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台湾にまで広がる『作られた』屋久島のイメージ

 わたしゃ宮崎駿の映画は好きですが、何か環境問題とひっかけて必要以上に称え崇める方々にはついていけません。所詮映画でしょ?

 そういった方々の代表格が、映画のロケ地やイメージを観光に結びつけようとする観光業者や役場の観光課等々なわけですが。
 良くも悪くもいい事例である『屋久島=もののけ姫』というイメージが、台湾にまで伝わっていました。

日本秘境之旅 屋久島 拜訪「魔法公主」嘍! by 台湾新浪網9/21

 表記されている『魔法公主』とは『もののけ姫』の台湾版タイトル。
 ネット上を検索すると、屋久島=もののけ姫の森として称賛する声多しですが、肝心の地元・屋久島のネイチャーガイド氏で下記の如く訴える方もおられ、私も共感致します。↓

 屋久島自然史研究会 「もののけ姫の森」を消しませんか?
 以下引用開始
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観光地がマスコミをありがたがり、イメージを固定化されて、消費されて陳腐化してしまう、というのはおきまりの流れです。

もののけ姫はたしかに優れた映画ですが、作品よりも白谷雲水峡の本物の自然のほうがはるかに価値があるのではないでしょうか? イメージを依存することによって消費されてしまうことは、避けなければなりません。
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 以上引用おわり

ちなみに我が山形県の月山・弥陀ヶ原も宮崎アニメ「ゲド戦記」だかのモデルといわれましたが、正直その報道に接したときは「うるせぇ、弥陀ヶ原は弥陀ヶ原だろうが。」と思った私でした。
幸い、この報道は尻つぼみになってさほど騒がれずに終わりましたが。

アニメ映画のイメージと実在の自然を重ねるのは勝手ですが、メディアと業者に消費され尽くされるのには黙っていられません。

【追記】23日現在、山から帰ってきて性格が丸くなりましたので、当初書いた不適切な表現は修正いたしました。

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コメント

映画といえば『Into the wild』はなかなかよさそうですよ。『荒野へ』という題で本がでていますが、アラスカにいった時を思い出して懐かしくなりました。smile

投稿: kazuo | 2008.09.21 17:13

re:kazuo様
 『Into the wild』ですね。ジョン・クラカワー原作ということで関心大です。山形はじめ東北地方では10月公開のようですが、できれば見に行きたいなと思っています。

投稿: 聖母峰 | 2008.09.22 07:47

もののけ姫は宮崎作品の中でもちょっと甘口かな?
屋久島には行ったことがないけど、気温も高く多湿のようなので、映画の小奇麗さを期待すると、がっかりするかも。
『Into the wild』は"荒野へ"という題名で昔々読みました。無謀なお坊ちゃまの末路と見るか、若者の苦悩と冒険と見るか、人それぞれでしょうか。
アラスカは無理だろうけど、カナダは行ってみたいな。

投稿: かもめ | 2008.09.22 11:04

re:かもめ様
 おお、あれで甘口でしたか・・・
 宮崎作品はナウシカといいもののけ姫といい、敵役に魅力を感じるのですが・・・

<<『Into the wild』は"荒野へ"という題名で昔々読みました。
邦訳は「荒野へ」でしたね。私はまだ読んでないのですが、粗筋を知る限りでは受けるイメージは前者の「無謀な・・・」なのです。
 映画製作者はかなり思い入れを込めて作ったらしいので、映画の方も興味津々です。

投稿: 聖母峰 | 2008.09.24 04:04

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