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鉈目(なため)

肘折温泉から月山に入る。
ただし諸般の事情により、念仏ヶ原を往復のみ。

Pa0_0253あまり見ることのない、村山葉山から昇る御来光を望む。

静かに、のんびりと。
肘折温泉から登る登山道は肘折カルデラの末端から登るため、幾つもの尾根と小ピークを越える。山旅と呼ぶにふさわしい。

のんびり歩いていると、コースタイムを気にして歩いている時には気が付かないものに目が届く。
Pa0_0252落ちたばかりのトチの実。

雨上がり、胞子で息がつまるのではと思うくらいに無数のキノコが生えている。しかも毒々しいやつが。
私がわかるキノコといえば、
Pa0_0251ホウキタケ
 食用のはずなのだが、登山道のど真ん中に残っているところを見ると、肘折集落の人々も喰わないのか?

長い道のり、苔むした『湯殿山』なんて石碑もある。
「古(いにしえ)の人々は、こんな道を踏みしめて月山をめざしていたんだねえ」(立松和平調)
と、ブナ林の趣を味わいながら登っていると・・・

Pa0_0248
『ハートに矢』(笑)の鉈目ですか。
大蔵村の村人も、こりゃまた粋ですなあ。

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山岳ガイドのワンポイント・アドバイス
 国土地理院の2万5千図において、月山に至る肘折温泉からの登山道は誤って表記されています。
 登山口からすぐに大森山からの小ピークを直登するように描かれていますが、実際には峰々の山腹を巻いていくように登山道がついています。
 この巻き道は幅が細く、下の沢まで切り立っています。月山から下山する際は疲労が蓄積している頃ですので、足下には十分御注意を。
 登山道は刈り払いはされていますが、小岳周辺から始まる木道は朽ち果て、残っている木道も苔で滑りやすくなっています。雨天時注意。

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コメント

森深く迷い辿れば
古き鉈目は導きぬ
・・・。

「鉈目」は若い頃。先輩から譲り受けた持ち歌でした。
宴会の後、スッテンテンになって徒歩帰宅するときに歌います。
アルコール漬けの足運びにはちょうどいいテンポです。

投稿: tootyann | 2008.09.28 16:57

不勉強なものでして、コメントいただいて初めて『鉈目』という歌の存在を知りました。
こちらですね↓(ページに入ると音が鳴ります)

http://bunbun.boo.jp/okera/nano/natame.htm

なるほど、
<<アルコール漬けの足運びにはちょうどいいテンポです。
には納得です。

投稿: 聖母峰 | 2008.09.29 12:26

岨(そば) 茨(いばら) いかにありとも
明治のワンゲルの歌だったんですね。

私も歌詞の意味、初めて知りました。
そは茨・・。って歌っていました。
そのあたりは茨がある。の意味だと思っていました。
今度酔っ払ったら、ちゃんと歌います。
蕎麦 茨   アレッ?

投稿: tootyann | 2008.09.29 22:21

<<蕎麦 茨   アレッ?

最近それなりの歳になったせいか、酒の後はラーメンより蕎麦が美味しいですね。ははは。

投稿: 聖母峰 | 2008.09.30 08:55

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