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大岡山

月山の花状況を確認すべく、牛首・姥ヶ岳を廻る。
午前中に山行を終え、移動の車中で軽く昼食。
以前から気になっていた、山形市北東部に位置する大岡山(標高401m)に向かう。
本業に育児に時間が制限される兼業ガイド、本日はダブルヘッダー山行。

Pa0_0664山形市近郊の山といえば、千歳山、盃山、富神山がよく知られている。
いずれも形が整っていて展望も良く、市民に愛されている山だ。
大岡山は、北蔵王連峰から張り出した山岳地が背景にあるためやや目立たないが、顕著な台形をしている。
山に近づく程に、登高意欲をそそられる。

山と渓谷社の分県登山ガイドをもとに、山麓の風間地区からアプローチしてみる。
藪と蜘蛛の巣だらけの細い道をたどるが、少し登った稲荷神社で道は途切れていた。
一端下山して車に戻り、「南側登山口」から登ってみる。
細い農道の先に車が2台ほど駐車できるスペースがあった。
少し登ると不動明王のお社。細いパイプから清水が流れ、水の音だけが聞こえる。

そこからの登山道はひたすら「つづら折り」の急登。
気温は27度、午前中の月山とはうってかわって暑い。
ナラとマツで展望のきかない道をひたすら登ること約20分。
両腕と顎から汗がしたたり落ちる頃、姥神の像が突然現れた。
頂上にはそこから1~2分で到達。
木々の間から山形盆地がのぞくことが出来る。

Pa0_0667 お社が3体並んだ、静かな頂上。

Pa0_0665 7月の低山、唯一楽しませてくれた白い花。名前不明。

頂上で涼しい風に吹かれ、下山。
この大岡山、とりたてて展望が良いわけでもなく、登山道に特徴は無いのだが、頂上直前の姥神像が強烈に印象に残った。
急登を登り切った、絶妙なタイミングの場所に配置されているのだ。
胸をはだけ、口をカッと開いた形相。
分県登山ガイドの著者、奥田博氏は「ユーモラスな」姿と形容しているが、私は畏怖、恐れに似た感情を抱いた。(そのため写真を撮るのもためらい、撮っていない。)

姥神像の強烈な印象、それが私にとって大岡山の全てである。

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コメント

突然ですが、大岡山の登山道の情報を教えて頂きたいのですが。
今の季節だと暑くて大変だと思いますが、登山道は草木で荒れているのでしようか。
お分かりになれば、是非ご教授お願いいたします。

投稿: 佐藤澄夫 | 2015.07.17 21:14

re: 佐藤様
 お問い合わせありがとうございます。
 
 まず登山道の状況に関してですが、
 大岡山は地元の方には結構ポピュラーな山です。
 今の時期、伸びた枝や草が邪魔になるかもしれませんが、荒れて登れないということはないと思います。

 私が最後に登ったのが2010年12月ですので、その後の整備状況がわからないのですが、風間不動尊からの登山コースがわかりやすく取り付きやすいと思います。

 佐藤様予想のとおり、夏は暑いと思いますが、木々の間からは山形盆地が気持ち良く眺められます。
 すみません、今出張中で手元に資料が無いのですが、山頂にある三体のお社のうち一つは「金比羅様」で古くは人々の信仰の対象にもなった山です。
 どうぞ大岡山登山を楽しんで来て下さい。

 なお山道は凝灰質の道で、雨で濡れている時などは滑りやすいかと思います、どうぞご注意ください。

投稿: 聖母峰 | 2015.07.17 22:01

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