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蔵王と、芸者と、ベートーベンの、奇妙な関係。

年末、あちこちでベートーベンの第九が演奏されてますね。
クラシック生で聴きたいけど、お金の無い私は今夜もYoutubeでお気軽視聴です。
さて今回の話題は、

Nat003蔵王と、

Img20051211芸者と、

Beethovenベートーベンとの、奇妙な関係。

昨年からスキーで蔵王に通っているので、せっかくなので蔵王に関する参考文献を漁っている。
蔵王温泉の有力企業であるタカミヤホテルグループの創立記念誌が、 裏 ネ タ 満 載 でこれまた面白い。

その昔、日本では芸者という形で風俗産業花盛りの時代がありました。
ま、条例で風俗産業が締め出されて下半身の元気な男性諸氏には不満の多い現在の山形県では考えられないような時代があったわけですな。ははは。

明治時代、山形市内にはその芸者を教育する学校というのが幾つかありました。
その学校の一つ、「小姓町玉梅女学校」では国語・算数・地理・修身を学び、高等部ではドイツ語を教えていたそうな。
政府の高官が女学校に視察に来た際、そこで学んでいた芸者衆が歌ってみせたのが、あのベートーベンの第九だった、と当時の山形新聞が伝えているのです。

ここで注意されたいのは、ベートーベン第九の日本における初演は、現在確認されている限りでは1918年、徳島県にあったドイツ人捕虜収容所における演奏、さらに日本人による初演奏は1924年に九州帝国大学オーケストラによるもの。
山形の芸者達による第九合唱のエピソードは山形市観光協会のウエブサイトにも紹介されているのだが、日本でかなり早い時期に歌われた記録であることは間違いない。

で、この小姓町玉梅女学校で学んだ多数のインテリ芸者達が、蔵王温泉に流れていったといわれています。
蔵王温泉に盃湖という、冬はワカサギ釣りでにぎわう池があります。
まあ何時の時代にもアイデアマンはいるんですね、明治・大正にかけて、この盃湖に屋形船と芸者遊びをセットに売り出して、莫大な利益をあげた方がいるそうです。芸者の需要も多かったわけですね。
蔵王温泉というところは昔は遊興地として栄えた側面もありまして、まあなんですな、客とHした後のその手の職業の女性のアソコには、蔵王温泉の硫黄泉はえらく浸みて痛いらしい、とかそういう生々しい話題が伝わってます。

月山あたりですと、とかく『山岳信仰』という話題がメインで何かと堅い話題が多いのですが、かたや蔵王は遊興地らしく俗な話題が満載。人間を語るなら、宗教もさることながら、やっぱ金と女と飯も真理ですよね。
(僕何か間違ったコト書いてます?)
風光明媚な観光地として、日本のみならず韓国・台湾にむけて大売り出し中の蔵王温泉ですが、歴史の陰に埋もれた男と女のドロドロしたエピソードもいっぱいあるんだろうなあ、とダークな性格の私は蔵王温泉の秘めた一面に惹かれるのでありました。

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