« ディビッド・ラマ、セロトーレに遠征 | トップページ | 地獄に堕ちるべきは小沢一郎というバカ »

三瓶山(さんべさん)

出張先の休日、島根県の三瓶山(さんべさん)に登る。

さんべさんホームページ by 島根県大田市商工観光課

20代前半の頃、業務のため頻繁に島根を訪れる機会があり、三瓶山山麓もよく訪れていたのだが、残念ながら登る機会が無かった。ウン十年ぶりの、三瓶山登山の機会である。

大山(だいせん)とともに火山として知られる三瓶山は、その古い歴史とともに中国地方の名山といえる。
周辺に広大な草原を有し、20代前半に訪れた頃の記憶では、放牧地に松の木(里程を示す松の大木が残っている)、観光客向けの馬が記憶に残っている程度だ。
その松の大木、定(さだめ)の松も数年前に枯死して伐採されていたと聞いていたが・・・

Pa0_0806 その昔、里程を示す道標代わりの松の木は今も残っておりました。
本日は「西の原」と呼ばれる広大な放牧地から、まずは男三瓶山(標高1126m)を目指す。

San1
西の原登山口から望む三瓶山。
左が男三瓶山(1126m)、右が子三瓶山(855m)。

滞在先の大田市立図書館が12月まで蔵書整理で閉館だったため、登山の資料は以前山口県で入手した季刊誌「ゆうゆう」の三瓶山特集号。この中で編集人の土井茂則氏は、西の原から登るルートを三瓶山全ルートの中で最も厳しいルートと記述している。氏の指摘のとおり、真夏に登ればそうかもしれないが、晩秋の今は快適なルートだった。
ススキで覆われた、広大な西の原を横切り、三瓶山に取り付く。針葉樹のつづら折りの道を登り、やがて灌木となり、草原となる。登り始めて一時間少しで頂上稜線に到達。景観が素晴らしいルートである。

Pa0_0795
晩秋で花は期待していなかったが、山麓にも山腹にも、そして稜線にも、ナデシコが花開いていた。
昨日まで連日続いた雨で大部分はくたびれていたが、幾つかは見事な花を咲かせている。

広い男三瓶山頂に到達。
少し下ったところにある三瓶山頂避難小屋で少し休憩。
大阪から来たという男性が一人ラーメンを作って休まれていた。その方もしきりに「いい山ですね」と感激していた。
気圧配置図は二つ玉になりかけ、空は厚い雲に覆われ気温も低い。
子三瓶、孫三瓶を廻ってのんびり過ごす事も考えていたが、早めに降りるべく女三瓶縦走コースに進路をとる。

Pa0_0779 三瓶山頂避難小屋から少し下ると、道は両側が切れ落ちた細い登山道になる。
同時に西の原ルート上部とは対照的な、豊かな植生。
西日本とはいえ、日本海側の山らしく笹にブナ。
急傾斜の登山道を下りながら、西の原ルートの風衝地を形成した季節風、そしてその陰に発達した植生に自然の妙を思う。

男三瓶から女三瓶に至る登山道からは、三瓶山の特徴であるカルデラの中央部を望むことができる。
San2
山形の蔵王とは異なり、三瓶山のそれは緑に覆われている。
西の原ルートでは誰とも会うことはなかったが、やはり人気の山なのだろう、女三瓶からやってきた中高年の団体パーティー二組とすれ違う。
女三瓶山頂には各種無線・放送設備の巨大なアンテナ施設が建っている。
しかも保守点検中らしく、荷揚げのヘリの爆音がにぎやか。
このアンテナ施設、放送局だけでなく防災無線・警察無線の施設も建っており地元の人々を支えている施設である。耳障りではあるが致し方ない。
女三瓶から東の原に下山するが、ずっとヘリの爆音を耳にしながらの下山とあいなった。

下山後は東の原から車道を一時間ほど歩き、志学・三瓶温泉へ。
昔、出張でよく利用した国民宿舎「さんべ荘」で入浴。冷たい風にさらされ冷えた体を温めて、バスで滞在先に戻る。

宿で洗濯と休養、放大テキストの勉強と午後はゆっくり過ごす。

|

« ディビッド・ラマ、セロトーレに遠征 | トップページ | 地獄に堕ちるべきは小沢一郎というバカ »

山岳ガイド日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/46773078

この記事へのトラックバック一覧です: 三瓶山(さんべさん):

« ディビッド・ラマ、セロトーレに遠征 | トップページ | 地獄に堕ちるべきは小沢一郎というバカ »