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アイガー北壁『ジャパニーズ・ディレティシマ』フリー化

ロシアの某クライミングサイトを閲覧していたら、キリル文字の中に「Japanese route」の文字発見。
改めて検索してみると、アイガー北壁、あの『ジャパニーズ・ディレティシマ』のフリー化成功の記事でした。
詳細に関してはPlanetmountainが英文記事を配信しています。

Eiger North Face, Japanese Diretissima freed by Jasper and Schäli by Planetmountain9/17

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 このフリー化を成功させたのはドイツのRobert JasperとスイスのRoger Schäliで、 8月28~31日にかけて行われ、8a, M5というグレードが付けられました。
 Japanese Diretissimaとして知られる同ルートは、1969年に加藤滝男・保男兄弟、今井通子ら6名によって開拓された直登ルートで、中高年のアルパインクライマーなら知らない方はいないはず。
 私が小学生の頃読んだ、学研が出版した冒険・登山の本でも多くのページを割いてこの登攀の記録を子供向けに掲載していた程です。

 今回成功したドイツのRobert Jasperは1991年に最初にトライしたものの落石のため退却、その後2003年にRoger SchäliとSimon Anthamattenペアが試みましたが、1000m程登った地点でやはり落石のため断念。
 今回の登攀も落石に悩まされながらの成功で、6年かけたプロジェクトだったそうです。
 これだけトライされているということは、やはり69年の日本隊のルートは現地ヨーロッパのクライマーにとっても魅力的なラインだったということでしょうか。

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フリー化に成功したRobert JasperとRoger Schäli

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コメント

私もいつもルート図を見るたびに紙面が割かれているこのルートがどうなっているのか気になりました。チェコルートと共に目立つルートです。

8a, M5ならば今までフリー化されていなかったのが不思議なほどですが、元々冬だから落石が少なかった訳で、冬にフリー化出来ないのかと思います。

確保地点が殆どないと言うのが凄いですね。

投稿: pfaelzerwein | 2009.09.19 03:31

re: pfaelzerwein様

<<確保地点が殆どないと言うのが凄いですね。

「フリー化」(原文タイトルではfreed)という表現を用いていますが、先人の成果からより進化したというよりも、全く別物のクライミングとして考えるべきでは・・・とも感じています。
 開拓当時から現在では、クライミングギアも、岩をルートとして見る眼も異なるでしょうから。

 いまだに話題に事欠かないアイガー北壁、やはりヨーロッパアルプスの象徴的な存在なのだと認識させられます。

投稿: 聖母峰 | 2009.09.19 22:07

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