「うつ」からの社会復帰ガイド
心療内科通いをカミングアウトする事自体もマズイのではと忠告いただく事もあるのですが、良い本は良い本なので、当ブログにて紹介いたします。
まあ万人に理解してもらおうなどとは毛頭思いませんが、自殺者三万人を越えている現在もなお、「酒飲んで気晴らしすればいいんじゃね?」程度の認識の人間がいる建設業界の方が、よほど異常だと思ってますが。
『 「うつ」からの社会復帰ガイド」 』
最近ではメディアでも広く取り上げられ、私が悩み抜いていた90年代半ばに比べれば、現代社会におけるメンタルヘルスへの理解度は 少 し は マ シ に な っ た と個人的に思います。
しかしながら、書店に大量に出回っている「うつ」に関する入門書は、お世辞にも良書ばかりとはいえない状態でした。
鬱の事例を列記するのみで、悩む当人の立場からすれば「じゃあどうすればいいの?」と言いたくなるような、精神科医の小遣い稼ぎとしか思えない関連書籍が多く出回る現在、画期的な本がありました。それがこの『「うつ」からの社会復帰ガイド』(うつ・気分障害協会編)です。
何が画期的といえば、企業を構成するサラリーマンにとっての職場復帰を 具 体 的 に テーマとした本だからであります。内容も職場復帰へのステップや心得、本人を取り巻く家族むけの記事など、実践的な内容が中心。巻末に添付されている、「職場復帰への具体的ステップ」と題した職場復帰を五段階に分けたチェックリスト、症状自己管理カレンダーなどが秀逸。
実際にうつに悩み、現実的な対処方法を模索している社会人の方には、各種症状を単に羅列した鬱の入門書よりも、同書をオススメいたします。
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