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漢(おとこ)なら荒野をめざせ。 【映画】『转山』

 こういう映画を国内制作できるのは、やはりフィールドに恵まれた中国ならではでしょう。
 元・チャリダーとしてはむねわくわくするものがあるなあ。

 2008年秋、雲南省の麗江からチベットまで約2000kmを自転車で走破した台湾人、谢旺霖の手記を映画化したロードムービー『转山』です。

陈国富监制电影《转山》:讲述单车骑行故事 by 中国戸外資料網2011.2.17

まずは何より予告編が公開となりましたのでごらんくだされ↓

『ココシリ』の陳国富が制作、『梅蘭芳』のプロデューサー杜家毅が監督を務めています。
映画は原作に沿って麗江からチベットまでの美しい光景と苦労、苦痛、恐怖体験、そして原作が持つ「夢と不屈の精神」にあふれていると紹介されています。

さて、この映画の原作となった台湾の谢旺霖氏の著書はこちら↓
Photo
著書展示会での谢旺霖氏↓
P177342269
実際のおでかけスタイルの谢旺霖氏↓
Photo_2

 谢旺霖氏は1980年台湾出身、東吾大学で政治学・法学を学び、現在は台湾の精華大学・台湾文学研究所に学んでいます。ネット上では放浪旅人、放浪旅行作家などと呼ばれているようです。幼い頃に両親が離婚、少年期はかなり荒れていたようで、もともとあった放浪癖に失恋がさらに火を注いだようで、アメリカの砂漠で死にかけた等々、かなりの武勇伝の持ち主。
 台湾文学研究所で文学博士の学位取得を目指していますが、次の旅の目標は南米・インドに照準を合わせているそうです。
 
 あー、恋愛ものの韓ドラはもういいから、骨太な荒野のロードムービー見たい。
 80年代、中国大陸を走ろうとした日本人チャリダーは、或る者は違法に未解放地域を走ってはパクられ、或る者は高額の費用をはたいて全行程にわたり中国関係者の伴走付きで走ったりと苦労されていました。
 2011年の今、反共国家・台湾の若き冒険者の記録が、大陸資本でこうして映画化・公開、おそらくは大陸の多くの若者たちにサイクルツーリング、そして雲南・チベットの大地の魅力を知らしめることになろうとは、ほんの少し前までは、誰が想像したことでしょう。

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