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スパンティーク韓国隊隊長 キム・ヒョンイル

今夏スパンティーク北西壁をめざす韓国隊隊長キム・ヒョンイル氏については、当ブログでも過去にちょろっと取り上げました(最近は自分のブログ読み返すのもめんどくさい)

 自分を受け止めるということ。(06.02.13)

氏の近況が月刊「山」にとりあげられました。

[ピープル]光る壁スパンティーク北西壁に挑戦するK2エクストリームチーム キム・ヒョンイル隊長「極限の登攀から最高の達成感を感じたい」 by 月刊「山」6月号

以下記事引用開始
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2009060800767_0 キム・ヒョンイル氏(41歳、ソウル市山岳連盟理事・教育技術委員会副委員長)が再び高所のビッグウォール新ルートに挑戦する。キム氏は4名の後輩クライマーとともにパキスタンのスパンティーク(7,027m・別名ゴールデンピーク)北西壁にコリアン ルートを開拓する野心に満ちた計画で6月2日出国する。スパンティク北西壁は標高差2,100mのミックス壁だ。

キム氏は90年代末以降、韓国を代表するビッグウォール登攀を実践してきた。1999年エクストリームライダー(訳者注・韓国の登山学校)講師らと共に、火谷山(コクサン)採石場に人工登攀ルートを8本開拓したのに続き、2004年千等山(チョンドゥンサン)にA3級の人工登攀ルートを開拓した。彼がやり遂げた人工登攀の頂点は、2005年パキスタンの大岩塔ネームレスタワー・クラックスゾーン新ルート登攀だった。

その登攀の価値を認められ、2006年大韓民国山岳賞・開拓賞を受賞した彼は、以後新しいスタイルの登攀を試みた。 多くの装備を利用する人工登攀に代わり、できるだけ装備を減らし速い速度で登攀を行うアルパインスタイルの登山家に変身したことだ。 昨年成功したカラコルムヒマラヤのアディルピーク(5,300m)新ルート‘父のために(For Our Farthers,Ⅵ・5.11a・M7)’は彼の変身を見せた登攀だった。

彼はアルパインスタイル登攀のためにしっかりと準備をした。 心肺機能と筋持久力強化のために山岳マラソンを日常化し、雪と氷・岩と入り乱れたヒマラヤの壁の状況に合う訓練のためにミックス登攀に力を注いだ。彼はアルパインスタイル登攀の魅力を、極限の登攀から来る最高の達成感だという。

キム・ヒョンイル氏は一時期本人の名前よりは‘ヒョンジンの兄’と呼ばれたりしていた。 キム・ヒョンジュンは90年代を代表するビッグウォール・クライマーとして活躍、98年9月チェ・スンチョルらと共にインド ヒマラヤのテレイサガール北壁登攀中、頂上直下の雪壁で原因不明の事故で墜落死した登山家だ。キム・ヒョンイル氏は弟が事故に遭った後、テレイサガール北壁に二度挑戦した。

「最近は夢に現れる回数が減りました。 それでも浮び上がるときはとても見たいですね。テレイサガールは機会が与えられるならば、もう一度登攀したいです。 適当な高さ、難度の高い氷雪壁など色々な面で登山家にとって良い試練を与える舞台ですね。」

キム・ヒョンイル氏は昨年8月、韓国を代表する登山用品製造・輸入・販売業者のK2に電撃スカウトされた。
彼が引き受けたことはクライミングチームの支援および体系的な運営だ。キム氏は会社のために商業的なマネジメントにもウエイトを置くが、登山文化発展にも役に立ちたいと話す。同時に高所のビッグウォールに対する絶え間ない夢を明らかにした。

「来年にはチベットの7,000m級の未踏壁に挑戦したいです。もうやめなければならないのではないかとも言われますが、クライミングは私にとって生きていく過程と同様です。中毒したようですね。」
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以上記事引用おわり

今夏、スパンティーク北西壁をめざす方々のご活躍と無事下山をお祈り致します。

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