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生と死

叔父の葬儀参加のため、30日~1日と一泊二日の東京行き。
ただし、父含む年寄り爺7人引率。
乗車券と特急券の区別もわからない、JRと私鉄の違いもわからないお年寄りをエスコートしての二日間。
10kmマラソンのゴール後、「すみませんが今来た道走って戻ってください」と言われるような疲労感。

葬儀場のある東京、多摩市に到着。
葬儀場の裏にある川に年寄りたちが鯉を見つけ、
「鯉泳いっだず」(訳・鯉が泳いでいるぞ)
「誰も釣らねんだべが?」(訳・誰も釣らないのですか?)
そして鯉の洗いや鯉の肝喰ったとか、鯉の話題で小一時間過ごす。

告別式が終わり、火葬場へと向かうマイクロバスに乗る。
年寄りたちは、緑豊かな多摩市の森や緑地に目を向け、
「あそごさワラビみだいな生えっだず!」(訳・あそこにワラビのような植物が生えているよ)
と騒ぎ出す。

東京の自然保護系NPOのお上品な方々と違い、山形の爺どもは

自然 = 喰える

という発想 しか 頭にないことがよぉ~くわかった二日間。

年寄りたちのエスコートに少し疲れ、葬儀場の近くのコンビニで東京新聞と産経新聞を買って読む。
気晴らしに外の空気を吸いに行く。
ご遺体の入った棺から、ほんの十数メートル離れた庭先の笹にカマキリの卵を発見。

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孵化した無数のカマキリが、笹の葉に群がっている。
死者の傍らで繰り広げられる、生命あふれる光景に、しばし私は見とれていた。

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