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おべんきょうの本。

4822222470 コンビニで衝動買いした日経ビジネスAssocieの『できる人の実践勉強術』。
ま、私のような下っ端土木作業員にはあまり参考になる本ではありませんでしたが、異色の出来なのは見開き2ページで掲載された、『「成功哲学」に潜む危険』。
 こういうサラリーマンの劣等感をくすぐる啓蒙本としては珍しい内容ではないでしょうか。

以下引用開始
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 教えを実行すれば、自分の未来は大きく変わるかもしれないという感動を伴う多幸感が成功哲学本の魅力といえそうだ。だが、その感動が読者に具体的な変化をもたらすかどうかは別の話。
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以上引用おわり(強調文字筆者)

と、バッサリ斬り捨てている。

 特に気になった部分は次のくだり。
以下引用開始
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 現実には、奮闘むなしくかなわずに終わる夢も多くある。成功哲学を唯一の真実としてしまうと、かなわなかった夢は、本人の思いの弱さや努力不足にすべての原因を求められてしまう。
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以上引用おわり

 何が気になったかというと、ちまたで見聞する、高難度のグレードをこなすクライマーの成功談をそのままうのみにする馬鹿とか、人間の身体や生活環境は千差万別のはずなのに、登れないのは「努力不足」「言い訳するな」と可哀想なまでに自分を責めているブログを拝見したりするのを思い起こしたからだ。ま、田舎山岳会の年寄りでも「情熱が足りないからだ」とか観念論で指導(笑)してる人いるみたいだけど。
 この2ページだけでも、大変興味深い記事であった。


4bb7043f18あいかわらず詐欺師まがいのタイトルで読者を引きつけようという魂胆ミエミエのプレジデント社のムックも読んでみる。
 資格特集で、「稼げる資格」に「ネイチャーゲーム指導員」が掲載されてるのって、どうよ?会員増でネイチャーゲーム本部は潤ってるかもしれないけどさ(冷笑)
 プレジデントという雑誌は会社の図書室にあるバックナンバーでたまに読むけど、たしか数年前の特集でも、稼げる資格にネイチャーゲーム指導員載っけてたよな。この記事書いた奴、ホントに調べてるのか?
 まあ、バ勝間和代の話を目を輝かせて聴くような連中が読む雑誌でしょうから、どうでもいいんですけど。

 ちなみに誤解なきよう書いておきますが、私は元・ネイチャーゲーム協会会員で指導員の資格を持っていました(過去形)。自然に触れる「メソッド」として、ネイチャーゲームは優れた手法だと思ってますし、私の自然観にも少なからぬ影響をいただいてます。

 まあ関西あたりでは「キャンプ指導員」で食っている人の話はチラと聞きますが、ネイチャーゲーム指導員って稼ぐための資格じゃねえだろ。経営者の爺や若造の自慢話満載のプレジデント誌のレベルが伺える記事でありました。

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