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日本にはウエムラ記念館があるのに・・・

1977年にエベレスト韓国人初登を果たし、わずか二年後にデナリで滑落死した韓国の登山家コ・サンドン氏。
コ・サンドン氏については当ブログでも『韓国隊エベレスト登頂30周年』で取り上げました。
今、コ・サンドン氏の故郷である済州島で、「コ・サンドン記念館」設立の話が持ち上がっています。

世界最高峰で韓国の威信を高めた済州人コ・サンドン、彼がよみがえる! by 済州の音4/16

最近はコ・サンドン氏の存在が忘れ去られつつあることに済州島の関係者たちが危惧し、今回の記念館設立の企画が持ち上がった模様。
そこで登山家の記念館として引き合いにだされたのが・・・

以下記事引用開始
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(略)
 パク・ギョンフン済州伝統文化研究所長は、コ・サンドン記念館設立提案で、国内外の他の事例を提示した。まず日本人として最初に1970年エベレスト登頂に成功したウエムラナオミを記念する日本東京都板橋の「ウエムラ記念館」を例に出した。
 ウエムラナオミはコ・サンドンと非常に似た登山家として理解されている人物だ。1970年日本最初のエベレスト登頂に成功し、14年後の1984年マッキンリー登頂に成功した後、下山中に失踪した世界的な登山家だ。
 彼を称えるためにウエムラの母校である明治大学山岳部の先輩後輩たちが中心になってウエムラ記念財団を作り、この財団を中心に没後8年目の1992年、東京都内に「ウエムラ冒険館」という記念館を建てて、彼が残した 200点の遺品が展示されている。
(後略)
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以上記事引用終わり
というわけで、お隣韓国・済州島の方々が日本の植村記念館に熱い視線を送っているのでありました。

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左:77年韓国人初のエベレスト登頂を果たしたコ・サンドン氏、右:祝賀パレードでのコ・サンドン氏
この画像は二枚一組で、よく韓国メディアに用いられていますね。

韓国国内の登山家記念館の事例としては、8000m峰16座(14座+ヤルンカン、ローツェシャール)を果たしたオム・ホンギル氏の記念館が既に設立されていることも、済州市民の感情を刺激している模様。
上記の記念館設立シンポジウムには行政、議員なども参加、かなり突っ込んだ議論が展開されたようです。

 70年のJAC隊エベレスト登頂にはエベレストスキー隊と絡んだ談合など、種々の裏工作が行われ、それをもって登山として低くみる向きもあります。(先日逝去された原真氏はその批判の先鋒であった)。
 しかしながら、こういった済州島民の熱い議論を読みますと、一国の世界最高峰初登頂という行為がいかにインパクトの大きなイベントであったのかを伺い知ることができる記事であります。

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