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いにしえの人工壁。

ロシアの某クライミングサイトに掲載されていた画像です。

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石積みで構成された人工壁。

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裏側の様子。鉄骨で補強されています。

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もちろんリードクライミングも可能。

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人工壁近景。石を積み上げ、セメントで固めた様子がよくわかります。

この人工壁が建設されたのは1987年。
人工壁としては初期のものですね。
場所はロシアの古都スモレンスクの南東、デスノゴルスク(Desnogorsk)という街です。
このデスノゴルスク、1974年から原子力発電所の開発で栄えた街ですが、かのチェルノブイリ原発事故(1986年)で開発がストップ。街全体に失業者があふれ(当時のソビエト体制でも失業ってあったんですね)不景気のどん底、治安は悪化。
そこで青少年育成のため当時の政府がスポーツを奨励、その一環として建設されたのがこの石積み人工壁なのだそうです。

日本でも人工壁が盛んになる以前は、石垣登りに精を出したクライマーの方は少なくないかと思います。(私も学生時代に「常盤橋」なんて石垣にOBから誘われました)
考えることは誰しも似たようなものになるのでしょう。
その石積み人工壁設立の陰に、原発開発とその挫折が関わっているとは、ロシア(旧ソ連)らしい事情が伺えます。

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