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氷壁を造った理由。

手作りの人工壁をご自宅に造り、日々楽しんだり鍛えたりされている方も多いかと思います。
アラスカで自宅に氷壁を造った男がいます。
登山天国のアラスカで何故?

Man creates massive ice climbing wall in his own backyard by KARE11 2/16
以下記事引用開始
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Ice1アラスカのアンカレッジに住む彼は、寒さと創造力を駆使してアウトドアを楽しむ方法を見つけました。
15年以上の経歴をもつクライマー、ジョー・リッグズは最近はスポーツを楽しむ時間もありませんでした。
そこで今、彼は裏庭に造った氷壁でトレーニングしています。
「このシーワードハイウェーで、こんな急な所は見つからないでしょう。私たちは6月にここに引っ越してきました。それでも(クライミングは)やってやろうと思ったんですよ」
ジョーは園芸用ホースにPVCパイプをつなげ、氷が成長していくのを見守りました。
一見おかしいようですが、彼は父親としてベストを尽くしているのです。
ジョーと妻であるアンバーの生活は、息子ライケルを中心に動いています。
Ice2生後七ヶ月の彼には脳性麻痺があり、常に誰かが一緒にいる必要があります。
子供が障害を持っているとすれば、誰にでも苦労が伴います。特にアラスカの屋外へ長期の旅に出るのは困難なことです。

沢山の遊びと物理療法で、赤ちゃんはよくなっています。
そして、父親も。
氷柱は成長し続け、現在は50フィート以上の高さに成長しました。
製作を始めてから、ジョーは氷結用の流水を止めていません。気温が氷点下になっているので、止められないのです。
(中略)
アラスカには素晴らしいアイスクライミングエリアがあります。
しかしベビーモニター(訳者注:乳児監視用品 監視カメラや乳児の動きや泣き声が一定時間無ければアラームが鳴る等の器具)を設置できるクライミングエリアなどありません。
 ジョーが語るには、氷柱は春になれば溶けて縮むので、ガレージに倒れる心配は無いと考えています。
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以上記事引用終わり

 障害を持つ子供がいるため、山行に出かけるのが困難なジョー・リッグズは自宅に氷柱を造り、アイスクライミングを楽しむのでした。
 上記リンクには短いニュース動画も併設されていますので、こちらをご覧いただければジョー・リッグズのクライミングと一家の様子がより詳しくわかります。

 さて、真に強いクライマー、登山者とは、どんな人を指すのでしょう。
 無尽蔵な体力を誇る人。
 難しい岩壁を登る人。
 悠々自適の退職金生活で8000m峰に行く人。

 私は過去記事「アフガニスタンの人工壁」でも痛烈に感じましたが、人生のどんな状況下にあっても、山を、クライミングを諦めない人を、真に強いクライマー、登山者として心から尊敬します。

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