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凍み大根

正直いえば、蔵王の宮城側というのは、あまり知らない。
山形自動車道を降り、青根温泉、遠刈田温泉、不忘山方面に向かう道路は「南蔵王高原」を通過する。
どうもバブリーな時代の名残らしく、温泉付きの別荘地などの「不動産仲介・売買」の看板が目に付く。
しかし道路沿いに見かけるのは、開拓農家の空き家、つぶれたドライブインや釣り堀などが ま ば ら に点在しているだけだ。
もちろん、そこで生活している農家や店舗を構えている方々もいらっしゃる。
その方々には大変失礼な表現になるが、この蔵王の宮城側、開拓地の光景は寒々しく、あまり好きになれないというのが正直な感想である。

その道路沿いには、「産直」の看板をよくみかける。
高原野菜を農家が自分の敷地内で販売しているのだ。
不忘山の帰路、変なものが目に付いた。
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その農家に立ち寄り、断ってから見せてもらうと、それは凍み大根だった。
Pa0_0944_2

店番をしていたのは純朴そうな青年で、ちょうどカミさんが野菜が足りないと言ってたのを思いだし、大根を一本買う。100円也。
聞けば、この辺で凍み大根はこうして串刺しにして作るらしい。
山形では大根そのまんまか、半切りにして紐で吊すのが一般的である。
蔵王は脊梁山脈で、水分を含んだ雪は山形側に多く雪を降らせ、宮城側にはいわゆる空っ風が吹く。
凍み大根には、うってつけの土地だろう。
まるでソロバンか、幼児の玩具のように串刺しになった凍み大根を見て、山を越えれば身近な食材の作り方もまた異なるのだなあ、とその光景を眺めていた。

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