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花と龍

諸般の事情で月曜休み。
平日休みの時は、普段出張が多いぶん、息子を幼稚園に連れて行く役割は私が担う。

息子を幼稚園に見送った後、少し時間も遅いので、蔵王温泉側から龍山(りゅうざん 1362m)に登る。
龍山は蔵王温泉の裏山ともいうべき、もともとカルデラ火口底に位置する蔵王温泉街に対し、火口壁にあたる山である。
山形市街からは西蔵王高原を挟んで壁のように見下ろす山であるが、その近さゆえ、高校山岳部以来登ったことは無かった。

蔵王温泉街に「龍山トレッキング」などと宣伝文句が書いてあるわりには、草むらにひっそりと一本の道標が立つだけの登山口から登る。
アプローチの蔵王スキー場・龍山ゲレンデは地滑り対策工事の真っ最中、さらにチェンソーのエンジン音が響き、平日で静かな登山をというもくろみは早速に裏切られる。
登山道を進むとチェンソーの音は聞こえなくなり、そのかわりにハルゼミの声が賑やかだ。

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アカヤシオの赤い色が、初夏の緑に良いコントラスト。

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以前に月山でブナ林ガイドをやっていながらお恥ずかしい話だが、カエデの花って意識するのは初めてのような気がする。

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山麓ではまだ丸いつぼみだが、中腹以降から登山道を彩る、私の好きな花マイヅルソウ。

思いがけず花の多い龍山、やがて頂上へ。
山頂は多くの灌木が生えているが、頂を取り巻くように道があり、周囲360度の眺望が楽しめる。
本日は曇天だが雲の位置は高く、周囲の山々が良い眺めである。

本日の和菓子は、
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秋田の伝統菓子、唐土庵いさみやうす焼きもろこし

 私は「もろこし」のパサパサ感があまり好きではなかったのだが、この薄焼きもろこしはその薄さのために口溶けが良いので山でも美味しい。この菓子を知ったきっかけは、以前出張で滞在していた仙台の日本茶カフェ「道草屋」でお茶うけに出されていたものを食べたから。
 普段はコーヒー党の私も、本日の龍山山頂では焙じ茶にて和菓子タイム。
 
 近くて良い山。
 頂上で焙じ茶を飲みながら、あらためて良い山に出会えたことに感謝する。

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龍山の登山道では出会えませんでしたが、蔵王スキー場某所で見つけたベニバナイチヤクソウ。「半寄生」植物のため、人工的な栽培が困難な花らしいです。
薄暗い木々の間のピンク色が鮮やかでした。

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