山形大学人文学部講演会「東アジアの言語の将来」
日曜から、さすらいの土木作業員生活が始まることになり、今年受けようと狙っていたスキーのバッジテストの予定がパー。
嗚呼、今年はみっちり力を蓄えよう。
土曜日休みがとれたので、午前中はリクエストに応え娘と蔵王スキー場に。
車道の積雪もザラメ雪になりつつあるが、スキー場のゲレンデはまだ冬。
寒気が入り、冷たい空気の中、娘はボーゲンで、おとうさんは前回習ったことを復習しながら滑る。
娘からは
「一人で乗るっ!」
と、ペアリフトで二人乗りするのを拒まれる。嗚呼。
きっちり昼でスキー場を引きあげ、山形市内に戻る。
自宅に娘を帰し、荷物も着替えもそのままに、山形大学へ直行。
19日13時より、台湾の成功大学、銘傳大学、中山大学、国内からは琉球大学から講師を招いて、台湾における中国語、台湾語、閩南語の講演会があるのだ。
官民ともに大陸ベッタリな山形において、台湾の研究者の講演が聴ける機会など滅多にない。
さすらいの土木作業員生活の合間にやりたい事はあるのだが、今日は山形大学の講演会を選ぶ。
田舎大学の山形大学小白川キャンパスに開催時間ギリギリに到着。
ホグロフスのマウンテンビブ、アウタージャケットという姿でナイロン地のシャカシャカいう音を響かせ、会場に突っ込むと、そこにはズラッとスーツ姿の人々。
研究者だけでなく関連の学生らしい若い女の子も多数いたのだが、彼女たちも一人残らずキチッとしたスーツ姿。
あいにく、こういった講演会では講師ステージの真ん前に座りたがる性格なもので、上下ホグロフス姿でズイズイとVシネマの竹内力なみのオーラを発しながら一番前の空いている席に座る。
で、肝心の講演内容ですが、一番楽しみにしていた成功大学 台湾文学系 陳麗君 助理教授による『台湾における言語接触と文法化』。
要は、従来の台湾語に中国語(北京語)が影響して言い回しが変化しつつあるという現状報告なのだが、日本では定評ある東京外語大の樋口靖氏『台湾語会話』の内容も俎上に(ほんのちょっとだけ、ワンセンテンスね)あげられ、文法が一部変化している報告がなされていたのは、ちょいと衝撃。
言葉って生き物。テキストばかりでなく、「生きた」言い回しに常に接していることの重要性を考えさせられる。
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