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チベットに高所登山救援チーム発足

12月30日の新華社・ラサ発の情報ですが、チベットに高所登山専門の救援隊が発足という話題です。

西藏成立中国首支专业高山救援队 by 新華網 2010年12月30日

 この「チベット高山救援隊」を率いるのはチベット登山学校校長を務める尼玛次仁(ニマ・ツェリン)氏。
 隊員はチベット登山隊、チベット登山学校、チベット聖山探検公司のガイドらによって構成されています。
 
 注目されるのは、救援隊の活動範囲。
 救援隊の活動範囲は青海、四川、雲南、新疆ウイグルまで含まれるとのこと。もちろん8000m峰での救援活動も含まれます。
 救援隊設立の背景は、外国人登山者の増加よりも、中国国内のアマチュア登山者による高所登山の増加、これに伴うアクシデントの増加があります。従来は臨時に経験者を募って救助チームを結成していましたが、近年の高所登山での事故の増加により、組織化された救援隊が必要になってきたと記事では紹介されています。

 記事の最後に国家体育局の王勇峰氏のコメントがあり、最終的には前述の4省、チベットに合わせて中国国内の全国的な救助隊のネットワークに結びつけたいと記事を締めくくっています。

 救援隊発足という流れは、近年の急速な中国国内の登山熱をウォッチしていれば当然の流れと思われます。
 ただし、高所登山の厳しさは救援システムの有無に関係ないわけでして。
 昨今は日本でも高齢者の中国領ヒマラヤの「初登頂」や「高所遠足」(山森欣一氏風表現)が盛んですが、あらためてHAJの『中国登山の手引き』に記されている登山者自身の責任に関する項目は、高~い山に行く方はよく読んでおきましょうね。

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