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岳温泉 『風花』

 安達太良山へ。

 以前から感じるのだが、日本の山岳メディアの山スキー(なんか今はバックカントリースキーとか言うらしい)記事って、あまりに「滑降」にウェイトを置きすぎではないだろうか?
 そりゃスキーだから「滑降」が目的だろ、と言われそうだが、ここ東北では移動の手段、登高の手段としての「スキー」にウェイトが置かれていたはずだ。
 
 今シーズンは「東北」というエリアをもっと知るべく、まんべんなくいろんなところを廻ってみようと思った。
 その第一弾に、山スキー入門者のスタンダード、安達太良山に行く。

 などと意気込んだのはいいものの・・・
 あだたら高原スキー場に到着してみると、
 Yamato
 雪~!雪がぁ~!!

 ゴンドラは登山者のために稼働しているものの、ゴンドラ上駅の薬師岳からゲレンデまで「雪不足でスキー滑走は無理です」と切符売り場のお姉さんに死刑宣告される。
 急ぎ車に戻り、山スキー装備一式はデポ、登山靴に履き替えて再出発。
 ここまで来たので、本日は安達太良山頂を踏むことに目的意識を切り替える。

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ゴンドラ上駅での、登山者たちのにぎわい(午前9時)

ゴンドラを降り、薬師岳から先は積雪も中途半端で、生い茂ったシャクナゲの枝をかきわけかきわけ、歩くことになる。
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登山道の両脇に繁茂する、冬も緑色を見せてくれるシャクナゲ。
この緑色のおかげで、色彩が単調になりがちな冬山でも柔らかい印象を与えてくれる。

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頂上で気温は-3.8度。
岩肌の雪の結晶の輝きに目を奪われる。
風も穏やかで周囲の景観の見通しも良い。
私は普段悪事ばかり働いているので、他の登山者の皆さんが善男善女だったおかげだろう。

午前中のうちにさっさと頂上を往復し、ゴンドラで下る。だって楽なんだもーん。
アクリル張りで見晴らしの良いゴンドラに一人で乗る。
ちょうど雪が降り始めた。
軽くてフワフワした雪。
ゴンドラの下るスピードの方が、雪が舞い降りるスピードより速い。
そのため、ゴンドラのまわりは下から雪が舞い上がっているように見える。

まるで以前に記録画像で観た、マリンスノーの中を行く深海潜水艇のような光景。
美しい風景に出会う時は、たいてい私一人だけだ。
テルモスのコーヒーを飲みながら、下駅に到着するまで周囲の風景を楽しんだ。

岳温泉で体を温めた後、岳温泉街から少し離れたところにあるケーキ屋『風花』に直行。

Go_2
山スキーの適期は外しても、美味しいケーキ屋は外しません。

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『風花』にて、ダージリン紅茶とチーズカップケーキで一休み。
チーズカップケーキ、表面に焦げ目をつけたベイクドチーズケーキ。重厚な味わいで◎。
紅茶のカップと皿も店オリジナルのものか?大量生産の品ではない、手作り感あふれるカップで◎。

窓際の席で、窓の外にちらつく雪を眺めながらぼんやり過ごす、連休最後の昼でした。

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