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朝日連峰 静寂の鳥原小屋へ

昨年に引き続き(静寂の朝日連峰 -ぶな峠から鳥原山をめざす-)、朝日連峰の鳥原小屋を訪問。管理人の鈴木正典氏への差し入れを背負い、今年は古寺鉱泉から鳥原小屋を目指す。
地図やガイドブックをご覧いただければわかるが、古寺鉱泉と鳥原小屋を結ぶ登山道は、大朝日岳を目指すには関係ない位置にあるため、登山者は少ない。そのため藪漕ぎも覚悟していたが、訪れてみるときちんと刈払いされている登山道であった。
折しも低圧前線に湿った大気が吹き込み、大気の状態は不安定。
山形から寒河江に向かう途中、朝日連峰を覆う雨雲がピカピカと雷で光っていた。
登山口の古寺鉱泉に6:30に到着するが、雷による天候待ちのため8:00出発。
そこは性格もダークで嫌われ者の私、雷神様からも避けられたらしい、登っているうちに雷も収まる。

メリハリの無い上り下りを繰り返し、古寺から二時間ほどで鳥原小屋到着。
鈴木正典氏と一年ぶりの再会。
積もる話・・・お互いの近況、そして登山界の展望。高所登山の自慢話ができる者は山形にも幾人もいるが、今後の展望を語れる人物となると限られてくる。鈴木氏はその数少ない一人だ。
インドヒマラヤに造詣の深い氏らしく、今年日本からカメット峰を目指した登山隊の動向と結果を気にされていた。
今年の盆休みは私もタイトな日程で、本日は夕方からカミさんの実家に行く予定のため、「昼飯喰ってったら~?」という鈴木氏のお誘いを泣く泣くお断りし、下山。

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雨の朝日連峰を歩く。雨に濡れたブナを眺めながら。

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ブナの樹幹から雨水が滴り落ちる。そして山々が潤い、キノコ等の菌類が勢いづく。

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ムーミンの「ニョロニョロ」みたいなキノコがうじゃうじゃ生えてきてました。

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鳥原小屋への最後の登り、さあ気合いをいれて顔を上げると、花の乏しい登山道でノリウツギが突然に励ましてくれる。

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湿原の彼方の小山の上に立つ鳥原小屋。メルヘンチック(誉めすぎですか?)

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鳥原小屋手前、管理人鈴木氏お手製の道しるべ。氏の気遣いがよく現れています。

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下山は雨上がりで湿度100パーセント近いながら、木々を吹き抜ける風は涼風。心地よい風に火照った体を冷やしながら、ブナと雑木の道を下る。・・・が、そこは夏山、古寺鉱泉の発電器の音が聞こえる頃には、全身汗でずぶぬれ。

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先日掲載したヤマナメクジ、大きさはこんなものです。(これでもMサイズ。)

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コメント

ヤマナメクジというのですか。以前、室堂で見かけたのは12cmくらいだったから、まだ“おこちゃま”サイズかな。
雨上がりのブナの森はきれいだけど、庄内方面は豪雨で大変ですね。
今夏は天候が極端に変わるので、状況みながら決めなくちゃなりません。
来週あたり劔岳、ずぶぬれで強行登山するより、あきらめて温泉と散策でいいかぁ、と天気図をにらんでます。

投稿: かもめ | 2008.08.17 21:38

12cm位ですとSサイズでしょうかね(笑)室堂でもみかけられましたか。

庄内の雨の様子はラジオの報道で聞いてましたが、後で新聞で増水・宅地浸水の模様を知って驚きでした。法面が崩れて高速道路も一時全面通行止めになるほどでした(いま現在は開通)

<<今夏は天候が極端に変わるので、状況みながら決めなくちゃなりません。
そうですね。私としては登山をされる方には雨の山も楽しんで欲しい、と思っているのですが、最近はもの凄い局地的大雨が増えているので、うっかりお勧めもできないようです。毎週、週間天気と気圧配置図が気になりますね。

投稿: 聖母峰 | 2008.08.18 05:22

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