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韓国隊もスパンティーク・ゴールデンピラーに遠征

今夏はカラコルムのビッグウォール、スパンティーク峰北西壁・ゴールデンピラーにあのGIRIGIRIボーイズが遠征と聞き及んでおりますが、お隣の韓国隊もバリバリの強者が同じくゴールデンピラーを狙う模様。

我々が登れば新ルートになる 「K2遠征隊 黄金壁」挑戦 by 中央日報5/24

K2、スパンティークゴールデンピーク遠征隊発足 by 韓国経済新聞5/20

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左より、87年ミック・ファウラー隊、00年ロシア隊、そして右のラインが今回韓国隊予定のライン(画像は中央日報)

以下記事引用開始
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“新ルートで登るということはガイドブックの無い旅行のようだ。それは文章に付く疑問符も同じものだ。”
スロバキアのクライマー、ドド・コポルドが 2006年カラコラムヒマラヤのビッグウォール3ルートを登った際に残した言葉だ。彼はハイナブラック、シプトンスパイア、ウリ・ビアホをアルパインスタイルで登った。

 ヒマラヤでアルパインスタイル登山を初めて試みたのは、伝説的なクライマー、ラインホルト・メスナーだ。1975年メスナーはガッシャブルム1峰(8068m) 北西壁を57時間で登った。アルプスでも行われた大胆なスタイルのクライミングが、ヒマラヤ 8000m峰でも本格化されたのだ。
 アルパインスタイルでカラコルムヒマラヤのビッグウォールに挑戦する遠征隊が企画された。カラコルムヒマラヤの難壁、スパンティーク・ゴールデンピーク(7027m) 新ルート開拓のために 6月 2日出発する、K2スパンティークゴ−ルデンピーク登山隊(K2コリア・中央日報後援, 以下 K2遠征隊)だ。

 キム・ヒョンイル(41)・ミン・ジュニョン(36・以上 K2イクストリームチーム)・キム・パルボン(35)・ソ・ゾンファン(26)ら 4人で構成されたK2遠征隊は、酸素使用と固定ロープを排除したアルパインスタイルで高度差 2000余mのビッグウォールに挑戦する。
 スパンティークゴールデンピークはパキスタン北部カリマバード(フンザ)から 30kmほど離れ、日暮れに北西壁が黄金色に染まることから付けられた名前だ。柱のように見えるとしてゴ−ルデンピラーとも呼ばれる。

 上端1500mはほとんど垂直に近い難壁で、ミックスクライミング(雪・氷・岩壁)で 30ピッチ(1ピッチ 50~60m) 以上登らなければならない。87年ミック・ファウラーと2000年ロシア隊が開拓したという二つのルートがあるだけだ。
 K2遠征隊が挑戦する新ルートは、ゴ−ルデンピーク右側に計画された職等ラインで高度の体力とテクニックを要求するルートだ。新ルートから頂上に登ったら、韓国遠征隊が新しい名を付けることになる。
 アルパインスタイルの核心は超軽量・速攻だ。K2遠征隊はベースキャンプ(4600m)から頂上まで一気に登る計画だ。キム・ヒョンイル隊長は「登山では5泊6日の予定で眠る時間を削って、90時間位は休みなしに登る」と語った。
 クライミングはキム隊長がルートを開拓、2人が後に従って荷揚げする。隊員たちのリュックサックの重さは15kg前後、クライミングに必要なハーケン・スクリュー・スノ−バーなど最小限の装備と食糧、そして寝袋がすべてだ。ビッグウォールで用いられるポーターレッジ無しにビバークをして強行突破する。
 隊員たちは去る 4月、国内最大の岩壁の一つである鬱陵島錐峰(430m)北壁に新ルートを開拓、「Leave No Trace」と名付けた。キム隊長は「クライミングでよく使われるハーケンとボルトを使わず、‘跡を残さない’と言う意味で名付けた」と説明した。
 文・キム・ヨンジュ記者
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以上引用おわり

 隊長のキム・ヒョンイル氏はだいぶ以前当ブログでも取り上げましたが、韓国隊によるテレイサガール北壁完登で活躍されたクライマーですね。
 記事の最後に鬱陵島の話題が出てきますが、こちらは月刊「山」に記録が掲載されておりました。NHKラジオの気象通報でおなじみの鬱陵島にあんな岩壁があるとは知りませんでしたが、このスパンティークの前哨戦だったんですねえ。
 この登山隊の主体を成すK2イクストリームチームとは、韓国の登山用品ブランド「K2」が組織したスポーツクライミングとビッグウォールクライマーからなる専属クライミングチームであります。
 先日書いた女性初8000m14座登頂を目指すオ・ウンソン、ゴー・ミスン女史もそうですが、韓国では登山用品メーカー・ショップが 大 い にクライマーをバックアップしているのが特徴的です。
 さて、日韓クライマーの成果が注目される今夏のカラコルムです。

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