登山用品店スクラム&山岳誌『ゆうゆう』
今滞在してるところはJR新下関駅の近く。
どうも新幹線のために作られた駅で新興開発地らしく、宿のまわりは夜になると漆黒の世界(笑)
え?
下関?
フグ?
海原雄山じゃあるめーし、毎日夜食はスーパーのタイムサービス半額「助六寿司」だっちゅーの。
今夜も上司に飲まされルンルンと閉店間際のスーパーに歩いていく途中、「アウトドア」と書かれた看板を偶然発見!
翌日仕事が終わった後、上司に飲まされる前に速攻でその店を訪れる。
店内は、はっきり申し上げて登山用品の品数はあまりありません。
フェアトレード商品と、いくつかの登山・キャンプ用品。
私が持っていた某社のトートバッグに目を付けられ、ご主人からいろいろ話しかけられました。
営業は登山靴修理をメインに、ツアーガイドもなさっているとのこと。
どうもこの地域のアウトドア愛好者の良き情報交換の場になっているお店のようです。
店を訪問するに際して一番興味を抱いていたのは、山口県の山に関する資料。
(ここ新下関駅の近くには、公立図書館が存在せずえらい不便)
いやいや、掘り出し物がありましたよ。
季刊誌「ゆうゆう」
九州・中国・四国地方のガイドブックを出版されている土井茂則氏が編集・発行している、山口県に根ざした山の機関誌。
私はちょっと昔ワケありで身近な山だった「(島根県の)三瓶山」特集号を買い求める。
土井茂則氏が書いた大山のバリエーションルートに関する分厚い本も店頭にあり、その本を欲しそうに眺めていたら
「あ、それは私の本で非売品です」
とご主人に先手を打たれる(笑)
この「ゆうゆう」、土井茂則氏という個人の尽力によるところが大きいのだが、九州の「グリーンウォーク」誌といい、地方に根ざした山の定期刊行物があるのは素晴らしいことです。
(蛇足ながら、かつて北海道で出版されていた『RISE』誌は山と渓谷社のアウトドア誌が束になってもかなわない質の高い刊行物だったと確信している。)
こうしてみると、素晴らしいフィールドに恵まれながら東北地方の人間は口も筆も重いなあと考えさせられます。
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