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スキー修行始め

 前夜初で北東北山スキー修行旅に出る予定であったが、抜き差しならぬ実家手伝いのため、蔵王でスキー修行に切り替え。
 実家の手伝いを済ませてから007並の運転で雪道を走り、受付終了5分前に蔵王スキー学校の窓口に到着。

 今日の蔵王は珍しくも
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 青い空が見える。

 いつものように緩斜面をスラロームで滑り、クラス分け。本日の先生は小笠原俊行先生。大阪から来ているという女の子と私の二人でレッスンを受ける。
 もっと早く始めるはずだったが、シーズン最初のスキー、頭の中のイメージよりだいぶ自分のレベルが落ちている。

 さてスキーを再開して3年目、縁あって毎年蔵王スキー学校にお世話になっている。ガイドという立場からみれば、スキー指導者の方が、自分のノウハウをどんな言葉で、どんな技法で他者に伝えるのか、という点がいつも興味深い。 3シーズンめにして、スキー指導者にもいろんなタイプがいることがわかる。
 本日の小笠原先生は穏やかな口調、指導の方で、
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 教え方は「ベストキッド」のミヤギ師匠タイプ。

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 プルークで谷側の足を上げ、一本足状態でターンしたり、

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 ストックを2本共、片側だけに突いてターンしたり、

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 ストックをお腹で挟んで滑降したり、

などなど、通常の動作からかけ離れたアクションの指導を受けながら、

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 最終的には巧くスキー板に体重を載せられるようにするという指導。
 「◎◎さん、それはダメ」というダメだしは無く、カービングスキーに乗せられるのではなく、自分の意志で巧く体重を載せてターンすることを目的に、いろんな動作で指導してくれる。
 
 本日は午前・午後と丸一日レッスンを受ける。
 えーえー、家庭より自分のスキルアップの方が大事ですよ。
 午後3時頃、(あー、もうレッスン終わりの時間かな~)と気が少しゆるみ始めた頃、バゴンという鈍い大きな音がゲレンデに響いた。
 
 見ると、リフトの支柱の根本にボーダーが転倒してそのまま動かないでいる。衝突したらしい。
 一番近くにいたのは私たちだったので、小笠原先生を先頭に衝突現場に行く。
 雪が音を吸収するにもかかわらず、50m以上離れていた私たちにもはっきり衝突音が聞こえたということは、相当の衝撃のはずでる。
 
 若いボーダーで、動けなくなっていた。
 小笠原先生に続き自分のスキーを外し、ボーダーの具合を見る。
 幸い、身体は動かせる様子だったが、今風の若者なのか衝突のショックなのか、「すみません」「ありがとう」の一言もなく呆然としている様子。小笠原先生と共にボードを外してあげる。

 蔵王スキー学校の他の指導員も駆けつけ、本人はなんともないと言うものの、帽子を取ると目の上を少し切っていること、身体に大きく衝撃を受けたこともあり、スキーパトロールにて搬送決定。
 衝突時の激しい音と状況から、既に小笠原先生はパトロールに連絡を取っており、その後の対応はえらくスムーズだった。
 考えてみればゲレンデスキー時は登山目的の時と違い、山に丸腰で入る訳だが、こんなリスクもあるのだなと改めて考えさせられる。ちなみにこの日だけでスキーパトロールのサイレンを三回聞いた。

 もりだくさんの一日、レッスン修了後、小笠原先生、一緒にレッスン受けた大阪の女の子に挨拶した後、リフト券のポイントが尽きるまでゲレンデで復習。

 帰路は夕暮れ、蔵王から見下ろす山形盆地は白く雪化粧し、薄くガスがかかり、街灯があちこちで輝き始めている。今日一日だけで美しい光景を幾度も眺めることができことに、感謝。

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