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利用される『英雄』

チベット侵略が『開放』『民主改革』50周年だそうで、チャンコロ政府のお抱えメディアは祝賀ムード一色ですな。

え?
チャンコロは差別用語?
じゃあ社会の公器たる中国メディアで「小日本」とか「日本鬼子」っつー表現もやめてほしいものですな。

1960年にチョモランマ北面からの登頂を果たした中国隊のサミッター3名のうち、王富州氏、屈銀華氏には登山のヒアリングのためお会いした事があるのですが、もう一人、登頂隊員で唯一のチベット人貢布(ゴンブ)氏にはお会いしたことがありませんでした。
現在73歳、お元気のご様子です。

藏族登山英雄貢布的晩年生活(3)(図) by 新華網3/27

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チョモランマ登頂後は体育局の仕事を勤め、野生自然保護区の設営、チベットの都市ニェーラムで病院設立に尽力したとのこと。パントグ女史もそうですが、初期の中国登山関係者はたいてい社会建設に力を注いでいます。

で、この記事にサラッと書かれているのが

昔日旧西藏“堆窮”(農奴)家的窮孩子成為中国的登山英雄。
(昔のチベットの農奴の貧しい家の子供が中国の登山英雄になりました)

と、賞賛しているわけですな。

チベット侵略はチベットの奴隷制度を開放した!
という世迷言は朝日新聞社出身の西園寺一晃氏はじめ、日本の左翼関係者もよく言う詭弁なわけですが、こういう登山家の紹介にチベット侵略を正当化する文言を含めるとこはさすが中国4000年(笑)

私は登山者の一人として、偉大な先達である貢布氏の健康と幸福をお祈りいたします。
また、登山という行為が国家のプロパガンダに利用される現実も冷静に見つめたいと思います。
「平和あっての登山」と語る日本のどっかの山岳団体は、ほんとに平和ですね(棒読み)

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