« 甘くない砂糖 | トップページ | 小倉 菓子巡り »

韓国人の日本人クライマー像 奈良誠之氏の場合

韓国の山岳誌、月刊「山」に日本のクライマー奈良誠之氏が取りあげられました。
私は韓国の登山学校を経験以来、韓国の山岳メディアはマメにチェックしています。
日本の山々が取りあげられることは多々ありますが、日本「人」が取りあげられるのはきわめて珍しいことです。

[ピープル] 日本のクライマー奈良誠之さん 2年連続でノースフェィス氷壁大会参加 by 月刊山2月号
以下記事引用開始
------------------------------------------------
「去年のノースフェイスアイスクライミングフェスティバル参加に引き続き、今年で二回めの韓国訪問です。去年はちょっと寂しかったですが、今年は友人もできて快適に過ごすことができました。」

 日本アイスクライミング界の看板クライマーである奈良誠之さん(36)が去年に引き続き、今年開催された大会に参加するために再び韓国を訪れた。2007年と2008年のジャパンカップ2連覇、2008年キャンデーカップ優勝を果たした彼は、ノースペース大会は二度目だが競技中にアイスバイルを落とすミスで総合順位 29位にとどまり、26人が出場した準決勝戦に進出することができなかった。
 奈良さんは2007、2008年ジャパンカップで優勝を占めたほどの技量に優れたクライマーであるだけでなく、素敵な競技スタイルを期待したクライマー仲間達の悔しさも大きかった。

「それでも今回は一緒に参加した仲間が3位に入賞して満足です。去年も感じましたがアイスパークはその規模がとても大きくて、人工的に作った氷壁とは思えません。よく組職化されて円滑な競技運営のノースフェイス大会にもすごく驚いています。日本にもこんなに立派な人工氷壁と大会があったらいいと思います。」
「日本にある人工氷壁は、人工壁のようなフレームを作って、その上を氷らせる形態なので規模が小さいので、ほとんどは自然の氷壁やミックスクライミングを中心に楽しんでます。自然にミックスクライミングが一番好きです。」と語った。
 
 日本氷壁登山界の看板クライマーでもあり五歳になった双子の息子のお父さんである彼は、度胸と犠牲精神がバックボーンとなる消防署員でもある。筆者が去年、ジャパンカップルートセッターで参加した当時、縁を結んだ彼は自分自身が最高であるという自負と堂々とすることで一杯になっていた。今度ノースフェイス大会で良い成績をおさめることはできなかったがそれにこだわらず、一緒に来た同僚選手たちと競技場の雰囲気自体を楽しむ姿に、余裕のあることが感じられた。

 奈良さんは普段は家から自動車で1時間ほどの距離にある自然岩壁と自宅にある人工壁で練習し、家族と仕事を非常に大事に思っている。彼はコンペクライミングも重要視はするものの、実際はコンペクライミングはトレーニングの一環と考えている。

「コンペを通じて実力を高めて、自然に対する挑戦を続けたいです。自然の中にある難しいミックスルートや大きい滝にも挑戦するつもりです。機会がありましたら、また韓国を訪ねて素敵な競技に参加したいです。」
 イ・ゼヨン ノースフェイス社課長
------------------------------------------------
以上記事引用終わり
※上記リンクの記事には、奈良氏のポートレートも掲載されています。

 当記事の冒頭にも書きましたが、韓国の山岳メディアで日本人、特にクライマーが取りあげられるのは滅多にありません。
 ちなみに、クライミング(コンペ)の盛んな韓国では、山野井泰史よりも平山ユージの方が有名です。
 韓国・大韓山岳連盟の京機道支部主催の登山学校のキャンプで寝泊まりさせていただく機会がありました。
 たまたま日本人の私が皆が整列しているところに顔を出すとざわざわっと
 「・・・イルボン(日本人)」
 「・・・イルボン(日本人)」
 と、あちこちからささやき声が聞こえてくるのが聞こえました。
 ああ、韓国の登山者って、ナマの日本人と接する機会あんまり無いのかな~、とその時思ったものです。

 韓国でも大手の山岳誌である月刊「山」に、日本人クライマーとして奈良氏が掲載された意味は決して小さくないと考えます。

|

« 甘くない砂糖 | トップページ | 小倉 菓子巡り »

クライミング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/44176409

この記事へのトラックバック一覧です: 韓国人の日本人クライマー像 奈良誠之氏の場合:

« 甘くない砂糖 | トップページ | 小倉 菓子巡り »