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よい年末年始を

2008年もあとわずか。
今年も当ブログを定期的にご覧いただいた方、検索でたまたまご覧いただいた方、コメントをお寄せいただいた方、ありがとうございました。

今年ブログを運営して感じたこと。
ブログといえば、「情報発信」という面が強調されていますが、今年はブログを通じて様々な意見、考え方、様々な方と触れることができるツールと感じた一年でした。
相変わらず傍若無人な事を書きつづり、その後始末に奔走したことも多々ありましたが(笑)

当ブログをご覧いただいたすべての方に、厚く御礼申し上げます。
どうぞよい年末年始をお過ごしください。

※本記事は自動更新にてアップのため、コメント欄は割愛させていただきます。

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高校山岳部員、山岳保険未加入53%。

日本山岳協会のウェブサイトに興味深い資料がアップされました。
山をやっている方ならぜひご覧下さい。

平成20年度 全国山岳遭難対策協議会報告書 by 日本山岳協会
(文書ダウンロードのページからクリック下さい。PDFファイルです)

遭難者数の推移等の考察はどっかのマニアックな遭難専門ブログにお任せするとして、私の興味を引きつけたのは大学・高校山岳部の現状報告。(81頁以降)
 学校山岳部が抱える問題点が如実に抽出されている報告である。
 登山指導者自身がスキルアップの必要性を感じている実態、指導者の指導体制整備が求められるという現状に考えさせられる。

さらに議論の中では取り上げられていないが、アンケート対象となった愛知県下の高校山岳部員の53%が山岳保険未加入という現実は、これほどまでに山岳保険の必要性が唱えられている現在に於いて重大な問題を孕んでいると私は考えます。

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登り納め

Pa0_0218

大雪の夜、今年最後のクライミングでデッドポイントへ。

冬休みシーズンで学生さんとかウジャウジャいるかな~と思ったら、客は私一人。
あいもかわらず、登れずに打ちのめされる(笑)

今年はまあ、会社あけにこうしてクライミングできる今の自分の生活環境に感謝、です。
世のクライマーの皆様、どうぞよい年末をお過ごし下さい。

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山に帰る。

布農族尋根 今年將重建家屋 by 連合新聞網12/23

台湾には数多くの山岳少数民族が生活している。
その中のブヌン族は人口4万人、かつて首狩の習慣を持ち、旧日本軍に最後まで抵抗した勇猛果敢な部族として知られる。
その彼らが自分たちのルーツを明らかにしようと、元の居住地のあった山中に入っていった、という記事には何か心打たれるものがありました。

147_2入山前の儀式、鉄砲を空中に打ち鳴らす(自由時報電子版12/23より引用)

46554932005586_2入山するブヌン族の男達(連合新聞網12/23より引用)

台湾メディアが伝えたブヌン族の人々のコメントのように、かつて台湾を統治していた日本人によって「村は焼き払われ」「平地への移住を強制され」、現在に至っています。
 もう何十年も経過し、山中にある元々の居住地まで片道3~5日かけて歩くとのこと。山中にある元の居住地に2週間滞在の予定、ブヌン族の男達には山岳会関係者や生態学研究者が同行します。
 この山中訪問の活動は今年で七年目、今回の彼らの目的は家屋を再建し、「棟上式」を行うことだそうです。

私は政治的に保守的な思想の持ち主なので、左翼関係者が隠蔽する『旧植民地における日本の果たした役割』にはもっとスポットライトがあてられて然るべきと考えていますが、やはり日本の統治時代は台湾の山岳民族、その文化に与えたインパクトは良くも悪くも大きかったのだ、と感じさせられます。

私が訪れたブヌン族の集落は静かで、人々も穏やかな人たちでした。

もっとも、台湾において山岳民族の人々が彼ら自身のアイデンティティーを求める運動は一つの社会問題でもあります。
台湾の山岳民族が近代化の名の下に失った文化、それを取り戻そうという若い世代の動きは活発になりつつあります。
自分たちの足下を見れば、日本においても失われつつある、または失われた山里の文化は数多いのが現実です。
寒冷前線の通過で霜が降り、歩きにくい山道に向かうというブヌン族の報道写真に、ちょっと考えさせられました。

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あらためて、嘉田由紀子 滋賀県知事の見識を問う。

日本野外教育学会誌『野外教育研究』第12巻第1号が到着。
調査・実践報告の論文では、茨城大学の櫻井健太氏らによる『読図初級者における事前及び現地情報の取得と道迷いの関係についての検証』が興味深い。
この報告論文は、冒頭に『しかしながら読図の指導法という観点でみると現在は登山経験者の経験的な知識から行われていることが多く、読図初級者の実態に即した指導法の確立はされていないのが現状である。』と唱えている。その具体的な内容は、読図初級者の能力と道迷いの関係について調査するため、実際に学生29名を被験者として地図をもたせてフィールドを歩かせ、情報取得の様子や行動形態を調査した興味深いもの。
 最近、登山関係者ではなくオリエンテーリング関係者が読図指導に台頭し、読図技法の習得について講習等が開催されているのは素晴らしい傾向だと思う。

 野外教育研究でもっとも期待していた記事は、実は別にある。
 08年6月に、滋賀県において開催された日本野外教育学会大会において、基調講演を行ったのが滋賀県の嘉田由紀子知事。
 以前当ブログでも取り上げたが、嘉田由紀子知事は「財政難」の名の下に滋賀県の荒神山自然の家の休館にGOサインを出した人物である。その人物を基調講演者にとりあげた野外教育学会の姿勢に疑問を感じるとともに、氏の講演だけは内容を知りたいと考えていた。ダム問題、新幹線の駅建設問題、栗東市の産廃処分場問題など難問が山積みの中、自治体の長として賛否が大きく分かれる嘉田由紀子知事。
 マスメディアの粗悪なフィルターを通してではなく、嘉田知事の生の声が知りたいと考えていた。
 今号の野外教育研究誌に掲載された講演記録はそういった意味では私にとってタイムリーなものである。
 (大昔、日本ヒマラヤ協会の機関誌に掲載するため、或る登山シンポの議事内容をテープ起こしして原稿書いたけど・・・あのテープ起こしという作業がメチャメチャめんどくさい。嘉田知事講演を原稿化した方おつかれさんです。)

 結論からいえば、今まで野外教育学会誌で幾人もの方の講演を誌上で拝読してきたが、非常に理解しやすい講演内容であり、嘉田知事ご本人の野外教育にかける情熱が伝わる講演であった。
 だからこそ問う。
 財政難の下に野外教育施設を休館することが、適切な『行政のメス』なのか?

 執拗に斉藤弘山形県知事を攻撃する一方で嘉田知事をダム問題でしか取り上げず、さかんに持ち上げるダブルスタンダードな山形の某市民派左翼市議会議員もいますが、きわめて財政難に陥った現在、教育機関にも大鉈を振るわなければならないというのが現実ではあろう。
 野外教育に対してこれだけの情熱を持った方が、自然の家休館という選択肢を選ぶ。
 山形から遠く離れた滋賀県ではあるが、今後の嘉田県政を注視したい。
 財政難による自然の家休館・閉館という問題は決して滋賀県だけの問題ではなく、日本全国で起こりつつある問題であるからだ。

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蔵王と、芸者と、ベートーベンの、奇妙な関係。

年末、あちこちでベートーベンの第九が演奏されてますね。
クラシック生で聴きたいけど、お金の無い私は今夜もYoutubeでお気軽視聴です。
さて今回の話題は、

Nat003蔵王と、

Img20051211芸者と、

Beethovenベートーベンとの、奇妙な関係。

昨年からスキーで蔵王に通っているので、せっかくなので蔵王に関する参考文献を漁っている。
蔵王温泉の有力企業であるタカミヤホテルグループの創立記念誌が、 裏 ネ タ 満 載 でこれまた面白い。

その昔、日本では芸者という形で風俗産業花盛りの時代がありました。
ま、条例で風俗産業が締め出されて下半身の元気な男性諸氏には不満の多い現在の山形県では考えられないような時代があったわけですな。ははは。

明治時代、山形市内にはその芸者を教育する学校というのが幾つかありました。
その学校の一つ、「小姓町玉梅女学校」では国語・算数・地理・修身を学び、高等部ではドイツ語を教えていたそうな。
政府の高官が女学校に視察に来た際、そこで学んでいた芸者衆が歌ってみせたのが、あのベートーベンの第九だった、と当時の山形新聞が伝えているのです。

ここで注意されたいのは、ベートーベン第九の日本における初演は、現在確認されている限りでは1918年、徳島県にあったドイツ人捕虜収容所における演奏、さらに日本人による初演奏は1924年に九州帝国大学オーケストラによるもの。
山形の芸者達による第九合唱のエピソードは山形市観光協会のウエブサイトにも紹介されているのだが、日本でかなり早い時期に歌われた記録であることは間違いない。

で、この小姓町玉梅女学校で学んだ多数のインテリ芸者達が、蔵王温泉に流れていったといわれています。
蔵王温泉に盃湖という、冬はワカサギ釣りでにぎわう池があります。
まあ何時の時代にもアイデアマンはいるんですね、明治・大正にかけて、この盃湖に屋形船と芸者遊びをセットに売り出して、莫大な利益をあげた方がいるそうです。芸者の需要も多かったわけですね。
蔵王温泉というところは昔は遊興地として栄えた側面もありまして、まあなんですな、客とHした後のその手の職業の女性のアソコには、蔵王温泉の硫黄泉はえらく浸みて痛いらしい、とかそういう生々しい話題が伝わってます。

月山あたりですと、とかく『山岳信仰』という話題がメインで何かと堅い話題が多いのですが、かたや蔵王は遊興地らしく俗な話題が満載。人間を語るなら、宗教もさることながら、やっぱ金と女と飯も真理ですよね。
(僕何か間違ったコト書いてます?)
風光明媚な観光地として、日本のみならず韓国・台湾にむけて大売り出し中の蔵王温泉ですが、歴史の陰に埋もれた男と女のドロドロしたエピソードもいっぱいあるんだろうなあ、とダークな性格の私は蔵王温泉の秘めた一面に惹かれるのでありました。

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結婚前の遊びは、ほどほどに。

遊びはほどほどに、といっても『女』じゃなくて『山』ね。

婚前两天 新郎邀老外登蒼山迷路 by 生活新報12/22
以下記事引用開始
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結婚式の2日前、新郎が外国人と共に蒼山で遭難
携帯のショートメールで救援要請、18時間後に救出

結婚式を2日後に控えた新郎と、同じ職場の外国人1名含む友人2名が、蒼山登山中に道に迷い遭難しました。
警察に通報が受理された後、大理州消防大隊は18時間後に3人を救出しました。
新郎は予定通り12月17日大理市下関で開催された結婚式に参加しました。
  
12月15日午後6時20分、消防大隊は“2日間前に3人の観光客が大理の中和峰から蒼山に向かう途中に道に迷う、内1名はフランス人。”という通報を受理しました。10分後、現地政府は迅速に2つの救援グループを組織、村民から案内人を募り蒼山に入山して救援活動を開始しました。
(後略)  
--------------------------------------------------
以上記事引用終わり

んで、このフランス人含む三人は翌朝、衰弱していましたが無事救出されました。めでたしめでたし。
中国メディアの別記事で、蒼山山脈でフランス人行方不明という報道は読んでいたのですが、結婚式二日後に控えた中国人男性も遭難とゆー裏話があったんですねえ。
F200812212201302757822236ちなみに別記事で掲載されている、遭難者と救助隊の面々。
以前当ブログでも書きましたが、中国の山岳遭難事故って、救出後は遭難者と救助隊の記念撮影(笑)がメディアに掲載されるんですね。

この蒼山山脈ですが、雲南省の観光地である大理古城とジ海(さんずいに耳)沿岸に沿ってそびえる4000m級の山並み。
私が大理を訪れた頃は、日本のガイドブック「旅行人」には「山賊がでるので単独登山は駄目」とまことしやかに書かれていましたが、最近の登山関連の中国サイトを読むと、かなり登山の対象として開拓されているようです。とはいえ、この本件の記事では蒼山山脈は道標も整備されておらず、地形も険しく、天候も急変しやすいと警告されています。

まあ、あんな辺鄙なところで携帯のショートメールが通じて何より、無事救出も結婚式に間に合って何より、なニュースでありました。

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しなべきゅうり

え?
山ってなんですか?
と、いう日々。

実家から「しなべきうり」(しなべきゅうり)をもらう。
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いや、この塩気と酸味と醤油の絶妙なコラボが旨いんですよ。
遠征登山の食糧にも入れて、チベットでの長いキャンプ生活でも食べてました。
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山形は庄内、櫛引町(現在は鶴岡市に合併)の産品です。
冬の庄内を訪れる物好きな方も少ないと思いますが、月山・湯殿山のバックカントリーや鳥海山登山で県外から山形・庄内を訪れた方、ぜひご賞味くだされ。

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冬日記

12月×日
 ここのところ、山形は濃い霧の日多し。
 冷え込んだのか、立ちこめた霧の彼方に、朝陽にほんのり赤く染まった月山がくっきりと見える。
 出勤途上、鬱々な私にとって唯一の慰め。

12月×日
 今日も実家にあずけた息子をピックアップするため、クライミングできず。

12月×日
 身体動かしてないので妙に背中痛い。
 背筋と上腕中心にストレッチ。

12月×日
 ボーナス出た。
 
 Ma奇跡だと思う。
人生最後のボーナスになる予感。
(予感ですよ予感。最近会社の人間も読んでるらしいので一応フォロー)

ちなみにボーナスの行く末はこうなる↓
B0000v4mw609_ou09_sclzzzzzzz_教育費とローンにむさぼり尽くされます。

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【書評】ひび割れた晩鐘 

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ひび割れた晩鐘 亀山健太郎・著 本の泉社

結論から書く。
すべての登山者・クライマーはこの本読め。

著者の亀山氏は平成17年、丹沢・源次郎沢F5で転落、両足首解放骨折の重傷を負う。この事故において沢水を介して感染症にかかり、両足切断の危機を『イリザロフ法』という治療法で克服する。

この本において山の場面は冒頭に簡潔に記されているだけで、この『イリザロフ法』による治療法、そして入院生活の克明な記録が大半を占める。それ自体が貴重な記録として、遭難事故に対する啓蒙となっているのだ。
筆者が負った怪我は、転落現場の沢から足の骨片を拾い上げるような、相当な解放骨折であった。著者の筆はあくまでも冷徹に怪我の模様、治療の模様、入院の模様を記録する。

特筆すべきは、入院生活に関するあらゆる事・・・入院費用から保険、糞尿処理、医師・医療スタッフとのコミュニケーション、見舞客と見舞い品に至るまで、ありとあらゆる事が記録・観察されていること。
山野井泰史氏のギャチュンカンによる凍傷・再起の記録に多くの人々が喝采し感動を受けたとネットで感想を拝見するが、それならば亀山氏のこの本は山野井氏の記録以上に貴重なものとして大いに取り上げられるべきであろう。
なぜならば、亀山氏の事故は我々市井の登山者においていつでも起こりうる可能性のある事故だからだ。
筆者はまえがきで語る。
『そして何より、治療とリハビリで、残り少ない貴重な時間を無為に過ごさなねばならない。一瞬の油断で起きた事故が、本人はもとより家族を巻き込んで、本来あるべき幸せな余生に不幸せな波紋を広げていく。』 
著者は登山歴六年とのことであるが、その素晴らしい洞察力は山の本の分野に希有な記録を残してくれたと考える。
 実際に事故に遭えばどうなるのか。
 著者の治療体験は、過去の山岳書やマスメディアでは知ることのできない「遭難の現実」を突きつけてくる。
 書店で、図書館で、この本を見つけた方はぜひ一度ご覧いただきたい。

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【書評】俺山(やま)

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俺山(やま) 濱村信・著 白山書房
以下Amazon.co.jpより引用
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2003年1月31日の交通事故は俺から命は奪わなかったが、還暦すぎた俺の懸命の努力の末に、何とか取り戻したかに感じた山を奪い去って行った-。山へ入るごとに積み重ねた短文に、50年にわたる思い出を加えて綴る。
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 文章に描かれている時代が過去・現在に頻繁に交錯し、読みづらい。
 『登山届をだすにあたって、またもや山を知らない年輩の指導員にさんざん時間を取られ』というくだりに代表されるように、元アルパインクライマーの高慢さが鼻につく。
 この本の主体をなすのは、著者が交通事故に遭ってからの体験談であるが、後記に記されているように
『(中略)半年も過ぎると医者がいかに頼りにならず役に立たないか、今日の整形外科医術の限界も見えてきた』と酷評。後述する本『ひび割れた晩鐘』とは対極をなす内容。
 この本は人には勧めません。

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表面霜

朝8時に家を出て、10時半には蔵王・刈田の稜線。

Imgp0812

「トップ批判する自民議員は麻生さん以下」と社民の福島瑞穂がまともな発言したからに違いない、冬の山形にしては奇跡的なまでの晴天。
朝はかなり冷え込み、蔵王から月山、朝日、飯豊のすべてが眺めることができる。
その冷え込みのおかげでしょうか、坊平ライザスキー場のリフトから降りた雪面は一面、見事なまで発達した表面霜。長径は1~2cmくらいはあったでしょうか。

刈田岳頂上直下のレストハウスでスノーシューからスキー板に履き替え、ライザスキー場を経由して滑降、駐車場に。昼前に山行をすませ、午後は散髪、書店、山の店で地形図の補充と注文、情報収集。

地元民から、坊平ライザスキー場を目指す人にアドバイス
山形の道路は乾燥していますが、坊平「たいらぐら」直前から乾燥路面から 突 然 に 凍結圧雪路面になります。調子こいて車を飛ばさないで、安全運転でお越しください。

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近くて遠い国

毎朝、通勤途上に聴いているNHKラジオ第2放送『まいにちハングル講座』が終了。
簡潔な講座内容と豊富な題材のバリエーションで人気が高かったようだ。
機内アナウンスの講義は大いに興味をそそられたが、
『イルボン、イルボン』
と聞こえたので
「ん?日本日本ってなんだ?」
と思いきや、機内放送の番号案内で『日本は二番』と言っていたのであった。
嗚呼、韓国語マスターの道は日暮れて道遠し。

ちょうど、大韓山岳連盟の申氏からメールが入る。
その後、急ぎ確認したいことがあり、韓国の申氏の携帯に直接電話。
私「ヨボセヨ~」
申氏「○×△□」(ハングル)
私「ヨボセヨ~」
申氏「○×△□」(ハングル)
私「申さんですかぁっ~」(思いっきり日本語)
嗚呼、日本語の堪能な申氏に韓国語でお話できるのはいつの日か。

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それを言っちゃあおしまいよ。

ま、インド登山界ではすっかりポピュラーになった7000m峰サトパント峰ですが。

After taming Satopanth, 18-yr-old now sets her sights on higher goal by expressINDIA 12/17

インドの山岳団体National Institute of Mountaineering (NIM)が派遣したサトパント登山隊、18歳の女の子がサミッターとなりインドメディアを賑わしています。この登山隊、C1から22時間かけて頂上にラッシュアタックをかけ成功するなどの記録を打ち立て、山麓では200本の植樹、さらにガンゴトリ氷河で一トンのゴミを回収など、話題の多い登山隊。
その話題の中心が、18歳でサミッターになった女の子クリシュナ・パティルさんなのですが、頂上アタック直前にこんなやりとりが。
以下記事引用開始
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 登山隊がC1に到達したときはもう真夜中でした。低い気圧のため、お茶を作るのに2時間も費やしました。
登山隊は正午に登頂を果たし、すぐに下山を開始、午後5時にC1に到達しました。
 サトパント峰に登る前、チームリーダーはクリシュナの母アシュウィニに電話を入れ、二度と娘に会えない覚悟があるかどうか尋ねました。「そんなことは起こりえません。娘が登頂を果たすと確信しています」と母は答えました。
-----------------------------------------------------
以上記事引用終わり
原文では『Just before scaling Satopanth』とあるから、ホントに頂上アタック前に衛星電話か何かで電話入れたのか?
つーか、登山隊のリーダーが今更

「二度と娘に会えない覚悟があるかどうか尋ねました。」

って、現 地 か ら 尋 ね ん じ ゃ ね ー よ 。 (笑)

いや、ほんとは笑い事じゃなくて、実際遠征登山の留守を守っていた某クライマーの奥様の話として、留守中電話が鳴るとギクッとした、という話聞いたことあるもんでさ。
これも所変わればのインド人テイストってやつですか?

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冬眠

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しばし考え事のため、ブログ更新は冬眠モードです。

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初滑り

4週間ぶりの、まともに休める日曜日。
初滑りは娘を連れて蔵王スキー場。昨年通った上の台ゲレンデへ。
今日の蔵王はシーズン開始当初ということもあり、まだ閑散としている。
竜山ゲレンデや周囲のクワッドリフトもまだ閉鎖中。

しかし、蔵王のゲレンデの客層を見ると、アレですね。
女性、子供、老人が多くて、
P573太平洋戦争末期の銃後の日本ですか?
と、いう感じである。

娘はまだスキーに慣れないので、私が抱きかかえて滑り降りる。
と申しましょうか、娘の一番の楽しみは『リフトに乗れること』。
獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすと言うが・・・
Pa0_0214おらおら、習うより慣れろ!

うーむ、ほぼ歳も同じの、山形のガイドの石沢さんとこの娘さんは既に華麗な滑りをみせているというのに・・・
というわけで今、子供向けスキースクールに通わせることを検討中。

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クライミングやってる彼氏は頼りになりますね。【棒読み】

 韓国のテレビドラマで、ある一家の息子が「クライミングコンペで入賞!」という設定があり、おおっ!と思わされましたが、今回は中国の恋愛映画でございます。

 《愛呼2:愛情左右》型男追女秘笈掲秘 by Dailyvc.com12/2

11月26日全国公開予定の『愛呼2:愛情左右』という映画、ストーリーは12星座の違ったタイプの男との恋愛遍歴をつづるとゆー恋愛映画らしいのですが、その中の「牡牛座の男」の解説に注目。

以下記事引用開始
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 近代的な大都会の中で、林嘉欣演じる主人公のように美しく可愛らしい女性は失恋を恐れ、いつも慎重です。
『愛呼2:愛情左右』では12人の男性が12種類の異なる方法で手を尽くし、観客に12回にわたる彼女の行動を映し出してくれます。
(中略)

牡牛座の男性 聶遠
 一人前の男の魅力を発揮する、精神も肉体も勇猛果敢。彼女をフィトネスセンターに連れて行き、クライミングのような危険なゲームを教え、臆病な彼女は彼に依存し、頼りになると思わせます。
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以上記事引用終わり

08120209264176562829 ←んで、映画のヒトコマ。クライミングする二人。

別記事、主演女優の林嘉欣の書いた記事によると、『体力のない女の子で、クライミングの最中に思わず彼氏に抱きついて・・・』そこからラブストーリーが始まるらしいっす。はいはい、ごちそうさん。
ちなみにこの頼りになる彼氏クライマーを演じた男優、聶遠(ニイ・ユァン)の告白記事によれば、
「こんな役柄は好きではない」
「私と(劇中の)彼は性格が違う。演じるために、監督と良く話し合った」
だ、そうです。
中国の女の子がこんなにひ弱かつ可憐だったとは思わなかったけどな(笑)

ま、内容はどーであれ、こういう映画というメディアでクライミングが知られるのは特筆すべきことですね。中国で一般市民にクライミングが浸透しつつあるか、伺える話題であります。
この映画のチケット、既に2500万枚売れてるとか。日本じゃ100万人も入れば「ヒット映画」なんですが、さすが人口は超大国の中華人民凶悪国、映画の入りもビッグですな。

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アフガニスタンの人工壁

戦火の下、人命が次々と失われていく戦場で人工壁を作り、登る男。
クライミングって、人の心にとって何なんでしょうね。

VIEW FROM AFGHANISTAN A Canadian soldier finds sanctuary on a homemade climbing wall by Canada.com12/12

以下記事引用開始
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1067698 アフガニスタンのパサブ。
マイク・リーム伍長が南に目を向ければ、そこでは2年前に二人の僚友が死んだ。北に目を向ければ、一週間前に友人が命を失った。東に、西に目を向ければ、そこはさらに多くの友人が血を流した所だ。
 マイク・リーム 32歳。 オンタリオの岩場から遠く離れた場所で、彼は『岩』を登る。周囲は全て山に囲まれているが、そこはタリバンの出没する土地。道路には手製爆弾がばらまかれている。

 彼が作った人工壁という名の『聖域』は、スクラップの材木、石、使い古しのシャベルの柄にドリルで孔をあけたもので飾られています。
 彼にとっては二度目のアフガン従軍、最初の従軍で戦場の現実を知り、すぐに戻ってきました。
 人工壁を作るため、彼は休暇を使い、木材を切り、ドリルで孔をあけました。その間にも戦闘は進行し、多数のカナダ兵が戦死しました。
 「ちょうどこの前の晩、三度の銃撃戦がありました。銃火を間近に見ることが出来たでしょうね。ああ、もちろん僕はすぐに壁の製作に戻ったけど。」
 2006年、リームは『メドゥーサ作戦』に従軍、パシュムル村で多くの時間を過ごしました。1ヵ月にわたり、タリバンの攻撃から身を守るために農村の畑と装甲車の中で生活しました。地雷と手製爆弾のため、兵士は常に油断無く足下を警戒しなくてはなりませんでした。
(中略)
 最初の従軍から戻った後、軍の予備役として、樹木医(訳注:原文はarborist)として、また婚約者として生活していくのに苦心しました。
「1、2時間しか眠れず、リラックスできませんでした。常に緊張を強いられていたからでしょうね。」
彼の婚約は終わりました。後日、元・婚約者からこんな事を言われていました。
「彼女はこう言いましたよ。『迷わないで。あなたはハミルトンに住むよりアフガニスタンに住むほうがいいのよ。』って。」
 人工壁の製作に約100時間をつぎ込んだ後、4メートル四方の壁、クラックとオーバーハングを備えた人工壁が完成しました。今週作業を終えたリームは3時間、腕がパンプするまでクライミングに時間を費やしました。
「昨晩ここに座って、『これはすごい』と思いながら45分間ながめてましたね。やったぜ、って。」
 壁を作ったのは彼ですが、多数の友人が彼に協力し、資材を提供していました。木材、ボルト、シート、2枚の古いマットレスやカーペットの切れ端。
「もう一つ仕上げなくちゃいけないのは、記念プレートです。(協力してくれた友人達の)40~50人の名前が刻まれることになるでしょうね。みんな協力してくれたんです。」
 今回の従軍では、彼は装甲車を運転し、地雷や爆弾が仕掛けられた危険な道を走っています。しかし最初の従軍よりも日々の戦闘は収まりました。
(中略)
 今、彼は自分の人工壁を持ち、戦場の中で人生を費やしてはいますが、日々の暴力と困難と悲しみから離れ、毎日クライミングをしていることでしょう。
「クライミングをしているときは、心奪われます。精神が集中し、全ての煩悩から解放されるんですよ。」
人工壁は、10人以上のクライマーに使われています。
(中略)
「ここには至る所に美しい山がありますが、そこに行くことは出来ません、鉄条網の外に行くことは許されません。」
-------------------------------------------------------------
以上記事引用終わり

 この訳文では割愛していますが、地雷に吹き飛ばされた戦友の遺体を捜索したり、過酷な日々を送っていたリーム氏。ちなみにクライミングシューズは(現在の?)奥様よりアフガンに送ってもらったそうです。

 アフガニスタンという戦場でモノも無いところで人工壁を作ることもさることながら、戦場で傷つく心をクライミングが癒してくれているのだな、と考えさせられます。
 先日当ブログに掲載したように、登山を戦争遂行の技術として利用するロシア軍の例もあれば(これはロシア軍に限ったことではないが)、今回の記事のように兵士の心のよりどころになるクライミング。
 クライミングってなんなんでしょうね。

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ピット・シューベルト氏、UIAAの名誉会員に

『生と死の分岐点』の著者としておなじみ、ピット・シューベルト氏がこのたびUIAAの名誉会員に選ばれた模様。

Pit Schubert honoured for lifetime contributions to safety by UIAA12/4

言うまでもありませんが今回の名誉会員選定については、UIAAで73~04年にかけて安全委員会に在籍、代表も務め、安全基準(UIAA Safety Label)設立 に貢献した業績が評価されてのことだそうです。
ちなみにUIAA名誉会員の方で有名どころといえばW・ボナッティ氏ですね。

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ロシア・『クリスタルピーク2008』

ロシアの登山専門誌が主催するアワード、『クリスタルピーク2008』に以下の登山がノミネートされました。
ロシア(および周辺地域)のクライミング水準を推し量る意味でも、興味深い選定だと思います。

11.Chiringyad 西壁 5864m アレクサンダー・ノビコフ他

22.Peak Block西壁単独登攀  5239m 6A A4 アレクサンダー・マキシメンヤ 左のライン

33.4810峰(パミール)北西壁 クラスノヤルスク隊 冬季初登

44.インドヒマラヤ マヒンドラ南西壁 6B

55.4810峰冬季登攀  セルゲイ・ダシュケビッチ他

66.アク・スウ北壁 デニス・ベレテニン他

77.アク・スウ北壁 イルクーツク隊

88.セロ・トーレ コンプレッサールート 登攀後、ベースジャンプ ヴァレリー・ロゾフ他

99.4810峰北西壁 サンクトペテルブルグ隊

1010.アンナプルナ東稜  アレクセイ・ボロトフ他

1111.Eight Women-climbers Peak 西壁 カザフスタン隊

1212.ブロードピーク~ガッシャブルム1峰新ルート継続登攀 ヴァレリー・バハノフ、ビクトル・アファナシェフ

そして、今年の『クリスタルピーク2008』には、バハノフらの8000m峰登山を押しのけ、PEAK BLOCKを単独登攀したアレクサンダー・マキシメンヤ(Alexander Maksimenya)が選ばれました。
13かなり嬉しそうな表情です。

ちなみに、ピオレ・ド・オール・ロシアっつー賞もあるらしいのですが、こちらは前述の4810m峰冬季初登を果たしたクラスノヤルスク隊が受賞しました。
この4810m峰、パミールにそびえる岩峰ですが、ロシアでは知られたビッグウォールらしいです↓
Big Walls - Russian routes by Russianclimb.com

巷ではヨセミテが世界のビッグウォールの「道場」とまで呼ばれているわけですが、パミールなどの山、岩壁に恵まれたロシアではこれまた独特なクライミングワールドが展開されているようです。

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ロシア国防軍を訓練する『山岳団体』

山やってる人間は国を問わず反体制的な連中が多いと思ってましたが、お国柄そうでもない所があるようで。

Альпинисты в погонах by Rbcdaily.ru12/5

Russia記事によれば、ロシア国防軍はRussia Mountaineering Federation(FAR)なる団体の「プロの登山家」に軍人の山岳活動訓練を委託しているとのこと。
チェチェン紛争や南オセチア紛争などで、山岳地域の戦闘が発生しているため、兵士の山岳活動訓練の重要性は高まっているそうです。

このRussia Mountaineering Federationなる団体のウエブサイトはこちら→Russia Mountaineering Federation(クリックするとBGMが流れるので注意)

私の知識では、旧ソ連の登山界に関してはいわゆる「スポーツマスター」あたりの階級制度の知識しかなく、ソ連崩壊以後の登山組織については不明なのですが、民間団体(おそらく)が国防軍の訓練に関与しているという興味深い報道です。
 共産主義の親玉たるロシアで、山岳団体が軍事活動の訓練を監督する・・・旧ソ連の崩壊はクライマーに自由の風をもたらし、数々の素晴らしい登山成果をもたらしたと考えていたのですが、こういう現実もあるということですね。
 平和あっての登山です、と唱える日本人はやはり、「平和」ですね。
 ああ、日本で共産党が政権握ったら、もしかして労山のおっさんが自衛隊の山岳訓練指導すんのかな?

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ジム・ブリッドウェルが大変らしい。

なにやらジム・ブリッドウェルが私生活で大変らしいのです。

Help Jim Bridwell by Planetmountain.com12/3

以下記事引用開始
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ジム・ブリッドウェルを救え

 イタリアの友人と山岳ガイドのグループは、窮地に陥っているジム・ブリッドウェルを救うために基金を設立しました。

 アピールは直接ジムと共にヨセミテのエル・キャピタンやグラン・カピュサンで初登攀を行ったジョバンニ・グロワッツ、イタリアの山岳ガイドや友人達から届きました。
 ジム・ブリッドウェルは紹介するまでもないでしょう。クライミングの生ける伝説であります。困難なエイドルートを開拓して、彼はヨセミテ・バレーのシンボルとなり、YOSAR(ヨセミテ捜索・救助機構)を設立しました。そしてブリッドウェルはパタゴニアやアラスカなどのビッグ・ウォールに足跡を残しました。

 現在64歳のジムは窮地に陥っています。彼は最近、借金返済の抵当として自宅を失いました。金融危機の影響だけではなく、最近登山中の事故から回復していないことも関係しています。
山岳ガイドのグループとイタリアの友人達は、このすばらしい、しかし、不運な登山家をこの窮地から救うべく、委員会を設立しました。
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以上記事引用おわり

 この記事には振り込み口座などが記されていますが、ネット上ではあの手この手で詐欺が横行する、今の物騒な世の中。ある保守系サイトで社会運動を名目にした詐欺を目の当たりにしている私としては、当記事には口座宛先等は明記致しません。
 ブリッドウェルを救いたいということでイタリアの銀行口座にお金振り込みたいという奇特な方は、どうぞご自身の責任において実行下さい。

 しかしながらこの記事が事実とするならば、ぜひジム・ブリッドウェルには立ち直っていただきたいと願うところであります。

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新聞社の皆さん、政権与党を批判して自分に酔ってる皆さん、最近調子いいっすね?

僕、頭悪いんでしょうかね。
この発言の何が問題か ま っ た く わかりません。

「小渕氏、子供産んだから少子化相に」自民・笹川氏 by 朝日新聞12/6

最近やたらと首相の言葉狩りにご熱心なマスメディアの皆様におかれましては、格好の餌食を見つけた模様でございますが。
いや、実際そうでしょ?
今回の閣僚人事の中で少子化相→小渕ってのはベストチョイスだと思ってましたがね。
高級料亭飲み歩いて妾の二三人も作ったくらいのアブラギッシュな爺よりは、抜群の的確人事だと思いますが、違います?

ブログ検索すると、マスゴミの尻馬に乗って批判的な意見が多いようですが、子どものいらっしゃらない方より実際に出産育児を経験された方の方が、「見えることもある」んじゃないか、と考えますよ、2児の父親の私としては。
それは不妊に苦しむ方の偏見だっていわれるのは、筋違いじゃないんですかね。
経験の有無を言ってるんであって、人間そのものを差別しているわけじゃないでしょ。
私自身、結婚して初めてわかること、子どもを持って初めてわかること、てもんがありましたよ。

そもそも、高市早苗が少子化相になった際には、「子どもいないのに大丈夫?」という批判がネット上に流れていたはずですが、私の目の錯覚ですかい?
そして、
Imagesこ の ク ソ バ バ ア
にいたっては、安倍前首相に対して子どものいない首相に少子化がわかるのかという趣旨の発言をし、あげく『種無しかぼちゃ』呼ばわりしていましたが、そういうのはスルーですか、人権にうるさい新聞記者の皆様。

第一、閣僚なんぞ一人で仕事してるわけじゃなくてスタッフがいるはずですから、子どものいらっしゃらない方はそれなりに勉強してもらえればいいだけの話です。子どものいらっしゃる方には、その経験を生かしていい仕事をしてもらえればいいだけの話、のはずです。

言葉狩りもほどほどにしないと、結局はご自分のダブルスタンダードが丸見えですな。

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トライアスロンジャパン誌の休刊が意味するもの

月刊誌『トライアスロンジャパン』誌(以下TJ誌と略)が09年1月号をもって休刊となった。

私はトライアスリートと名乗るほどの者でもない。
TJ誌と私の出会いは、体力増強の参考にと古書店でバックナンバーを手にしたのがきっかけだった。
そのTJ誌に掲載されていたエクステラ・ジャパン(水泳、MTB、トレイルランを組み合わせたオフロードトライアスロン)に強烈な印象を受け、翌年、当時パワースポーツ社が主催していたエクステラ・ジャパン塩原に出場したのだ。
カネをかけてウェットスーツを揃え、レース用のマウンテンバイクを買った。
それだけ強い動機付けとなる印象を、TJ誌は私に与えたのだ。

ここで注目されたいのは、ある競技の『唯一の』専門誌が消える、という事である。
最近のブームに便乗してマラソンや自転車の雑誌が創刊されていることを比較して、今回の休刊を惜しむ声は多い。また今後、どこから情報を入手すればいいのか、という不安の声も聞く。
情報提供という側面も、月刊誌というメディアが担う重要な役割ではあるが、私のように一冊のバックナンバー誌に強い印象を受け、競技に興味を持つという「初心者を誘(いざな)う」「次世代の育成」という役割も重要なはずだ。

翻ってクライミングはどうか?
トライアスロンの競技人口は推定で20万人と言われているが、クライミングに関しては10万人という推定がなされている。(私個人はもっと少ないと考えているが)
クライミングを扱うロ糞ノ、あいやロクスノ誌が廃刊になろうとだから何なんですか?と私自身は考えているし、日本の登山者は「岩と雪」「クライミングジャーナル」の休刊・廃刊を経験しているわけだが、今こうしてTJ誌の休刊という現実を目の当たりにし、あらためて月刊誌・専門誌の役割の大きさ、それを失う喪失感の重大さを感じている。

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山のおべんとう(広島県山岳連盟)

さよなら、広島。
17時まで現場作業に従事、その後18時半の新幹線に乗り込み東京に移動。

広島駅にて駅弁を買うことにする。
貧乏のどん底とはいえ、出張の時ぐらいパァッ~と豪勢に行きたいな。
カキ弁か!
穴子弁当か!
と売店で迷っていると、目の前に『山岳連盟が開発!』という弁当のポスターが。
駅弁に、さ・ん・が・く・れ・ん・め・い?!
で、買っちゃいました。

Ben1「山のおべんとう」パッケージ

Ben2「山のおべんとう」の中身

パッケージの但し書きによれば、
『この弁当は広島県山岳連盟と広島駅弁当が共同で開発しました。売り上げの一部は、山岳環境保全基金として山岳環境の保全に役立てられます』と、ある。
開発過程の記事はこちら↓
登山家お墨付き「山の弁当」量は少なめ 容器に工夫 by 中国新聞

中身はおむすび三個、鶏肉照り煮、だし巻き卵、焼き鮭、薩摩芋甘煮、こんにゃく煮物、タケノコ煮物、レンコン煮物、椎茸煮物、にんじん煮物、梅干しという内容。これで750円也。
おむすびが小さめなのに、おかずはボリュームたっぷり。
食べた感想は・・・「山のおべんとう」と題するくらいなのだから、山菜など、広島ならではの地元の食材、山の食材が何か欲しい。新幹線という県外者が多く利用する交通機関・売店で販売されるのだから、もうちょっと「広島色」を打ち出しても良いのでは、と感じた次第であります。
 でも県の山岳連盟がこういう企画を実現するということ自体、私にとっては新鮮な驚きでした。

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【広島市】アルゼンチン料理 『ガウチョグリル』

今宵の広島での夕食は、アルゼンチン料理店『ガウチョグリル』。

Pa0_0211_2鶏肉のパイ焼き包みのエンパナーダ、チョリソー(画像)、名前忘れたシチューの三品をマテ茶飲みながら食べる。

このお店、シェフやスタッフの綺麗なお姉さんが積極的に客に話しかけてくる。
「山形から来ました」と話すと、異星人並の扱いで「え~っ!」と驚かれる。開店以来、私がもっとも遠いところから来た客らしい(笑)。
こういうフレンドリーなお店ですので、一人で訪れても楽しく美味しく食事できます。
出張や一人旅の方もどうぞお気軽に。
ちなみに名前忘れてしまいましたが、でかい空豆入ったシチューがガーリック効いていて大変おいしゅうございました。

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保険会社、ムスターグアタ峰での『突然死』に保険金支払拒否

中国のネタです。
ムスターグアタ峰登頂後に「突然死」した中国人登山者に関して、中国の保険会社が保険金支払いを拒否したという話題です。

慕士塔格意外猝死北京山友 美亜意外険拒賠 by 中国戸外資料網11/30
以下記事引用開始
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 新疆の喬戈里高山探険服務公司は、2008年に45名からなるムスターグアタ峰登山隊を組織、その中に北京から来た女性隊員、ルー・ロウ(ネット上のハンドルネーム珊瑚)が参加、6月末に登山隊のメンバーはムスターグアタのベースキャンプに入山しました。

 7月18日の夜明け、登山隊員は頂上にアタックしました。
 8時50分、ルー・ロウはみごとに登頂、そして10時35分にキャンプに帰着、19時頃に順調に海抜4300メートルのベースキャンプに戻りました。その夜は登頂を祝うパーティーがありましたが、ルー・ロウの異常に気がついた者はいませんでした。
 19日午前、ルー・ロウがテントから出てこないことに気がついたチームメイトがテントを訪れてみると、ルー・ロウはすでに意識不明の状態でした。急ぎチームメイトは約40分にわたり心肺蘇生を行いましたが回復せず、14時、チームメイト達はルー・ロウを100キロ以上離れた病院に搬送、緊急措置をとりましたが、ルー・ロウの死亡が確認されました。現地公安の法医学者の鑑定によれば、ルー・ロウの死因は高度障害による「心臓停止」と推定されています。

  ルー・ロウが亡くなった後、両親は公証機関を通じて美亜(訳者注・上海の保険会社)に保険請求を行いました。美亜は請求を受理した後、8月28日に弁償を拒否しました。しかし9月1日に訪問費用保険に類する8000元の慰問金支払いに応じました。これはルー・ロウの家族には受け入れられないことでした。家族は上海市浦東新区人民法院において美亜保険を法廷に訴えました。
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以上記事引用おわり

あーっ!
現場仕事から宿に帰って中国語訳すのめんどくせー!
記事はまだまだ続くのですが、遺族側と保険会社の争点はズバリ、この高所での突然死が「想定外の事故」かどうか、で争われています。中国の保険業界ではこの「想定外の事故」の定義があいまいで、今回のようなリスキーな高所登山での突然死を巡って、解釈の違いが遺族と保険会社の争いに発展した模様です。

保険会社の言い分では、今回の事故は「想定外の事故」ではないとして賠償拒否、一方、亡くなったルー・ロウ女史の遺族によれば、毎年の健康診断でも心肺に異常は無く、高所登山の経験もあり、今回の登山でも高所順応は順調だったことから、遺族は保険金の支払いは当然という姿勢、また、保険会社は保険の契約内容に関する説明責任を全く怠っていたということを糾弾しています。

この記事を掲載した中国戸外資料網、記事の下部には掲示板が付帯しているのですが、寄せられたコメントには「これだから中国の保険は信用できない」旨の書き込みが拝見できます。

 高所登山に関する「保険」に関しては、我が日本でも遠征を計画されている方は皆苦心されているのが実情だと思います。(いやそんなことはない、なんて言う方いらっしゃいましたら良い保険おせーて)
 中国における保険業界の実態についてはわかりかねますが、国内登山で6000m級の山に赴く登山愛好者が急増している中国、聖火登山ごときで登山大国を名乗るのは勝手ですが、その前に山岳保険の啓蒙と普及は将来的に必定となるでしょう。

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今夜も『午前10時 午後3時』。

広島滞在の時は必ず訪れる紅茶専門店『午前10時午後3時』。

Tea今日も土方仕事で疲れた~
今夜はチーズケーキとリンゴ「王林」で香り付けしたアップルミルクティーです。
数あるリンゴの品種の中で、私はこの「王林」が大好き。あの芳香がたまりません。
今回注文したアップルミルクティー、飲むと鼻孔の奥にリンゴの香りがするのでありました。

仕事が終わって宿に戻ると18時過ぎ、洗濯やら会社へのメール送付やら何やらであっという間に夜が更ける。
静かな茶店で静かに過ごすのが今現在のストレス解消です。

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雪氷70巻第6号 上ホロカメットク雪崩事故報告

日本雪氷学会誌「雪氷」速報として掲載された『2007年11月に北海道上ホロカメットク山で連続発生した雪崩』のコピーを宿で読む。

この調査で特筆すべきことは、従来の調査とは異なり、冬山に精通したクライマー、雪崩事故防止活動に従事しているメンバーが緊急出動できる体制をとり、事故発生後、迅速に現場調査を実施できた点にある。
(先年の八甲田における雪崩死亡事故の際には、後日の調査箇所が事故現場と著しく離れているという批判がありましたね)

 冬になり、各地でまた雪崩講習の話題がネット上で取り上げられるようになりました。
 前々から感じているのですが、雪崩講習においてセルフレスキューに重きがおかれる傾向があるようです。
 それはそれで必要不可欠なものですが、雪崩そのものの破壊力をあまりに軽視していないでしょうか?
 もっと雪崩に遭遇しない努力「も」必要なのでは、と考えます。 

 雪氷学会誌を読んでいて、年々雪崩に関する調査は充実してきていますが、その成果が還元される受け手たる登山者・バックカントリー愛好者との乖離が大きくなっているような気がします。
 両者の橋渡しをする存在として、(ガイドのみならず)雪崩講習の指導者の責務は重いですね。

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