くきな煮
実家に立ち寄り、「くきな煮」を喰う。
山形の漬け物「青菜漬」を押し豆、こんにゃく、油を加えて煮たもの。
くきな煮はネット上でも結構紹介されてますが、その由来の紹介は少ないようですね。
その昔、食糧事情が今ほど発達してない東北・山形では、冬も後半になると茶色く変色する青菜漬を美味しく食べるべく、油も加えて煮たそうでして、いわば乏しい食事情から生まれた料理であります。
これを調理するときは結構な匂いがします。
雪国でストーブといえば、
↑こんな丸形のサロンヒーターが主流で、このゴトクの上に鍋を乗っけてグツグツ煮るのでありました。
たいていこのストーブの上には洗濯物が干してありまして、中学生の頃は季節になると「くきな煮」臭いジャージ着ていたこともありましたっけ。
まあ、冬も半ば、春待ち遠しい頃に食卓に出てくる食べ物です。
油で漬け物の塩気・酸味が柔らかくなり、良いご飯のおかずになるのです。
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