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Jerzy Kukuczka を覚えていますか 

強力なクライマーを多数輩出しながら、低レベル山岳誌がまかりとおる日本ではほとんど情報が入ってこないポーランドのクライミングサイト(ブログ形式)を拝見していたところ、ある日突然『Jerzy Kukuczka』のタイトル。

27kukuczka_portretそうです。
1989年の10月24日は、あのイェジ・ククチカがローツェ南壁で亡くなった日でありました。
メスナーに次いで8000m14座登頂に成功しながら、ローツェ南壁完登目前に転落、径6mmのロープが切れ、不世出のクライマーはシュルンドに消えたのでありました。
その過激な登頂スタイルから、日本でもメスナーより高く評価している方は多いと思いますが、その人柄とクライミング経歴はあまり知られていないのが実情ではないでしょうか。(酒の密輸で装備品・遠征費稼いでいたとかいうアンダーグラウンドなネタ程度しか私も知りません。)

地元ポーランドのサイトらしく、タトラ山脈におけるクライミングの経歴などがつづられていますが、やはり輝かしいヒマラヤの成果、ポーランド国内外でのスポーツ関連の表彰について記述されています。メスナーは拒否したことで有名な、IOCからのメダル授与ではククチカは銀メダルに輝いています。
英語圏ではククチカの自伝が出版されていたはずですが、日本ではちょうど岩雪やらが廃刊でガタガタになっていた頃で、日本で取り上げる出版社も無かったでしょう。

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ククチカの転落箇所を示す画像(撮影はクシストフ・ヴィエリツキ)

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ネパール、チュクンに設置されたククチカのメモリアルプレート。
ククチカの他、ローツェ南壁で亡くなったポーランドの岳人Rafal Cholda(85年に転落死)、Czeslaw Jakiel(87年に雪崩で遭難死)の名前が刻まれています。

ククチカの経歴は、まさに「記録にも、記憶にも残る」クライマーといえましょう。

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