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イェジ・ククチカは生きている。

ちょいとキワモノ的なタイトル付けましたが、よく拝見しているポーランドのクライミングサイトの冒頭を飾った画像がこれ↓

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ポーランドの名峰タトラ山群でも、残置ハーケンの腐食・老朽化が原因の事故が起きており、問題となっています。

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一見よさそうだけど、あ~ら簡単に抜けちゃったい、という画像。

で、こういった残置ギアの撤去・整備プロジェクト(英訳すると「the Tatras without hammer」という名称が付けられています)を支援しているのが、あの故イェジ・ククチカの名前を冠した『ククチカ財団』。(今風のクライマー的にはククチカ・ファンドと訳した方がいいのか?)

『ククチカ財団』ウェブサイト

 この基金は、前述のタトラ山のプロテクション整備の他、遭難したクライマー遺族の支援、山岳出版物の支援、青少年クライマーの育成を支援しています。
 財団のウェブサイトを拝見すると、ポーランドを代表するヒマラヤニスト、アンジェイ・ザワダの「ザワダ基金」という若手クライマーを支援する基金も存在するようですね。

 ポーランドといえばEU内でも多数の「出稼ぎ」労働者を輩出している国家ですし、伝え聞くクライマーの連中に関しても決して裕福な話題は聞きませんが、こういったクライマー間の互助機関がきっちり存在しているというのは、我が日本の登山関係者も刮目して見るべきではないでしょうか。

あ、私アルパインクライマーの糞爺は好きじゃないけど日本各地で岩場整備に尽力しているクライマーの皆様は尊敬してますよ。念のため。

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パサバン、8000m峰14座『女性初』賭けてシシャパンマに

 ロクスノの記事を真に受けていると、韓国のオ・ウンソン女史が8000m峰14座『女性初』に王手がかかった状態ですが、今春にかけてスペインのエデューナ・パサバンが「攻めの一手」に出るようです。

 Pasaban in partenza per essere la prima by Montagna.tv1/28

今春3月2日にはネパールを発ち、4月15日までにシシャパンマを登り終え、同じプレモンスーン期に残りのアンナプルナを目指す模様。プレ期の登山としては異例に早い時期だけに、チベット関係者からも天候に関して「警告」が勧告されています。

 14座最後の1座にアンナプルナを残す韓国のオ・ウンソン女史ですが、韓国の登山雑誌月刊『山』に、カンチェンジュンガ峰登頂疑惑について釈明・解説の記事が掲載されました。
 私も当ブログで指摘しましたが、オ・ウンソン女史自身の登頂証明に関する脇の甘さについては韓国の山岳関係者も同様に指摘しております。こちらは時間ができればまた掲載したいと思います。

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登るゲーリング

ロシアのクライミングサイトで公開されていた画像ですが、おそらく日本では未公開ではないでしょうか。

あの『第三帝国』、ナチスドイツの空軍相にして元帥だったヘルマン・ゲーリング(Hermann Wilhelm Göring )が、ドイツ・バイエルンの名峰Watzmannをクライミング中の画像です。

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もともとゲーリングは幼少から登山に親しみ、13歳で既にグロス・グロックナー等各地の山に登っています。
画像の姿は結構太めですので、ゲーリング本人とすれば怪我の治療のために薬物中毒となって太ったといわれる1920~30年代の頃と推測されます。(ロシアのクライミングサイトでも「Watzmannを登るゲーリング」としかキャプションが無いものでして・・・)

ちなみにWatzmannの東壁といえばヘルマン・ブールが思い出されますな。
ナチの高級将校もクライミングに興じていたんですなあ・・・
国威高揚にアイガー北壁には行かなかったようですが(冷笑)

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話し方

ひどい風邪で末期の平清盛なみに熱でウンウン寝込んでいると、ガイドの師匠からメール。

用件の後、先日の雪崩講習のセルフレスキューのリーダー役は良かったという意味のことが書いてある。

シニカルな師匠のこと、「きつい冗談と受け取ります」と返事を送ると・・・誰それはこういう点を評価した、と何を根拠に良かったと言ったのか、マジレスが往復ビンタのように帰ってきた。

その中にあったのが、「声が通っていた」とある。

う~む。

ブログ上ではわかっていただけないと思いますが、普段の私はボソボソと人には聞き取りづらい声で話す人間である。

山でガイドを務めるためには、もちろんそれでやっていけないので、指示を出すときは声を大にするようにはしている。まして積雪期、雪はその性質上、音声を吸収する性質がある。

 このブログにも細々と書いていると思いますが、自信のない物言いは、中高年女性登山客にはすぐに指摘される。
 月山のブナ林ガイドを始めたのも、そもそもは会社の仕事上で役人との折衝で大失敗をしでかし、人とのコミュニケーションは回数こなす以外に上達する方法はない。それなら自分の好きなフィールドで修練積んだほうがいいや、と始めたのがきっかけではある。

 やはり声って大事なんかな、と師匠のメールを読み返して思う。

 人と話すときはボソボソとしゃべる私、人前で何かスピーチするときは声がでかくなる。
 これはたぶん、原因は中学時代にさかのぼる。
 生徒会長という身の程知らずな役職に就いていた私、日曜も学校に呼ばれ、国語の先生から日本語の発音の特訓を受けていた。
 誰もいない体育館の真ん中に国語の先生が立ち、壇上に私が立って
「あえいうえおあお、かけきくけこかこ・・・・」と、新人アナウンサー研修のような発音練習を延々とやらされていたのだ。しかも、スピーチはマイクに頼るな、という厳命付き。

 もちろん当時の国語の先生には感謝してもしきれないのだが、その練習の結果、どうも私のしゃべり方から「訛り」というものが少なくなっていったらしい。
 大学に入った時も、そのことは先輩に言われたし、日本人初の8000m峰14座登頂を狙う登山家氏からも「先輩は共通語と山形弁のバイリンガルですね!」と言われたものだ。

 ただ、話し方に訛りが少ないおかげで、仕事で山形県内の農村に赴き、地元の人と話をするとたいてい、
 「おだぐ、どごの人や?」(共通語訳:あなたの出身地はどちらですか?)
 と聞かれてしまうのは、山形生まれ山形育ちの私としては少し悲しい。

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【撃沈】放送大学大学院 単位認定試験【散華】

テキスト後半にまだ手が届いていないうちに、あっという間に歳月は流れ(笑)、23日、単位認定試験の日を迎える。
しかも最悪なことに、連日の氷点下での現場仕事でひどい風邪。
今まで経験してないようなひどい鼻づまりと熱で寝込み、23日はよろよろ起きあがりながら会場へ。
受験票には「シャープペンシル不可、HBの鉛筆持参」としつこく書いてあるため、娘からプリキュアやらディズニーのイラストの鉛筆を借りてきた。

試験会場の山形学習センターには6名ほどの受験者がいた。
スポーツ・健康科学の受験者は私含め2名。
今学期から試験持ち帰り可と聞いていたのだが、インフル対策のため持ち帰り禁止になっていた。

2009年度第2学期のスポーツ・健康科学の単位認定試験は択一式で出題数は10問。
テキストしっかり勉強していれば解けると思いますが・・・
私はダメダメでした・・・

高校山岳部から始めた登山を総括したい、という意志で専攻した放送大学大学院のスポーツ健康科学ですが、私にとってはあらためて運動すること(登山で体を動かすこと)の意義を見直す作業になりました。
試験の結果がいずれにせよ、運動(登山)と人体の関係については、今後も関心をもって臨みたいと思います。

月曜からまた出張&現場作業予定のため、試験会場から内科医に直行。
土曜日で休診の医院が多い中、以前に病み上がりでガイド山行を控えた際、にんにく注射の点滴を施してもらったクリニックを訪れ、漢方薬と抗生物質をもらい帰宅。

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贅沢

気温氷点下の中、一日現場作業。

ある豪雪地の民家の敷地内に設置された、自治体所有の融雪施設のメンテ。

ここの民家のおばちゃんがとても親切で、10時15時には必ず「中に入って一服してけ~」、昼には「寒いがら中で食べてけ~」と声をかけてくれる。

この日も、お言葉に甘えて家の中で一服させてもらうことにする。
豪雪地ゆえ、玄関は二重になっている。
中で休んでいると、おばちゃんは玄関に置いてある巨大な漬け物専用ポリバケツから白菜の漬け物を取り出した。
台所からでてきたおばちゃんは、さっき取り出したばかりの白菜の漬け物を切って茶卓に出してくれる。

外から来た人間に、漬け物樽から取り出したばかりの漬け物を切って出す。

これって、別に高級な食材ではないけれど、とても贅沢なことだよな、と感じた次第でした。

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1328億9千万円

 頭が左がかった方が多い登山関係者の皆様方は、産経新聞なんて右翼紙は読まない方がほとんどでしょうが、1/12日付の産経新聞文化欄に大変興味深い数字が記載されていました。
 「アウトドアアイテム・おしゃれな日常を演出」と題した記事は、山スカートをはじめアウトドアウェアが現在の不況下でも売り上げを伸ばしている、というのが記事の趣旨です。
 注目すべきはその片隅にある囲み記事です。
 以下引用開始
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背景に健康と節約志向

 矢野経済研究所によると、昨年のアウトドア用品市場は全体の約7割を占めるウェアとシューズが好調なことから、前年比2.8%増の1328億9000万円と予測。平成16年以降、スキー、スノーボード、テニス、武道が毎年前年割れの一方で、アウトドア用品は前年比2~5%増と毎年伸びている。消費者の健康志向と節約志向から、ウオーキングやライトトレッキングを始める人が増えたことが背景にあるという。
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以上引用おわり

 アウトドア業界のカネに関する数字というのはなかなか掴み難いのですが、私が2008年に書いた記事 中国アウトドア市場の売り上げ高、2010年には60億元に では推定額として1,029億5,000万円という数字が挙げられています。
 アウトドア業界って、少し上向いているのですかね?
 その割には、私の住む山形のお隣仙台では地元密着型の「登山用品店」が次々と閉店していき、入れ替わるように登山用品メーカー直轄の大型店が入ってくる、という構図ができあがっています。

 数字だけをとらえて売り上げ増加と判断するのは結構ですが、儲かっているのは一部の大型メーカーさんだけと感じるのは私だけでしょうか?

 山岳ライター某氏は「時代の流れは予想していないところから動く」などと脳天気なことを書いていますが、少しでも将来の方向性を予測するためにもアウトドア業界のカネの動向は知っておきたいところです。

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菓道 八右エ門

珍しくもカミさんから「あそこのイチゴ大福は美味しい」と耳にしたので、早速突撃。

Pa0_0898 菓道 八右エ門 ウエブサイト

人に説明するには絶対苦労するであろう、細い県道沿いに構えたお店。
左翼文筆家と手を組んで何か勘違いしている菓子屋シ●ールと違い、こういう小さい構えの店ってなかなかいいですね。

Pa0_0897
で、今年は1月9日から発売開始となった、この店名物のイチゴ大福を購入。

食べた印象は↓
20091017_1238745

他のイチゴ大福と違い、皮とイチゴを包む餡が、とても薄いのが特徴。
それでいて皮も餡もイチゴも美味しいのである。
カミさんいわく、「バランスがいい」とのお言葉。

美味しい、というより激ウマのイチゴ大福でありました。

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雪崩講習&人工炭酸泉

久々に自然の家の野外活動を満喫した翌日、気分を入れ替え月山朝日ガイド協会の雪崩講習に参加。
月山朝日ガイド協会の近年の雪崩講習の特徴は、北村山公立病院の外科医・國本医師、新庄防災センターのスタッフの協力を得ていることにある。詳細は國本医師が「登山医学」に報告文を掲載しているので、そちらをご覧いただきたい。
今回は福島、宮城、新潟、栃木と遠方からの参加者が集っての講習会となった。
本来は一泊二日の日程なのだが、私は二日目のみ参加。

Pa0_0936 午前中は國本医師の「低体温症」に関する講義。
講義後は積雪断面観測、昼食後、セルフレスキューの実習となる。

このセルフレスキュー、参加者からリーダー役を決めて捜索→救出を演習するのだが、2回目のレスキュー実習で講師役の師匠から

「じゃ、大滝さんリーダー役お願いします。」

ああ・・・
『観るのではない。そこにいるのだ。』ってやつね・・・
遠方から貴重な時間と費用を割いて参加している人たちの中で、途中参加の私にリーダー役を割り振っていただき、内心感謝。

後で酷評されるのはわかっているので、思い切りセオリー無視して遭難者がいそうな場所に人を集中させる人海戦術を採る。

ガイドとして、人を指導する立場になるのは、日暮れて道遠しですな。


平日の仕事の疲労と、休日のガイド活動のストレスで何かもやもや感の残るまま、月山を後にする。
ガイド活動でストレス感じるのか?と言われそうだが、「人の命を預かる行為」に「山が好きだから」だけでやっていけるんですか?趣味の山の延長でガイドやっていけるんですか?
と、最近思ったりなんかしちゃったりして。

で、月山から直接自宅に戻らず、市内のスーパー銭湯へ。
最近導入された人工炭酸泉で体を休める。
コーチング・クリニック誌のバックナンバーで読んだのだが、東海大学スポーツ医科学研究所では炭酸泉(定義は水1kg中にCO2が1000ppm以上)をアスリートの疲労回復・リハビリ等のコンディション作りに利用する研究を進めているらしい。
こんな人工炭酸泉なんて施設、田舎の山形じゃ関係ないよなと思っていたが、山形市内のスーパー銭湯で見つけた次第。
ついでにクイックマッサージを受ける。
尊敬する某女性登山家や山岳ライター女史と違い、私は気持ちの切り替えが下手。
マッサージで体のケアをすると共に、気分を落ち着かせると同時に切り替える時間が、私には必要。

こうして雪崩講習で残る後悔と悔しさをOFFにして、はい明日からまた土方作業でごんす。

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アイスクリームと娘

久々の土曜日の休み。
山形県朝日少年自然の家のプログラム「豪快チューブ滑りとアイスクリーム作り」(PDFファイル)に娘を連れて行く。

 朝日少年自然の家裏手の大斜面を用いて、タイヤのゴムチューブを浮き輪状に膨らませたもので雪面を滑るのだが、斜面が結構急で長いため、ジェットコースター並のスピードが出る。

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 携帯カメラではその急勾配がなかなか表現しにくいのですが・・・

Pa0_0922
 コースは「直線コース」「くねくねコース」「ジャンプコース」がある。
 コース整備のため除雪に尽力した職員・サポーターの皆様ありがとうございました。

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大斜面の勾配が急なぶん、スタート地点に登り返すのが小さい子供には一苦労。とぼとぼと登る娘。

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登り返すと、スタート地点には熱いココアが用意されておりました。このココアが凄い濃厚な味で、滑り・登りを繰り返して疲れてきた子供達に大ヒット。

Pa0_0911自然の家の食堂で美味しい昼ご飯を済ませ、午後からはアイスクリーム作り。

私は一般参加者として参加したものの、人数の関係で娘の他、小学三年生の男の子2名を預かり私を含めた4名で一つの班としてアイス作りに挑む。
 元気をもてあまし気味の男の子達に材料を持ってこさせ、早速調理開始。
 牛乳、クリーム、砂糖、全卵をボウルに入れ、泡立て器で混ぜ合わせる。
 男の子たちはボウルを床に置いたまま混ぜている。
 娘に混ぜる番が回ってきた。
 いきなり娘はボウルを持ち上げ傾けると、シャカシャカと見違えるような動きで材料を混ぜ合わせる。
 後で聞いたらカミさんの料理する姿をみて覚えたらしい。

 材料を混ぜた後、材料入りのボウルよりさらに一回り大きいボウルに外の雪と塩を混ぜる。こうして低温にした雪に材料入りのボウルを入れ、ひたすらクルクル回し続けるのだ。

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母親譲りのテクニックで材料を撹拌する娘。

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一回り大きいボウルに雪と塩を入れます。自然の家所長自ら塩をドボドボと入れております。

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二重にしたボウルをひたすら回す。
あ~ら、ボウルの底から次第にシェイク状、そしてシャーベット状になっていくのであります。

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降雪が激しくなったのでアイス作りは室内に移動し続行。
いい感じに仕上がり、各自配られたコーンに盛りつけ、アイスの食べ放題。

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今年はブルーベリーとチョコクリームのトッピングもありました。

この季節、あちこちの自然の家や野外活動施設で雪を利用したアイス作りが行われます。
施設によっては雪と塩、アイス材料を入れた密封方容器をボールに入れ、サッカーゲームをして撹拌、アイスができるといった形式にしているところもあるようです。

ちなみに所長が塩を混ぜた雪の温度を測定したところ、マイナス19度。
私、うっかり後かたづけの際に塩入の雪を素手で大型バケツに捨てましたが、「冷たい」ではなくストレートに「痛い」と感じ、凍傷になるとこでした。くわばらくわばら。

帰宅後、小学三年生の男の子二人と同じ班で緊張しなかった?と娘に聞くと「少し緊張したけど楽しかった」という。
カミさんに聞けば、普段の登校班で年上の男の子と平気で接しているから慣れてるんじゃないの?という。
大人顔負けのボウルの撹拌といい、普段気が付かなかった娘の成長を思い知らされた一日でありました。

 ちなみに2月20日は山形県朝日少年自然の家において、『生チョコとバター作り』というこれまた娘の女心をそそる行事が予定されております。関心のある方、親子連れでぜひどうぞ。

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サムライジャパン

クライマーの皆様におかれましては、ロシア・キーロフにおけるアイスクライミングW杯開催はご存じのことと思います。

さて、某ロシアのクライミングサイト、キーロフのW杯記事の冒頭を飾った画像は・・・

Japan
サムライジャパンっっ!!

ちなみにロシアのサイトでは、

最も強い印象を与えたのは、赤い円形を記したハンカチーフを巻いた「サムライヘルメット」を被った日本人選手で、フォールした後に彼はハラキリするのではと心配していました

と、紹介されております。

ロシアに遠征された選手の方々のご健闘を讃えると共に、長旅お疲れ様でした。

参考記事 ブログ『Plastics・ICE』様 Russian report

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映画『NANGA PARBAT』最新予告編公開

さあさあ山屋の皆様、本日1月14日はドイツで映画『NANGA PARBAT』公開初日の日でございます!
前回も短い予告編の動画を当ブログで掲載しましたが、公開日に併せてもっと長い予告編が公開されるのではと期待しておりましたが・・・

おおっ!
冒頭、松葉杖をついているのはメスナー、何やら突っ込まれているのはヘルリヒコッファーじゃないすか!?
山もクライミングももちろん、性格極悪な私としてはメスナーとヘルリヒコッファーの確執も見たい見たい。
というわけで上記動画のとおり、より長い予告編が公開されました。
動画の右隅に登山用品メーカーSALEWAのマークが見えますが、映画制作費700万ユーロ(日本円で約9億3千万円)はBMWとSALEWAが出資したとのこと。
Nord wandも日本公開されることだし、ぜひぜひナンガパルバートのルパール壁を舞台にした映画も日本で観てみたいものです。

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世間サマでは

世間サマでは
本日は休日らしいですが、しがない現場労働者の私は先週に引き続き魔界都市仙台で土木作業。山形帰って落ち着いたらブログ更新しま〜す。

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放送大学大学院おぼえがき

10月某日
 山形では放送大学の放送は受信不能。スカパー!も貧乏な自分は導入できないので、講義はもっぱら山形学習センターで入手するCDで聴講することになる。

10月某日
 出張と出張の合間をぬって、せっせと山形学習センターに通い、CDを借りる。CDの貸し出し期間は一週間。
 仕事の出張期間は一週間を超えることが多いため、借りたCDはすぐPCでデータをダウンロードして保存、すぐ返却。

11月某日
 山の帰り、長い東北自動車道の道中で講義CDを聴きながら走る。今日のお題は「生活習慣病予防とスポーツ・糖尿病」。
 糖尿病の恐ろしい病状を詳しく聞かされた後、サービスエリアに立ち寄る。
 売店でご当地和菓子を買おうと思っていたが、糖尿病の病状を散々聞かされた後なので玉コンニャク2本購入で我慢する。ローカロリー、ローカロリー。

12月某日
 放送大学大学院、一端登録してしまえば通信制大学の常、放置プレイで自分で勉強を進めなければならないのだが、学習確認の意味もあるのだろう、「通信指導」という名の添削問題提出というハードルがある。
 この課題を提出・合格しないと、単位認定試験が受験できないという仕組み。
 この「通信指導」、私が受講している「スポーツ・健康科学」科目では8問の問題について解かなければならない。といっても、択一式のマークシート。
 も ち ろ ん テキストと首っ引きで問題を解き、締め切り間際に提出。

1月某日
 でかい封筒が自宅に送られてくる。
 「通信指導」の結果でした。なんとか全問正解、認定試験受験「可」と書いてある。ほっ。

1月某日
 テキスト、実は興味深いところは突っ込んで読んでいるのだが、医学系の項目はサッパリである。
 試験も近づいてきたので、学習センターで情報収集。
 単位認定試験、過去問は公表されていないが、本年度からようやく試験問題持ち帰り可、となったらしい。別の情報筋から、第一学期に実施された「スポーツ・健康科学」の試験は択一式との情報入る。
 うーむ、重要ポイントを絞らねば。

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仙台 村上屋餅店

 仙台滞在中。
 いい加減、吉野屋牛丼も食い飽きた。
 え?
 牛タン?
 同じ牛だろ吉野屋も(投げやり)

 やはり地元ならではの甘い物を喰いたいと思い、現場仕事が終わってから創業明治10年の老舗、村上屋餅店に行く。
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 店舗にでっかい『餅』の文字が凄い・・・

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 店内にはよりどりみどりの餅菓子が。

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 本日は、やっぱり仙台ならではの「ずんだ餅」(1パック3個入り)と美味しそうだったので「粟笹巻き団子」を購入。 山形で喰う「ずんだ」は豆が残る程度にすり下ろしているのですが、ここ村上屋餅店の「ずんだ」はトロトロの「ずんだ」。「ずんだ餅」も「粟笹巻き」も美味しいです。やはり「餅は餅屋」ってところですね。

時折店の前を通るのですが、いつも女性客の姿が見かけられました。
店内はイートイン可。
お土産屋のパックもいいですが、たまには贅沢に餅屋の餅もどうぞ。

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仙台 道草屋

 年明け早々、色と欲が渦巻く東北の大都会・仙台にて出張のためビジネスホテル暮らし。
 あー今日も土方作業でよく働いた!(自己申告)
 やっぱ労働者には憩いが必要だよね。
 
 というわけで、通りすがりに見つけた日本茶カフェ『道草屋』に立ち寄る。
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 懐かしめの落ち着いた洋楽が流れている店内で、本日は静岡煎茶とケーキセット(自家製チーズケーキとガトーショコラ)をチョイス。
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 やはりプロの入れる煎茶は、いつも飲んでるペットボトルの茶と違って美味しいですなあ。
 ちなみに、お湯の入ったポットと湯冷ましも置いてくれて、何杯でも飲めるのですが、二杯目を自分で入れたところ少々渋いお茶になってしまった。

 そういえば若かりし頃、自転車で台湾を縦断し終えて台北に戻り、自分へのご褒美として茶芸館で烏龍茶を注文したことがあった。
 店の人が入れてくれる一杯目のそりゃあ美味しかったこと!
 続いて急須で自分が入れると・・・それはもう天と地の差の不味い渋いお茶になってしまった。

 あの茶芸館の二の舞は避けるべく、カウンターに書いてある説明書きのとおり、時計でしっかり秒数計って(笑)、渋みを押さえるため適切な時間で入れた三杯目、おー、一杯目には及びませんが、なんとか美味しくいただけました。

 仙台駅から少し離れていますが、日本茶でゆっくり落ち着けるお店です。
 ガールズトークとやらでギャアギャア騒ぎたい女どもは駅前のチェーン店のカフェへどうぞ。
 山の帰りでゆっくりくつろぎたい方にはお勧めの茶店でございます。

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 『茶には酒のような傲慢なところがない。コーヒーのような自覚もなければ、またココアのような気取った無邪気もない。』 店内に置いてあった岡倉覚三著「茶の本」より

日本茶カフェ道草屋ウェブサイト

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栗城史多氏の無邪気さとNHKのインチキ報道を憂う。

昨年末、栗城史多氏の著書『一歩を越える勇気』を一読。
年が明け、NHKで栗城氏の記録番組が放映される事を知り、視聴。

栗城氏は著書の中で、過去にチョモランマ無酸素単独登頂に成功したのは唯一R・メスナーだけと明記した。
そしてNHKの番組では、過去にチョモランマ無酸素単独登頂に成功した者は一人だけ、と女性ナレーターが明言した。

しかしながら、
E
そりゃ事実と違うだろ。

チョモランマ無酸素単独登頂の件については当ブログで過去に記事にした。

日山協のヒトの頭の中は80年で止まっているらしい。2008年8月30日付

私は前記リンクの記事で書いたように、他校の大学山岳部にまで入って山を始めた栗城氏の行動力に敬意を抱いているし、その気持ちは今も変わらない。
「セブンサミット」も登山における一つの価値観として尊重するし、現に私が慕うある岳人もセブンサミット達成に向けて活動中である。

しかし、2009年現在においてもなおチョモランマ無酸素単独登頂を達成したのがメスナーだけという認識は、あまりにも登山史そして先人の記録をおろそかにしていないだろうか?

さらに問題、いや、滑稽ですらあるのはNHKのナレーションだ。
メスナーに次いでチョモランマ無酸素単独登頂を果たした、イギリスの故アリソン・ハーグリーブスを日本のメディアとして初めて伝えたのは、他ならない、NHKなのだから。
1995年の日本大学山岳部によるチョモランマ北東稜完登の記録番組において、NHKは単独・無酸素登頂を目指すアリソン・ハーグリーブスの姿を放映したはずなのに、何故チョモランマ無酸素単独登頂に成功した者は一人だけなどとナレーターに語らせるのか?

 栗城氏の周りにはサポート・アドバイスする『アルパインクライマー』やら『一流の登山家』がいるそうだが、そういった方々はメスナーだけが唯一の無酸素単独登頂者、という誤った認識について何もアドバイスしないんでしょうか?

 ネット上に氾濫する声から、栗城氏の行動が多くの人々に夢と感動を与えているのは事実だろう。
 しかし、無意識にせよ意図的にせよ、過去の先人の記録が誤って伝えられる事は正されるべきである。
 NHKの安易な制作態度に、複雑な想いで番組を視聴した。

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アフガン侵攻前夜に暗躍した登山家たち

1979年12月。
あの旧ソ連軍によるアフガニスタン侵攻直前、ヒンズークシュ山脈アフガニスタン領内で秘密活動に従事した登山家達の存在が明らかになりました。


Война в Афганистане: воспоминания альпиниста(War in Afghanistan: Memories climber) by BBCロシア語版12/24

このネタは上記のようにBBCロシア語版で報道され、ロシアのクライミングサイトに転載され話題となっています。

 話は、ソ連軍が侵攻する数日前の1979年12月某日、ヒンズークシュ山脈にソ連軍空挺部隊67名を乗せたイリューシン76機が墜落したことから始まります。このイリューシン機には、ソ連軍の機密情報が入ったブリーフケースも搭載されていました。
 そして12月某日、当時アルマアタに住む登山家エレバン・イリンスキー(Ervand Ilinskij)のアパートの電話が鳴りました。
 電話はモスクワからの簡潔な内容で、標高6000mで活動できるチームを緊急に編成し、ドゥシャンベ空港に向けて出発できるようにとの要請でした。
 イリンスキー達は要請どおり出発の手はずを整え、現・タジキスタンのドゥシャンベ空港に赴きます。
 そこで手渡されたのは、救急用具と、銃でした。
  
 記事では次のような生々しい会話が明かされています。
 以下引用開始
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「私たちはどこに行く予定ですか?」 私はパイロットのひとりに尋ねました。
彼は理解しかねるように私を見て言いました。
「俺たちはカブールに行く予定だ!」

中略

空港に到着した際、他の将校と会った際に指示されました。
もし夜に誰かがノックして、ロシア語を話さなかったら警告無しに撃て、と。
「それは誰かを殺せということですか」私は聞きました。
回答はこうでした。
「これは戦争だ!」
そして私たちは重大な事態に直面していることを知りました。

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 以上引用おわり

56244 1979年、秘密活動に従事した当時のエレバン・イリンスキー氏

12月27日朝からヒンズークシュ山脈某所の標高4200m地点にヘリで降下したイリンスキー氏達は墜落機体の捜索活動を開始、山中で新年を迎えた1月1日、機密文書入りのケースを発見、翌日イリンスキー氏達はカザフスタンのアルマアタに帰されます。

 アルマアタに戻った際、イリンスキー氏らは軍の活動に従事したことで表彰されることをほのめかされますが、それが実現したのは30年後だった、という記事のオチがついています。
 この軍事活動に従事した・しないで年金の額が違ってくるらしく、後日イリンスキー氏らはロシア国防省に活動の事実の照会を求めましたが、証拠となる情報は残っていなかったとのこと。

56245
秘密活動中と思われるスナップ。
AK-47を抱えた姿の脇にピッケルが写っているのがなんとも奇異な光景である。

 ちなみにロシアのクライミングサイトでは、この記事は興味深い記事・・・・登山家が祖国の軍事活動に従事した英雄的行為・・・として語られています。

 おそらく日本なら、たとえば日本のクライマーがアフガンの山中で自衛隊の山岳活動のお手伝いをしたなんてことになったら、労山はじめ反体制的な方々が多い雰囲気の中で、国家に追随したろくでなしとして糾弾されていたところでしょう(冷笑)。

 この記事の主人公であるエレバン・イリンスキー(Ervand Ilinskij)氏は現ロシア登山界においては国家スポーツマスターという指導的立場にある重鎮であり、数々の8000m峰ロシア隊を引率、レーニン峰冬季初登などに関わった方です。

Iljinski_in
現在のエレバン・イリンスキー氏(Russianclimb.comのインタビュー記事より引用)

 当ブログでは掲載しておりませんでしたが、昨年はインドの大国化も要因の一つなのでしょうか、ドイツや中央アジア某国の陸軍が演習を兼ねて、インド軍と共同でインド領ヒマラヤの共同登山を行う記事を幾度か見かけました。
 また日本の山岳雑誌はなぜか全く取り上げることはありませんが、イタリアはじめヨーロッパ各国軍の山岳部隊がヨーロッパアルプスを背景に演習活動する様子がクライミングサイトに掲載されたりもしていました。

「平和あってこその登山」
などと、日本の一部団体の方はおっしゃいますが、現実は果たしてそうなのでしょうか?
登山家が戦地に赴き、軍事活動に従事し、それによって栄誉を求めるという現実。
この他、ロシアのクライミングサイトではロシア特殊部隊「スペツナズ」(79年のアフガン侵攻の際、カブール制圧で主役的な役割を果たした部隊)を登山団体がトレーニングしている記事も見受けられます。

平和だからこそ登山が出来る、などという発想は、実は平和でノンポリな日本の登山者だから出来る発想なのかもしれません。

2010年。
ヒマラヤ山脈を抱え、対外諸国と領土問題で火種を残すインドと中国が大国となりつつある今後10年、登山家達はいつまで『平和』という幻影の中で登山を続けられていられるのでしょうか。

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メスナーパパに賛成票。

あのラインホルト・メスナーが、
あ の ラ イ ン ホ ル ト ・ メ ス ナ ー が っ !
18歳になる息子がクライミングやっているのが心配で心配でしょうがないと報道されています(笑)

Messner um Sicherheit seines Sohnes beim Bergsteigen besorgt by AFP1/2

M 自分は散々前人未踏の危険なマネをやっておきながら・・・
やはりメスナーも人の子あいや、人の親ですな。
ちなみにメスナー様にはおよびもせぬが、私も普段から

「子供が山登りしたいなんて言ったらどーすんのよ」

と、子供達は山から遠ざけてます。少年自然の家の野外活動くらいだったらいいんだけど。
お世話になっている登山用品店のオーナーやカミさんからは

『おめ自分はヒマラヤ行っといて 勝 手 だ な 』

と言われてますが、だって心配なんだもーん。


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高桑信一氏、そして『山と渓谷』誌編集部の「社会人としての感性」を疑う。

以前当ブログで「便所紙にも使えない」と書いた『山と渓谷』誌であるが、昨秋から素直に心を入れ替え、図書館でここ数年のバックナンバーを 丹 念 に 読むようになった。
 ガイドとして、最近の登山者のトレンド、そして登山初心者の方々のとまどいや迷い、悩みといったものを探りたいというのが目的である。

 その中の一冊で、ある文章が目にとまった。
Y 山と渓谷誌2008年2月号p29、高桑信一氏による『雪-麗しく、かたくなな冬の意匠』という文章である。
 内容は雪国の「除雪」をテーマにした短文である。
 「除雪システムが雪国に与えた恩恵は大きい」として、雪国の暮らしが大きく変わったことを受け、高桑氏は文章の後半をこう締めくくる。
 以下引用開始
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 しかし、便利になった暮らしの負の遺産もまた、見逃すことはできない。
 雪が少なくなった近年、雪国の老人たちの挨拶が変わった。「(除雪の手間が省けて)いい塩梅だねえ」というのである。
 雪は両刃の刃だ。人々の暮らしを妨げる雪が山野を潤し、さまざまな恵みをもたらす。山菜などの山の恵みは雪なくしては語れない。雪が降らなくなってしまったら、森は滅びるのである。その因果を知り尽くしているはずの老人たちが、すでに山を見ようとはしない。雪国の人々の耐性は、除雪システムによって失われてしまったのだろうか。
 降るべきところに降り、降りすぎないことが、天の定めに従うしかない雪国の、あるべき姿である。

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 以上引用おわり

 一読して、私はこみ上げる怒りに似た感情を抑えることができない。

 いや、私が早とちりをしているのではないか。そう思い何度も読み返したが、やはり雪国の人間として、この単細胞的な文章には怒りを覚えざるをえない。

 まず、「便利になった暮らしの負の遺産」と書いてあるが、具体的に負の遺産とは何なのか、全く意味不明である。
 そして筆者・高桑信一氏の問いかけである「雪国の人々の耐性は、除雪システムによって失われてしまったのだろうか」に至っては理解不能である。
 老人達が山を見ようとしないことと、雪国に構築された除雪システムが、何の関わりがあるのか?
 何度も何度もこの文章を読み返したが、ついにわからなかった。

 この文の前段にはこういう一節がある。
 『雪を公害だといったのは、雪国新潟出身の宰相、田中角栄である。彼のおかげかは知らず、どんな豪雪であれ、近年では暮らしの営まれている公道までの除雪が約束されるようになった。』

 私に言わせれば、日本で初めて雪を「害」として言及した人物を挙げるならば山形県村山市出身の代議士、松岡俊三(1880~1955)を挙げなければ不正確であろう。
 田中角栄を引用したところに、土建業批判の匂いを感じざるを得ない。

 話題を戻して、仮に高桑氏が除雪システムによって「雪国の人々の耐性」が失われることを心配されておられるとするならば、そんなものは杞憂であろう。いや、杞憂である(断言)。
 私は、奥利根はじめ豪雪地の山岳地域のルートを開拓してきた登山家としての高桑氏を、また山の民俗を深く掘り下げた書籍を世に出している高桑氏を尊敬する。
 あれほど山の、雪国の民俗に通じた高桑氏であるならば、なんらかの根拠があって心配されておられるのであろう。
 だが私も、ある除雪システムの効果を金額化するという業務を通じて、東北各地の豪雪地の人々の生の声に触れてきた。また私自身が除雪システムに関わる企業に勤めているということもある。
 その経験から言う。
 日本の除雪システムは、雪国の人々の深刻な要望から産まれたものであり、高桑氏が恐れる「老人たちが、すでに山を見ようとはしない」こととは何も関連は無い。

 雪国にとって
 『降るべきところに降り、降りすぎないこと』
 などありえない。
 雪は容赦なく身近な家の周りに、人々の想いなど関係なく降り積もっていく。
 雪国の人々は、暖かい都会の人間と異なり、年間を通じれば膨大な時間を割いて、大雪の日にはそれこそ無限地獄とも思われる雪かきに汗をかき、体を痛めてきた。
 それが現実なのだ。

 高桑氏の文章に時折ステレオタイプな表現を見受けるが、氏は雪国に対してロマンチックな幻想を抱いておられるのではないか。
 そしてまた、このような文章を掲載する『山と渓谷』誌の編集者の方々にとっては、除雪に関する苦しみなど、遠い世界の物語なのだろう、と思うのである。

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年末年始休暇

12月31日。
家事なんぞカミさんにまかせ、自分は蔵王スキー場へ。
蔵王スキー学校のレッスンを、午前の部のみ受講。
本日の先生は笹沼先生。
もう徹底的に、名指しで、
後・傾・で・す
と、スタイルを注意されまくり。

正月明け、1日からカミさん家に滞在。
2日も蔵王スキー学校のレッスンを受けようと思っていたが、蔵王スキー場に勤めている義母、義兄から「正月三が日は他県からのお客さんで混むよ~」とアドバイスされたこと、何より東日本のまとまった降雪で実父の店舗の雪かきが気になり、スキーは取りやめ。
まとまった降雪とはいっても、2日朝現在で山形市の積雪深14センチ。
この程度で大雪などではないが、年末年始にこれだけ積もるのも数年ぶりのような気がする。
2日朝、実父の営む店舗へ急行。

Pa0_0881
雪国全般に言えることだが、公道は自治体の除雪車が入るのだが、除雪車が押しのけた雪塊が堤防のように民家や店舗の前に積み上がってしまう。積雪地ではどこでも住民が頭を悩ます光景である。

実父は先月、ペースメーカーを埋め込む手術をしたばかり。
さすがにそんな人間に除雪作業をさせるわけにはいかないので、私が出動。
山で遊びほうけている私と異なり仕事人間である父が家でじっとしているはずがないので、店に来る前にさっさと雪を片づけるべく、スノーダンプを押して汗をかく。

老いた親。
実家の手伝い。
家庭その他。
そんなもん、東北のみならず地方に住む登山者の方なら多くの方々が抱えている問題にすぎない。

ま、そんなときは山を忘れて頑張りませう。
そして今年も山に登って元気を取り戻しましょうよ、老いた親を抱えた登山者同志諸君。

と、無心に除雪作業しているところに、やはり父が車に乗ってやって来る。
Pa0_0880 あらかた私が除雪しておいたけど、仕事が生き甲斐のヒトなので、好きなようにしてもらいました。

 雪が降れば、高齢者だろうが病を抱えた人間だろうが、あちこちでスノーダンプを押している光景を見ることが出来ます。ご高名な山岳ライター氏は、こういった現実をどのようにご覧になるのでしょうか。(次のエントリー参照)

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あけましておめでとうございます。

2010年、あけましておめでとうございます。

 この事は毎年書いておりますが、当ブログは遠く離れた在京のOB諸先輩方に山の話を語るようなつもりで書いているブログです。
 このような自分本位なブログにかかわらず、沢山の方々にご覧いただきありがとうございます。
 今年もマイペースで書いていきたいと思います。

 登山者はじめ、自然と野外活動を愛する全ての方々にとって、今年も安全な、良い年でありますように。

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