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茨城県山岳連盟創立50周年記念誌『思い出の山 これからの岳連』

出張業務では珍しく、土日の2日間お休み。
土曜日、朝から激しい雨で出張チームの面々は皆ホテルに缶詰。

昼前に雨が止み、ホテルのレンタル自転車で神栖市立図書館へ。
明日の山行の資料、そして郷土資料の閲覧。
この神栖市立図書館、なかなか蔵書は充実しており、古くなった蔵書は「欲しい方はお持ち帰り下さい」として玄関前に並べてある太っ腹な図書館。古い「地球の歩き方」某国編を頂戴する。

Pa0_0903 明日の山行資料をコピーし、それから地元・茨城県山岳連盟の創立50周年記念誌『思い出の山 これからの岳連』を拝読する。

 茨城県の山岳会リストを拝見して非常に特徴的な事は、近辺の工業地帯・コンビナート、原子力発電所の存在を反映して、職域山岳会(企業内で結成された山岳会)が数多いこと。
 (このような言い方は関係者の方に大変失礼ではあるが)先鋭的な海外登山の記録には乏しいが、非常に堅実な活動をされており、記念誌もその堅実さをよく表している。
 県の山岳連盟や山岳会の記念誌といえば、ともすれば爺の自慢話・苦労話の文集で終わってしまうものを幾つか見かけるが、この茨城県山岳連盟記念誌の素晴らしい点は、表題に「これからの岳連」とあるように若い世代の登山者の座談会を収録していること。
 職場、家庭と山との釣り合い。
 「楽しい山」と「努力を積み重ねて登る登山」との達成感、価値観の相違。
 国体の「登山競技」への疑問・とまどい、日山協の指導員制度への疑問と期待など、現役で活躍されている若い方のナマの声が収録されていて、とても共感を覚える内容である。
 連盟の軌跡だけでなく、茨城県の代表的な山の紹介記事もあり、内容がバラエティに富み、かつ充実しており、山岳団体の記念誌の一つのモデルともいえる内容ではないでしょうか。
 関係者皆様のご尽力に敬意の念を表します。

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