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信頼、ガイドの喜び

移動日含め4日間のガイド山行を終えた翌日、バリバリ現場作業員の日常に戻る。
丸一日、クレーン車や天井クレーンを操作して鉄の塊の相手をする。

 三山巡りのガイド山行は以前からお世話になっている方から紹介を受けた仕事だったのだが、下山報告も兼ねてメールと電話のやりとり。新たなガイド山行の依頼だったが、都合が付かずお断りせざるをえない状況。
 頂戴したメールの中で「信頼」という言葉がありとても重く感じる。
 私のささいな判断ミスで、その「信頼」を裏切ることになるのだから。
 今の自分の弱点は、お客様に強く指示を与え、自信をもって決断する迫力にまだまだ欠けること。

 昨年、ガイドの師匠と飲みながら話をしていてやはりガイドはガイドをして学ぶことがあると確信し、今シーズンは可能な限り積極的にガイド依頼を受けよう、と思い三山巡り山行も会社の休暇を都合付けてこなした。

 そう、今思うのは、やはりガイドの仕事はガイドをやってみて初めて見えるものがある。

 先日、東北某県のある有力山岳関係者のブログの中に
 「ガイドと客という関係が嫌い」
 という一文を見つけた。
 
 山岳ガイドに対する見方は人それぞれである。
 時折、当ブログに「山岳ガイドになりたい」「山岳ガイドになるには」というキーワードで訪問される方がいらっしゃるようだ。
 私自身まだ地方の末端ガイドで大きな事を言える立場にないが、ガイドを目指している方には言いたい。
 サブガイドから始めてでも、まずはやってみてほしい。
 山岳ガイド嫌いな某遭難専門ブログや山岳会の世界しか知らない爺がネット上でトムラウシの件をとりあげグダグダ能書きたれているが、ガイドの仕事の喜びはそういった連中にはわからないだろう。

 ガイドとして顧客を守るために人に「強く」言うことができない弱点を抱える自分だが、お客様からいただいた「ガイド業の喜び」はガイドを目指す次の世代に伝えておきたい。

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