登山客の 強 姦 殺 人 があったとも知らず誰もいない同所に一人で寝泊まりしたこともありますな。

山なんて、人が集まれば所詮は小さな「社会」となり、悪人やら頭のおかしい奴がいるなんてのは世間の常、下界と変わらぬところであります。
これから高所登山を志す若者(そんな奇特な若者がこんな当ブログを読んでいれば、ですが)がいるとするならば、世間の荒波も少しは味わっておいた方がいいでしょうね。「いいひと」ばかりじゃ決してありませんから。
K2climb.netに関してですが、竹内洋岳君がチョモランマ北壁で高度障害で窮地に陥った際、情報提供についてウェブサイト管理人と直接メールのやりとりをしましたがそれなりに誠実な対応をしていただき、私は好印象を持っています。
また先のK2大量遭難に関しても、ハングルを解しない西欧諸国メディアはもちろん、韓国メディアもまだ取り上げていないゴー・ミスンの証言を得るなどキメ細かい態度は素晴らしいと思います。
いろんな人間が集まる登山界、くりかえしますが皆が善人なワケではありません。
登山を扱うメディアがどんな切り口でそれを取り扱うか。
スキャンダラスな話題が多いと言われていますが、それはやはりクライマーという人間の一面であると考えます。
私はK2climb.netを支持し今後もウォッチしていきたいと思います。

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