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女子高生の美しさ。

 出張から一時帰宅。
 ちょうど売国放送局NHKの東北向け放送で、剣道の強豪・左沢(あてらざわ)高校女子剣道部の特集番組を視聴。
 左翼偏向NHK山形の制作にしては素晴らしい番組で、夕食の箸を止め、終わりまで視る。

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 私は中学時代に剣道部に所属、男女とも全国大会出場を目指している部だった。
 全国大会を目指すため、「同じ中学生と練習試合をやっても意味がない」ということで、高校剣道部と練習試合を組むことが多かった。
 高校剣道部でも、全国レベルの仙台育英、そしてこの左沢女子剣道部と練習試合や稽古をした経験がある。(もっとも、強いのは私以外の仲間で、私は剣道は弱く補欠以下の存在だった。そこから生まれた歪んだ劣等感が、後にヒマラヤ登山を目指すことになるのだがそれはまた別の話。)

 左沢高校の稽古場を訪れ、まずビックリしたのが、女子剣道部員の髪の毛の短さ。
 今回放映された番組では「ショートカット」と呼べるくらいだが、私の記憶ではもう映画「コマンドー」のシュワちゃんカットの印象が残っている。

 そして今でも深く印象に残っているのが、左沢高校剣道部を率いる斉藤学先生の張り紙である。
 その張り紙、今もあるのかはわからないが、そこには脳みそぶっ飛ぶようなハードな自主トレメニューが記されてあり、最後に、
 「この練習をこなせば日本一になれる。私がしてみせる。」
 という意味のことが書いてあったと記憶している。
 最後の「私がしてみせる」という言葉に、強い衝撃を受けたのを覚えている。

 今回の番組は既に8月に『にっぽん紀行』という番組で全国放映されており、ネット上でも感想が拝見できるが、斉藤先生の指導の様子も、私が視たい事の一つである。

 剣道部の女の子たちは斉藤先生のご自宅に建てられた寮に生活。食事は両手を鍛えるため、左手で箸を持ち食べることが命じられている。

 番組は全国大会常連の剣道部が県大会で敗退、28連覇という記録が途絶えた現実と向き合う女の子たちの再起の様子を描く。
 過剰な演出もなく、淡々と映し出される女の子たちの苦悩する姿。

 自分の置かれた立場・状況、自分のするべきこと・なすべきことを明確に把握し、訥々とではあるが明瞭に言葉にする彼女たちの姿が美しい。
 それは化粧品のポスターを飾るタレントや、CIAだかKGB48だかの女の子たちとは異質の、美しさである。

 そんな彼女たちを指導する斉藤先生は、公立校の教員としては異例の31年間にわたり左沢高校で指導を続けているのだが、その斉藤先生をして「指導は・・・難しい」と語る。

 普段、地方の山岳組織でふんぞりかえっている爺みたいになりたくないので、運動面から登山をとらえるべく「コーチングクリニック」誌など読むのだが、斉藤先生の言葉にあらためて「日暮れてなお道遠し」を実感。
 
 同日の山形新聞は、全日本女子剣道大会で左沢高出身・村山6段の2年ぶり優勝を伝える。
 左沢高での三年間が培うものは、私たちが外から伺える以上に大きいものがあるのだろう。

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