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【訃報】ジャン・クードレイ(Jean Coudray)氏

 元ENSAの教官で、日本アルパインガイド協会の技術顧問でもあるジャン・クードレイ(Jean Coudray)氏が9月7日に遭難、亡くなりました。享年69歳。
Je
ジャン・クードレイ(Jean Coudray)氏近影

 Alpinisme : Jean Coudray a trouvé la mort au Brévent by kairn.com2011.9.8

事故の詳細は明らかではありませんが、場所はBrevent(ブレヴァン)の岩場で、300m転落と報道されています。

 いまや袂を分かったJMGAとAGS-J、私はJMGA会員ながら、AGS-Jが公表・市販しているガイドマニュアルを
参考書として時折読み返します。
 クードレイ氏はマニュアル『ガイディング論』の冒頭において、「山岳での危機管理」を寄稿しています。

 メディアで活躍している「山岳ガイド」の先生方とは異なり、私はしがないローカルのトレッキングガイドですが、それでも「山岳ガイドとは何か?」「日本でのガイドはどうあるべきなのか?」足りない脳みそで考え続けていました。いや、考えています。西欧偏重の山岳ガイドのあり方には疑問を抱く私ですが、それでもなおクードレイ氏の一文は非常に示唆に富んだ内容でありました。

 ガイドの安全に対する概念は、ガイドの報酬とは別個のものであり、ガイドの顧客へのサービスやガイド契約からもかけ離れたものと考えておく必要があります。それは、ガイドの品行や職業倫理と並ぶ重要なものです。
 (日本アルパインガイド協会発行 ガイディング論 山岳での危機管理(La gestion-des risques)より引用)

故人のご冥福をお祈り致します。

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