『農』の日々。
気象庁もサジ投げて東北の梅雨明け宣言放棄。
私の会社員人生のようにどんよりとした空が続いておりますです。
今月は諸般の事情で、山形県内のとある農場で働いてます。
(あ、会社はまだクビになってません。社員の身分のまま派遣みたいな形です)
私の所属する部署で現場仕事が入ると、そちらにかり出されます。
有事には本来の仕事。
それまでは農作業。
まさに 平 成 の 屯 田 兵 状態。
本日は収穫物を出荷できるよう、綺麗に整える細かい作業。
パートの若い女性と対面で作業。
どうやら私が山やっているという情報を吹き込まれているらしく、色々聞かれる。
その女性、幾度か月山でボードでバックカントリーの経験があるという。
月山でBCのツアーを開催しているといえば、ガイドは限られる。
よくよく聞けば、IDEHAさんのクライアントでした。
さらに、彼女の友人は今年富士山に登りたいと張り切っているという。
ある業界関係者から富士山ブームは関東近辺ぐらいだよと聞かされていたが、やはり全国的にも富士登山ブームなのか・・・と思う。(山形県内でも富士に登りたい、という声は時折聞く。)
農作業の合間、隣の水田に目をやると、様々な植物が楽しませてくれます。
キツネノボタン。
ボタンというよりは、映画『KILL BILL』で栗山千明が振り回していたアヤしい武器に似ていますな。
名前不明。
ぽつんと水田脇に美しく咲いてました。
香りからして、ハッカの一種。
以前、各県の特徴を取り上げる楽しいバラエティTV番組で、世界一のハッカ産出地として北海道の北見が取り上げられていましたが、そもそもはかつてハッカ産出日本一を誇った山形県から持ち込まれたものです。(明治時代の話)
その昔、山形ではハッカが大量に生産され、ハッカ脳(ハッカの固形物)として出荷されていました。
同時に大きな役割を果たしたのが、「木地師」が作るハッカ容器。
根拠となる資料名を思い出せないのですが、以前読んだ郷土資料の写真には、今現在のコショウ入れのような形の容器が掲載されておりました。
木地師が作るものといえば椀物のイメージを抱く方がほとんどだと思いますが、こんなものも作っていたのだなあと印象に残っておりました。
山形のハッカはその後、合成香料の発達で廃れていきました。
稲の花も咲き始め。
天候不順と言われる今夏ですが、良い実りになりますように。
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