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【映画】ハーツ・アンド・マインズ

ウィークリーマンション暮らしで困ることの一つは、新聞。
休日は一時帰宅するので、新聞がたまってしまうし、現場作業の工程で滞在期間も変わるので、購読の契約も面倒。
今住んでいる場所は最寄りのコンビニが離れた場所にあり、さらに愛読紙の産経新聞を置いているところとなるとさらに限られる。

仕方なく、東北でも有数の左翼偏向紙、河北新報を読む。
河北新報の地方欄で、映画『ハーツアンドマインズ』の上映会開催を知る。

翌日。
仕事で様々に鬱なことがあり、あーもういいや、もっと鬱々になってやるっ!!
と、気分転換も兼ねて仙台市のメディアテークへ向かう。
勾当台公園から少し歩いているとなにやら人だかり。
劇団四季のミュージカル『マンマ・ミーア』の上演待ちらしい。

あーあ、俺も劇団四季のミュージカルみてえ~!
演劇好きな年上のお姉様と杜と汚職の街・仙台を歩きてえ~!
なにが悲しくって私はベトナム戦争の映画見に行くんだろう。しくしく。
という間に、上映会場のメディアテーク到着。

Handm

映画『ハーツアンドマインズ』公式サイト

このドキュメンタリー映画は第47回アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品。
1975年当時の授賞式では、同映画プロデューサーが受賞挨拶でベトナム戦争とアメリカの良心について語り始めたとき、保守派のフランク・シナトラが「アカデミー賞に政治を持ち込むな」と抗議したところ、シャーリー・マクレーンが「映画は真実を見つめて平和に貢献しなければならない」と反論したというエピソードがある(同映画パンフより)
このようにベトナム戦争中に作られたこの映画は、多くの配給会社が政治的報復を恐れて配給を降り、唯一ワーナー映画の配給が決まったものの、劇中のインタビューに出演した政府高官から出演シーン削除・上映差し止めの裁判を起こされるなどの障害を乗り越え、翌年ようやく上映。
 日本では「第四の権力」などと自負しながら腐れチンポしか持ってないマスメディア関連の皆様のおかげで、35年ぶりに劇場公開となった問題作と聞いていたので、前々から見てみたかったのである。

 ちなみに、映画上映主催は「テロにも戦争にもNOを!」の会。
 受付ではアンケート用紙と一緒に「9条の会」とやらの左翼臭ぷんぷんするチラシとティッシュを渡され、その会場を 産 経 新 聞 片 手 に 一番前の席に座って鑑賞。

 いつものように、めんどくさいので結論から書きますが、大変すばらしいドキュメンタリー映画でした。
 上映時間112分、「あ~長いかな~」と思ってましたが、あっというまの2時間でした。
 マイケル・ムーアが絶賛している映画だそうですが、あんなキチガイデブに言われるまでもなく、すばらしいドキュメンタリーです。

 内容は、あらゆる階層・立場の人間へのインタビューで構成されています。
 ほんとうに、ベトナム戦争に関わった、あらゆる人たち・・・
 政府高官、軍人、帰還捕虜、脱走兵、その家族達、アメリカ本土の街の人々、軍に志願したネイティブ、南ベトナム、北ベトナムの人々・・・
 あまりにも多くの人々へのインタビューで構成され、散漫な印象も与えますが、その淡々とした構成がむしろ狂信的な鯨・イルカ崇拝馬鹿が制作した偽善ドキュメンタリーとは異なり、ベトナム戦争というつかみどころのない悲劇をジワジワと炙り出していきます。

 とても印象に残ったのが、テト攻勢直前にマヌケな演説ぶって恥かいたウエストモーランドのインタビュー。
 多くの方がやはりブログに書いてますが、「東洋人の命は西洋人より軽い。」と断言していたこと。「哲学的にも・・・」と口にしていたが、これは私の推測ですが、アメリカがよく制作していたプロパガンダ映画か何かでサムライのハラキリ映画でも見たのではないでしょうか。
 これでかの優秀なウエストポイント士官学校卒ということですが(笑)、その他、ホワイトハウスに関わる政策担当者が「あなぐらに生活して、圧倒的なアメリカ軍に立ち向かう」ベトコンの心理は理解できない、と明言していたことが強く印象に残ります。あー、優秀優秀とかいわれるアメリカ人も、人の心までは理解できないんだなと。ま、最近は山の世界でも外資系会社に勤めていたことを振りかざしているお方もいますがね(冷笑)

 好色エロガッパな私としては、ベトナムの娼婦とコトに及んでいる兵士たちにもインタビューとカメラを向けているその徹底ぶりが凄いと思いましたね。いやまあ、その、若いアメリカ軍兵士がベトナム女性と組んずほぐれつ、乳房を嬲ってる場面もしっかり記録してるんですね。
(「嬲る」なんて漢字、エロ本でもないとお目にかかれんよな。まさか自分のブログで使うとは思わなんだ)

 上映主催者のパンフでは
「戦争に勝者はいるのでしょうか。この戦争に日本は直接の参戦はしていないものの、在日米軍基地は前線としての大きな役割を果たし、その後の日米関係を決定づけることとなりました」
 と、ある。
 いやあ、まさにそうですね。
 鳩山「無能」由起夫が日米関係を滅茶苦茶にしてくれたおかげで、チャンコロは尖閣諸島で、露助は北方四島でやり放題なわけですから。

 ベトナム戦争が語られるとき、いつも侵略行為としての戦争しか語られないのですが、「祖国防衛・革命」としての北ベトナムの兵士の視点では誰も語りませんね。
 所詮、平和を訴える市民団体の真の目的は「反米」しかないんでしょうけど。
 上映会そのものは、司会のおばちゃんの緊張した姿がいかにも誠実そうで、それはそれで好印象を受けました。上映に関わった関係者の皆様には、すばらしい映画を見る機会を与えてくださり、感謝申し上げます。

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