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雪氷70巻第6号 上ホロカメットク雪崩事故報告

日本雪氷学会誌「雪氷」速報として掲載された『2007年11月に北海道上ホロカメットク山で連続発生した雪崩』のコピーを宿で読む。

この調査で特筆すべきことは、従来の調査とは異なり、冬山に精通したクライマー、雪崩事故防止活動に従事しているメンバーが緊急出動できる体制をとり、事故発生後、迅速に現場調査を実施できた点にある。
(先年の八甲田における雪崩死亡事故の際には、後日の調査箇所が事故現場と著しく離れているという批判がありましたね)

 冬になり、各地でまた雪崩講習の話題がネット上で取り上げられるようになりました。
 前々から感じているのですが、雪崩講習においてセルフレスキューに重きがおかれる傾向があるようです。
 それはそれで必要不可欠なものですが、雪崩そのものの破壊力をあまりに軽視していないでしょうか?
 もっと雪崩に遭遇しない努力「も」必要なのでは、と考えます。 

 雪氷学会誌を読んでいて、年々雪崩に関する調査は充実してきていますが、その成果が還元される受け手たる登山者・バックカントリー愛好者との乖離が大きくなっているような気がします。
 両者の橋渡しをする存在として、(ガイドのみならず)雪崩講習の指導者の責務は重いですね。

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