ロシア国防軍を訓練する『山岳団体』
山やってる人間は国を問わず反体制的な連中が多いと思ってましたが、お国柄そうでもない所があるようで。
Альпинисты в погонах by Rbcdaily.ru12/5
記事によれば、ロシア国防軍はRussia Mountaineering Federation(FAR)なる団体の「プロの登山家」に軍人の山岳活動訓練を委託しているとのこと。
チェチェン紛争や南オセチア紛争などで、山岳地域の戦闘が発生しているため、兵士の山岳活動訓練の重要性は高まっているそうです。
このRussia Mountaineering Federationなる団体のウエブサイトはこちら→Russia Mountaineering Federation(クリックするとBGMが流れるので注意)
私の知識では、旧ソ連の登山界に関してはいわゆる「スポーツマスター」あたりの階級制度の知識しかなく、ソ連崩壊以後の登山組織については不明なのですが、民間団体(おそらく)が国防軍の訓練に関与しているという興味深い報道です。
共産主義の親玉たるロシアで、山岳団体が軍事活動の訓練を監督する・・・旧ソ連の崩壊はクライマーに自由の風をもたらし、数々の素晴らしい登山成果をもたらしたと考えていたのですが、こういう現実もあるということですね。
平和あっての登山です、と唱える日本人はやはり、「平和」ですね。
ああ、日本で共産党が政権握ったら、もしかして労山のおっさんが自衛隊の山岳訓練指導すんのかな?
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