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あなたも清き一票!せくしーなクライマーは誰?

ドイツの登山サイトにて、
誰 が セ ク シ ー な 身 体 し て る か アンケートだいぼしゅうちゅうです。

Umfrage: Damen aufgepasst - welcher Kletterer hat den "sexiest Body"? by m2b.com1/23

Cl
候補に挙げられているのは上記画像の、

Ivan Greene
David Lama
Jonas Baumann
Stefan Glowacz
Kilian Fischhuber
Andre Borowka
Alexander Huber
Toshi Takeuchi
Felix Neumärker
Aric Merz
Berni Schwaiger

以上の11名。
わが日本からは、Toshi Takeuchi氏がノミネートされてます。
エクスカリバーの竹内俊明さん?
上記リンク記事にある「WEITER」の文字をクリックすると、各クライマーの画像が現れ、画像下の「Direkt zur Abstimmung!」の文字をクリックすると投票フォームの画面になります。

自薦(笑)他薦で他のクライマーを推す方は名前を『Ein anderer Kletterer (Foto per mail an s.lindemeyer@xnx.de ), nämlich...』と書いてある空欄に書き込みませう!

いいなーこーいう く だ け た 企画。
Rock&Iceあたりで「セクシーな 女 性 クライマー」アンケートとかやってくれないかなワクワク。
しかしフーバー兄弟の胸板とかみるにつけ、

Image24416_2最近の自分の惨状を痛感いたしますな。

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福島側からの飯豊連峰

28日、お仕事で一人で福島・喜多方市へ。
雲もごく少ない快晴。
蔵王・朝日・飯豊・吾妻の山並みがくっきり見える中、山を越えて福島県へ。

あらためて思うのですが、福島・会津側から望む飯豊連峰はとびきり美しい。
山形県人ながら、素直に認めますね。
山麓から「そびえる」ように鋭い雪稜がいくつも並び、そして稜線はたおやか。
あまりに美しいので、
Ii

県外在住の方でも飯豊フリークの方は多いことと思いますが、機会がございましたらぜひ冬季の飯豊を福島側から眺めてみてください。

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くきな煮

Pa0_0283_2実家に立ち寄り、「くきな煮」を喰う。
山形の漬け物「青菜漬」を押し豆、こんにゃく、油を加えて煮たもの。
 くきな煮はネット上でも結構紹介されてますが、その由来の紹介は少ないようですね。
 その昔、食糧事情が今ほど発達してない東北・山形では、冬も後半になると茶色く変色する青菜漬を美味しく食べるべく、油も加えて煮たそうでして、いわば乏しい食事情から生まれた料理であります。
 これを調理するときは結構な匂いがします。
 雪国でストーブといえば、
 Ekurashi_xlv79
↑こんな丸形のサロンヒーターが主流で、このゴトクの上に鍋を乗っけてグツグツ煮るのでありました。
たいていこのストーブの上には洗濯物が干してありまして、中学生の頃は季節になると「くきな煮」臭いジャージ着ていたこともありましたっけ。

まあ、冬も半ば、春待ち遠しい頃に食卓に出てくる食べ物です。
油で漬け物の塩気・酸味が柔らかくなり、良いご飯のおかずになるのです。

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受験生の皆様へ

学校・資格・各種試験の受験生の皆様へ。
アメリカの山岳ガイド会社から送られてきた画像を謹んでここに転送致します。

150
私も含めて皆様良い春を迎えられますように。


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クライミングジム キイストーン

酒田のボルダリングジム・キイストーン訪問。

Pa0_0287あいにくの大雪・地吹雪の中、看板の「キイストーン」の文字が黄色く光る。
電飾ロゴの横にはホールドが幾つか取り付けられている、洒落た看板でした。
穏やかそうなオーナー氏と入会手続きを終え、さっそくクライミングルームへ。

Pa0_0286
毎度の如く、初心者向け課題を登る。
(つーか、初心者向け課題しか登れません)
なかなか夢中になれる初心者向け課題が揃ってました。

オーナー氏から客層についてお話を聞く。
びっくりしたのは、いくつかの高校山岳部を擁する酒田にあって、オーナー氏が各校にアプローチしたにもかかわらず高校生の訪問は皆無とのこと。
県岳連自体が国体の登攀競技に消極的なことは知ってるけどさ。
未踏峰登って次世代にアピールすることもそりゃ大事だけどさ。
せっかく施設があるのに高校生世代がクライミングジム活用してないなんて・・・
私自身クライミングは初心者レベルにすぎないのだが、あまりにも歯がゆい想いがした。

それはさておき、鳥海BCスキーやナントカ海岸のクライミングで県外から庄内を訪れた方も、ぜひキイストーンに寄ってみてください。

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【酒田市】ナーランダ

救命講習後、酒田のインド料理店「ナーランダ」に直行。
この店の存在を知ったのは二年前なのだが、今回ようやく訪問。
今夜は、
Pa0_0288タンドーリチキン・セット\1800
セットはスープ、サラダ、ドリンク付き。ドリンクはもちろんラッシー一筋であります。

ナンは焼きたて、かなり香ばしい香りがぷんぷんします。
添付のカレーは超ウルトラスーパーマイルド。辛くない。肝心のタンドーリチキンは、独特の香辛料が効かせてあり柔らかく美味しい。
ちょっとエスニックは彼女初めてなんだけど、という見合い相手との食事先を検索中のそこのアンタ!
ヒンズーポップスのBGMも音量控えめで、食事と会話を楽しむにはいい店です。

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上級救命講習

酒田市大浜にある酒田市消防西分署で上級救命講習を受講。
8:30~17:30までお勉強。
なぜ消防の救命講習か、といえば、

○一日で心肺蘇生法と止血・各種応急処置を学べるカリキュラム
 日赤の講習(3日間)に過去二度チャレンジしたが、いずれも呪われたかの如く急な仕事が入って修了できなかった私にはありがたい。
○救命現場の最前線にいる消防の方から、ナマの現場の話が聞ける。実践に即したテクニックが学べる。
 足もげた時って、血あんまり出ないんだよね~、とか(笑)
 
の二点である。
さらに、酒田の消防署はきちんと市報に講習予定を公示してくれるので予定が立てやすい。日赤の山形支部など直前にならないと開催時期がわからず、なかなか不便である。
Pa0_0289細かいテクニックは誤解を招くといけませんので書きませんが、山に関連した情報といえば、県防災ヘリが山形から鳥海山に到着するのに要する時間は30~35分。月山や朝日連峰の小屋にもAEDが置かれるようになりましたが、AEDが無い場合どうするか→地道に心臓マッサージすること、とのこと。

まあ、あがり症の私にしてみれば、もっとも大切なのは非常事態に冷静でいられることですね。
初めて救急車呼んだとき、電話口で自分の住所が口から出ませんでした。
講習中に放映されたビデオでも、実際の119番通報の録音通話が流されてましたが、結構みなさん住所すらしどろもどろになるようです。あー俺だけじゃないんだ、と思った次第。
今日学んだ内容が山で使われませんように・・・
でも、「そのとき」に備えて技量と装備は揃えます。(きっぱり)

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石濱裕美子氏講演会「チベット仏教文化の歴史的展開」

本日、代休。
東北大学・東北アジア研究センターに行く。
『北アジアにおける帝国統治とその遺産に関する研究 第5回研究会』に潜り込む。
目的は、仙台に来られたチベット文化研究の第一人者・石濱裕美子氏の講演「チベット仏教文化の歴史的展開」を聴講するため。
ポスト・ダライラマを考察するベースとして、わずか一時間の概要的な講演とはいえ石濱氏の講義を聴きたかった。
Pa0_0290会場に集まったのは研究者が15、6人くらいだったろうか。一般参加は私だけの様子。
石濱女史は年取った麻丘めぐみ(ぼく何か変なこと書きました?)とゆー感じのキュートな女性であるが、そこは研究者らしく、質疑応答で質問者の曖昧な語義については鋭く問いただしていた。また、あえて書名は明かしていないがチベット仏教の某歴史書に関して「底が浅い」と一刀両断。

シナチク人民凶悪国がなにをもってチベットを併合したと称するのか、そしてその誤り、何より、チベット問題は民族問題という視点ではなく宗教問題として捉えるべき、という考え方は参考になる。
書店の一般書や、粗悪なメディアの解析ではなく、最前線の研究者の知見に触れることができるのは、さすが大都会・仙台である。

講演後の各種報告も聴講したかったのだが本日はパス、すぐに山形に戻り、諸般の事情で文具店巡りで休日を過ごす。

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究極のカラビナ

Ukclimbingをだらだらと読んでいたら・・・・
おおっ!!
究極のカラビナ!!
カ ー ボ ン 製 カ ラ ビ ナ 開 発 か ! ?

A Carbon Fibre Carabiner - Is It Possible? by Ukclimbing1/22

↓研究者Virgil Scott による、カーボン製カラビナのプロトタイプ
103446

ここまで読んで早とちりする方がいるといけませんので、「カーボン製カラビナ」はあくまでも現在研究中の段階だそうです。
今や宇宙ロケットや航空機に使用されるカーボン(炭素繊維)、材料としては、現在カラビナに使用されているアルミ合金の二倍の強度を有するわけで、じゅうぶんカラビナ素材としての可能性は考えられるわけですが、クライミングに耐えうる耐摩耗性、そして制作技術やコスト面はまだまだ研究段階とのこと。

しかしまあ今現在、登山用品に用いられているテクノロジーをふりかえりますと、70年代80年代には想像もしなかった機能や素材が用いられているわけでして、近い将来には現在のアルミ合金製カラビナを凌駕する素材が出現するであろうことは想像に難くありません。

あ、そのころにはアルパインクライマーって絶滅してませんよね(笑)

こういう道具ネタにはマニアな方も多いかと思いますので、カーボン製カラビナ研究者Virgil Scott氏のウェブサイトはこちら↓
Carabiner development

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Alpinist誌、復刊か

Alpinist誌、復刊の動きです。

Alpinist Magazine Set to Rise From The Ashes by Ukclimbing1/21

3/1に26号発刊めざして関係者が動いている模様。

このUkclimbingの記事で印象的な点は、

『・・・do a fantastic job of maintaining the historical record of world mountaineering』

『In the UK, guidebooks, magazines and websites do a great job of keeping the historical record of our rock climbing up to date.』
(いずれも強調文字は筆者)

登山の記録を残し公表・出版する行為を、高く評価していることです。
登山者にそういった共通認識があれば、日本のどっかの雑誌も少しはましになるんでしょうか。

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まずい。

まずい。
まずいよ。

D0004426_21342399 最 悪 の 事 態 で す よ ・ ・ ・

昨日がカミさんの誕生日って、忘れてた・・・

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こんなザックどうですか?

よく酒の席で大学山岳部や社会人山岳会のジジ・・もとい、古いOBで、
「昔は50キロも60キロも背負ったもんだよな」
とかのたまってるのを我々若い(一応)世代は黙って聞いているワケですが。
じゃあ、こんなザックどうですか?





Img261790631 で か っ !

宣璐向周星馳致敬 雷人造型赶超“林无敵” by SOHU.com1/16

中国で現在制作中のコメディ映画「向周星馳致敬先」(チャウ・シンチーに敬意をこめて)で、登山クラブのリーダーという設定の女性主人公が会員募集のデモンストレーションで巨大ザックを背負ってるシーンだそうです。
こんな巨大ザック背負ってりゃ誰も寄りつかない気がするのだが。

でも今や学生さん向け特大ザックって、絶滅危惧種ですねえ。
私は長らくICI石井オリジナルのガッシャブルム(容量100リットル以上)を愛用していたのですが、買い換えのため馴染みの登山用品店に相談したところ、
「そんな大型ザック背負うのは君ぐらいです」
とまで言われてしまいました_| ̄|●

あ、この画像のザック、人間も入りそうだからレスキューにも使えそう?(笑)

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ドライブイン 豊山

18日。
資格試験受験後、自宅に15分ほど立ち寄り子どもの顔を見た後、会社経由で再び新潟に戻る。
一時休暇から戦場に戻る三等兵の心境。
晴天をついて小国越え、胎内から新発田へ。

新潟の日本海側を通る国道7号線、こうして見ると、いわゆる大衆食堂が非常に多い。
チェーン店ではない、昔からやってるらしい食堂が目立つのだ。
ちょうどいい時間なので、以前何度か立ち寄ったことのある新発田のドライブイン「豊山」に立ち寄り、夕食。

Pa0_0277

力士の絵が目立つ看板。
今は中条から高速道路に乗ることができるため、国道7号もあまり走らなくなったが、かつては山形方面から中部地方の山に登りに行った人なら、新潟の国道7号沿いのドライブインにお世話になった方も多かろう。
今はコンビニ全盛、「ドライブイン」というのもなんとも古風な響きになってしまったが、今夜の豊山は客も多く繁盛してました。
モツ煮込み定食850円。
おろしショウガとネギが山盛りのモツ煮込みを食べ、再び新潟の旅館に戻る。
明日からまた土方仕事の日々であります。

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試験日のランチ

Pa0_027818日。
今日は河北町で某資格試験の日。
午前は筆記、午後は実技。
午前の試験を終え、軽食&ゆっくりできる所というわけで、河北町のパン屋「おかしのくに」に行く。

河北町といえば「肉そば」が名物で蕎麦屋が沢山あるのだが、私にとっては

 肉蕎麦 < おかしのくに

なのだ。
パンも美味しいが、テーブルと無料コーヒーがあるのがいい。
本日購入のパンは、

Pa0_0281ぷちロールチョコ。\50

Pa0_0280豚たま。豚の角煮とタマネギを、てりソースで味付けして載っけたパン\180

そして・・・・

Pa0_0279合格パン(笑) \150

この合格パン、「合格」と焼き印してあって、塩漬け桜が添えてある。もちもちパンに大納言の豆が入れてある。甘さ控えめで本日の大当たりパン。

合格パンは食べたけど、試験の手応えは今ひとつ。鬱だ。

鬱な私はさておき、高校・大学その他、各試験に臨む受験生の皆様によい結果が出ますように。

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カフェオレ柿の種

13日から、新潟市郊外の小さな街に住み込んでます。
小さな商店街に小さなパン屋、小さな和菓子屋、小さなケーキ屋が揃っていて、私のツボにはまっているのですが、土方仕事の日々では訪れるヒマもありません。

17日土曜日。
仕事の相方は旅館で土・日を過ごす一方、私は明日の資格試験受験のため、仕事が終わってから山形移動。
山形・新潟を結ぶ小国越えのルートは凍結して危険と相方に強く勧められ、磐越道から会津坂下~米沢経由で山形に帰ることにする。

一人で、ぷちドライブ旅行。
高速に乗る直前、仕事の親方から携帯に着信。
「気をつけてな!」
というお声掛け。
ま、私よりも社用車の方が大事なのでしょうが、それでも案じてくれるお言葉は鬱な私には医者のカウンセリングより染みいりますだ。

さて精神状態は鬱でも、旨い物チェックは欠かしません。
磐越道の阿賀野川SAに立ち寄り買い込んだのが・・・・

Pa0_0220カフェオレ柿の種

ここ新潟では「柿の種」が産品で、チョコやホワイトチョコなどでコーティングした製品が売られているのだ。
我々出張チームで特に好評だったのが、この「カフェオレ柿の種」。
これがなかなかイケるのよ。
新潟を訪れた方、ぜひご賞味あれ。

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ブログ再開予告

ここのところ鬱々で

Pompei 死 ん で ま し た 。

毎度いかがわしい&ダークな登山ネタを求めて定期的に当ブログをご覧戴いている皆様には恐れ入りますが、現在ネット検索しても、登山ネタでいつものブログ書くような毒々しい精神状態にありません。
しばらく日常生活&食い物ネタで繋ぎながら、慣らし運転しつつまた登山ネタを書きたいと思います。ではでは。

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更新停止

しばらく更新停止いたします。
みなさまごきげんよろしゅう。

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二人のノエル 【書評】ヤングハズバンド伝

Yaアジア探検史の大家・金子民雄氏の真骨頂ともいえる大作。
まあ過去に当ブログではフォートナム・メイソンの訳で金子氏を茶化した記事を書いてますが、もちろん探検史の大先達として尊敬しております。

 さて、私にとってヤングハズバンドといえば、学生時代にろくでもない日本語訳の迷著、今は絶版となった角川文庫の「カラコルムを越えて」を読んだくらいですな。探検家ではなく、チベットで虐殺行為を繰り広げた軍人として認識していたのですが、『ヤングバズバンド伝』は大いにその認識を変える本でありました。
 この本の内容については、私など足下にも及ばない日本山岳会あたりの秀でた研究者たちの方々にそれぞれ思うところはあるでしょうが、ヤングハズバンドもイギリス、ロシア、シナ、チベット、各国の思惑が絡み合う中央アジアという魑魅魍魎の世界に生きる軍人という名のサラリーマン、という印象を受けました。
 ロシア人と国を背負った互いの立場を憂いつつ、親交を確かめ合い分かれるシーンなど泣けるところですが、実はそのロシア人に退却ルートを書類上閉鎖されていたことが後々判明するなど、いっぱい喰わされる経緯もあったりして、まあ私など鬱になりそうですな。

 さて二人のノエルと表題に書きましたが、この本の後半を占めるのはおそらく日本人にはあまり知られていないであろう、1920年代のチョモランマ英国隊のドタバタスキャンダル劇。
 ノエル少佐なる人物が登山隊に関わり、登山記録の映画制作会社を立ち上げ、チベット僧をヨーロッパに呼び寄せ上映会・講演会などで演舞のデモをやったことが外交問題に発展します。
 このノエル少佐、本名はJohn Baptist Lucius Noel (金子氏の著書ではG.B.L.ノエルと表記)、この本読んでいて少し登山史に詳しい方ならどきどきすると思いますが、あのマロリーらを最後に目撃し、晩年は来日も果たしているノエル・E・オデル(Noel Ewart Odell) 氏と混同してしまいます。
 二人は別人で、『ヤングハズバンド伝』ではノエル・E・オデル氏は一カ所にだけ「オーデル」として記されているだけですが、やはり日本の山岳関係者にとっては1920年代のイギリス隊の「ノエル」といえばノエル・E・オデル氏を思い浮かべる人が多い(はず)ので、注釈が欲しいところ。

 まあノエル氏表記のことは些細なことでして、晩年のヤングハズバンドの御乱交も漏れなく書いたこの本、金子民雄氏も後書きにその心情を吐露していますが、未公開資料を巡って長い年月を重ね、地道な調査活動を継続してこられたことにはまことに頭が下がる思いである。
 この本に描かれているのは探検家、軍人ではなく、人間としてのヤングハズバンドである。中央アジア・チベットに関心を持つ者ならぜひ一度お読みいただきたい。

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納豆汁

Pa0_02196日の夜。
食卓に納豆汁が出る。
カミさんに言われて、明日は「七草」の日と知る。

明けて7日の朝。
関東のニュースキャスターは七草粥の話題を口にする。
ここ山形ではまだ雪に閉ざされた季節。七草のうち、手にはいるのは芹、大根、蕪くらい。
山形では七草粥ではなく納豆汁がポピュラーな料理となる。
本来は納豆をすり下ろし、味噌に合わせてドロッとした汁になるのだが、カミさんも私もあんまりドロッとした食感は好まないため、サラッとした仕上がりの汁を食べる。こうして伝統的な食文化は廃れていくのですね(笑)
しかし、私の実家の納豆汁はそれこそスターウォーズ・帝国の逆襲に出てきたヨーダが煮込んでいた怪しい料理なみにドロドロしているのでやはり苦手である。
入っているキノコは妙に傘がでかいため、「食材はどっかからもらってきたの?」と聞くと、カミさんいわく「スーパーで納豆汁セット買ってきた」という返事。まあ、きちんと「芋がら」も入っておりました。

私の最初の海外登山で、メーカーから寄贈していただいた大量のインスタント納豆汁を持ち込んだところ、九州出身のOB隊員には え ら く 不評でありました(笑)
 チベットでのカルチャーショック以前に、日本人同士でのカルチャーショックに直面したのでありました。ははは。

今年は折に触れ、山形の食べ物も積極的に紹介いたしたいと思います。

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ブータン、特殊部隊の配備を決定

ブータンを平和な極楽黄土に仕立て上げたい左翼平和活動家の皆さん、こんにちわ。
ブータン、特殊部隊の配備を決定です。

Bhutan to raise NSG-type special force by Zeenews.com1/5

先日も共産勢力とみられる武装集団の犯行により森林警備隊員4名が犠牲になったブータンですが、

襲撃受け警備隊員4人死亡 ブータン南部、共産勢力か by 産経新聞1/2

ブラックキャッツの異名をとるインドの対テロ特殊部隊(NSG)を模した特殊部隊を設立することになりました。
ロイヤルブータン警察(RBP)のチーフ、コル・キプチュ・ナムギャル氏(Col Kipchu Namgyel)のコメントに寄れば、先のムンバイ同時テロの影響を受け、将来に備えるための措置だそうです。

日本のネットを検索すると、まあ「国民幸福量」をキーワードに「先進国が見失った価値」とやらで盛んに持ち上げてる方が大勢いらっしゃいます。
中には貧弱なブータン国軍を例に挙げて、平和国家ブータンを恣意的に強調されている方もいらっしゃいますが、そんなブータンも特殊部隊配備を決定。
一国家に平和の理想像を追い求めるのも結構ですが、ヒマラヤ諸国の現実を見失うというのも、危険な傾向ではないでしょうか。

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正月の食べ物談 蔵王にて

なんだかんだで過ぎ去った年末年始休。
私のフリータイムは夕方~夜。
蔵王のナイタースキーで過ごす。
ちょうど寒波に見舞われた上の台ゲレンデ、寒さを感じながらリフトに乗っていると・・・・
すぐわきのヒュッテでは、暖かいレストランでフルコースお食事中の客の様子が丸見え。
さらにリフトであがると、某ホテルのレストランで、ジンギスカンを食べている団体様が丸見え。
ぷ~んと焼き肉の香りを嗅ぎながら、吹雪の中、リフトのシートに座っている私。

これってまんま、
Frenchconnection_l
映画「フレンチコネクション」で、高級レストランで食事中の宿敵シャルニエを張り込んでるジーン・ハックマンだよな。

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図書館初籠もり

年始休暇の最終日、午前中は山形県立図書館で過ごす。
正月早々、ガス田勝手に掘り始めたシナチクどもの古典文学漬け。
実母から漢詩の詩人「家鉉翁(か・げんおう)」と「掲傒斯(けい・けいし)」について調べてくれと頼まれていたのだ。
実母はバカ息子が冬山だヒマラヤだと入れ込んでいる間に詩吟を始め、いつのまにやら山形の詩吟界のエラい人になっていた。詩吟の講習会の題材にするらしい。

母「今インターネットですぐわがるんだべ?」
私「あーんだんだ」
と気安く請け負ったのが泥沼の始まり。
家鉉翁は南宋、掲傒斯は元の詩人なのだが、ネットで検索しても参考記事は出てこない。わずかに検索できる記述は既に手元にある資料とほぼ同じ内容。
そこで図書館の出番。
ネットでわからず、図書館で知ることができる知識があることに、なんとなくほっとするなあ・・・というオチにしようと思ったが、県立図書館の中国文学の資料でも手かがり無し。
わずかに掲傒斯が『元四大家』と呼ばれる元代の詩人といわれていることが判明した程度。
図書館の書棚に並んでいるのも唐詩、李白など有名処ばっかりで、元や宋代は研究者にとってもマイナーな世界らしい。
ふー。
中国のこの時代に関しては大学時代の歴史学の授業で関わったので、身に覚えがないとはいえない。歴史学とうたいつつ、イスラム文化を中心に展開された講義で私のイスラム観を形成した授業だったのだか、ウン十年も経過してまたまた図書館で調べ物する羽目になるとは思わなんだ。

 以前当ブログで取り上げた『岩波新書「『中国名文選」』の時にも書いたが、中国語も知らない、義務教育しか経験していない母が、こうして数多くのご高名な漢詩研究者さえ取り上げない「外国の古典」に「詩吟」という形式で親しむというのも、日中文化の特異な交流の一端と思う。

ま、今年も貧しい暮らしの私はたっぷり図書館のお世話になりそうです。

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新春初笑い 朝日新聞のいいかげんな記事を嗤う

まずは朝日新聞に掲載された記事をお読みいただきたい。

田舎そば 囲んですすって 肘折温泉郷(山形県) by 朝日新聞12/19

山形県人なら、必ずや違和感を覚える記事であろう。
村山市の「あらきそば」から、蕎麦の余韻に浸りながら肘折温泉?

ライターなる中津海麻子氏の筆では、『村山市の隣、大蔵村にある肘折(ひじおり)温泉郷まで足を伸ばす。』などとさもお気軽お手軽に移動できるように書いてあるが、村山から肘折までは、一端北上し、新庄市を経由して移動することになる。蕎麦の余韻などとうに消える時間を費やすことになろう。
いや、県外からいらっしゃる旅行者の方で「あらきそば」から「肘折温泉」を目指す方(または逆にたどる方)は実際におられるので、このコース取りは良しとしよう。
問題は、この記事に掲載された地図である。

Map_2 ←問題の記事および地図

記事では『東北中央道東根インターから車で約1時間半。』とだけ書かれ、地図を見る限り国道458号を北上すればすぐ肘折温泉のような印象を与える記事である。

この寒河江市から肘折温泉へ北上する国道458号、寂しい山岳道路(ダート)で、山形県民でここを通って肘折に行く者などめったにいない。(ドライブを楽しみたい人除く)
最近はカーナビが勝手にこのルートを選択・表示し、何も知らない県外からの旅行者がこの国道458号に入ってしまい、行政の観光課も対応に苦慮していると報道されたばかりである。
しかも寒河江市側からの国道458号は冬季閉鎖となる。
12月に掲載する記事にしては、紛らわしい記事である。

該当の記事に嘘は書いていない。
しかし、山形の人間に言わせれば、この記事は『いいかげん』と呼ぶにふさわしい内容である
「あらきそば」「肘折温泉」は県外からの旅行者に人気が高い。
おそらくネット検索で情報を得ようという方も多いだろう。
くれぐれも前述の朝日新聞の記事をうのみにして国道458号に突っ込まないようにして、楽しい旅のひとときをお過ごし下さい。

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セロトーレ西壁フェラーリルート単独初登

スイスの山岳ガイド、ワルター・ハンガービューラー(Walter Hungerbühler)が先月パタゴニアのセロトーレ西壁、フェラーリルートの単独初登に成功した模様。

Cerro Torre West Face – First Solo Ascent by Ukclimbing01/02

いやいや、セロトーレ西壁単独という記録も素晴らしいのですが、私のツボにはまったのは次の一文。

Curiously the French had taken a nude group picture on the summit.

Ukclimbingもわざわざ太文字で強調してますが、同時入山したフランス人パーティーが頂上で裸?
ああ、そうか、やっぱりアルパインクライマーって 馬 鹿 ば っ か で す ね (高笑い)

また記事によれば、同時入山したアルゼンチンチームがストーブ忘れたので(爆笑)、ワルター・ハンガービューラーがストーブを貸し、登頂後はストーブを持たないハンガービューラーは例の裸フランス人チームにビバークで夕食奢ってもらったとか。ほほえましい・・・

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祝!リカルド・カシン翁!!今年の豪華ゲストはっ!!!

1月2日はリカルド・カシン翁の誕生日。
百歳、一世紀ということで、地元イタリアメディアは先月あたりからカシン氏関連話題がぽつぽつ目立ってましたね。

今年誕生祝いに訪れた豪華ゲストは・・・・・・

0901015552__706096_cassin_bon_69753

R・メスナーとW・ボナッティ氏でございます!
すげー!!
AUGURI RICCARDO by Laprovinciadilecco.it 1/2

リカルド・カシン氏のご健康を心よりお祈り致しております。

当ブログで過去に掲載した記事
あの人は今 リカルド・カシンの2008年

あの人は今 カシンとボナッティ

あの人は今 リカルド・カシン

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介護

元旦、朝。
何も変わらず、いつもと同じように起き、ネットで海外登山情報を検索する。
いつもと同じ朝。

元旦の朝から車に乗り込み外出。
実母と共に、要介護の親類の様子伺いに行く。
その親類は老いた夫婦、いずれも体調を崩している。
実母を含む親戚同士で、代わる代わる世話をしている状態だ。
その世話をしている親戚も身内に要介護の老人を抱えていたりで、この元旦は私にお鉢がまわってきた。
私が介護問題に直面するのは初めてではないが、突然に親戚筋の私に用件が振られてくるところに、地方都市の介護問題の深刻さが象徴されるような気がする。
もっとも私だけの事ではなく、東北に限らず、老人の多い地方都市ならありふれた光景であろう。

午前8時、山形の幹線道路である国道13号線には車一台見あたらない。
この時間帯で自分以外の車を全く見かけないというのも、元旦でしかありえない風景だ。
うっすらと雪を被った無人の国道は、むしろ「世紀末的な」雰囲気すら醸し出している。

訪問先の夫婦は、幸いにも予想していたより元気であった。
用件を終え、再び山形市内を目指す。
月山、葉山は、厚い雲の中です。

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対立軸から何が生まれるんですか?

某ローカル出版誌のために野外活動をテーマにした原稿を書いている。
参考文献として、地質調査総合センターの機関誌『地質ニュース』07年12月号を読み込んでいるのだが、目的外に大変印象的な記事に出会った。

横浜に残された最大緑地、円海山緑地北端の『谷戸』の環境保全をめざすネットワーク『瀬上の森パートナーシップ(SMP)』を取り上げた記事である。
以下引用開始
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 SMPの活動はいわゆる「反対運動」ではありません。民有地の開発計画ですから、まずは地権者の意向が尊重されるべきです。(中略)何が事実か、何が大切かということが明らかになれば、良識ある市民は自分で判断し行動できるのではないでしょうか。行政や事業者も、市民の環境意識が高まり企業の社会的責任の問われる時代において、多くの人々の目のあるところでは合理的な判断や行動をとるであろうことを期待しています。
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以上記事引用おわり 

『良識ある市民は自分で判断し行動できるのではないでしょうか。』
素晴らしい見識である。

 一方、徹底して行政攻撃を仕掛ける某市議会議員に率いられた反対派と、合意形成に無頓着な行政が対立しているのが、山形県の最上小国川ダム問題である。
 一年間を振り返る年末の報道特別番組で、地元赤倉温泉の旅館経営者が、
「反対賛成いずれも禍根を残すのは避けたい」という意味の発言をされていたのが印象に残る。 

 執拗に行政を攻撃し続ける某市議会議員の姿勢が賢明とは、私にはとうてい思えない。
ご自分のブログで

 『そして「生命と財産」というが、この川の洪水災害で何名の人命を失った過去があるのだろうか。』

 とまで発言されておられるが、人命が失われなければどのような被害が発生しても良いのか?
 ダム工事はどうせスーパーゼネコンが受注とおっしゃるが、砂防ダムはともかく本格的なダム工事を単独で施工できる山形県下の建設会社など私は不勉強にして知りません。県下の建設会社が受注すれば受注したで、「県知事と業者の癒着」と騒ぐのは「市民派」活動家の皆さんのような気もしますが。
 またこの問題を検索する際、釣り関係者がブログで盛んに反対を唱えていますが、そこに防災の視点と意識は、全く感じられません。

 以前当ブログに書きましたが、私は一年間ダム現場で働いてました。
 正確に書けば、ダム本体工事ではなく、ダム建設に伴う移転集落のための事業に携わっていたのですが、ダム建設によって移転する地権者の方に、直接挨拶に伺いお話を聞く機会もありました。
 ま、私は不良社員ですのでいろいろ失策をしでかし、後々会社の偉い人からも馬鹿呼ばわりされる仕事っぷりでしたが、私の登山観・自然観において決定的なターニングポイントになった出来事でした。私が野外教育活動に関わることになったのも、このダム工事に関わったおかげです。

 前述の攻撃的な某市議会議員の活動ぶりに、正直言って敬意を抱きますが、実際にダム現場で汗かいた人間としては頭ひねらざるをえない姿勢も目につきます。
 地質調査の結果を受け、県知事が河川改修に否定的な立場を表明した際、担当した研究者を「御用学者」と某市議会議員は御自身のブログではっきり書いておられましたが、そういった「レッテル貼り」の姿勢こそ、ダム反対者と賛成者を名簿に明記し思想調査と言われた県土木部の姿勢と何ら変わりないのではないでしょうか?
 
 タイトルにも書きましたが、「行政」と環境保護を標榜する「反対派」の対立こそ、不毛な論議と遺恨しか生み出さないのでは、と危惧しています。
 一月には県知事選挙を控え、小国川ダム予算も認められた今、この問題に注視したいと思います。
 2009年元旦、あえて元旦にこの問題について触れてみました。

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2009年あけましておめでとうございます

2009年、平成21年あけましておめでとうございます。
登山、クライミング、野外活動に関わるすべての方々にとって、よい年でありますように。

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