« Banff Bad Mountain Film Festival | トップページ | 金沢食べ物日記 おにぎりと蕪寿司 »

金沢食べ物日記 たら子付け

 『母は大きい俎の上で、包丁さばきも鮮やかにそして素早く、鱈を料理する。二匹の鱈のお腹には真子と白子がはいっている。(中略)真子の煮たものをほぐしほんの少量のおつゆをまぜて、そぎ身のお刺身をまぶしつける。これを金沢ではこつけといい、淡泊ななかにも甘みの多いお刺身は、鯛と同じほどに美味である。
 室生朝子著『父犀星の贈りもの』

 という描写を読んだ翌日、激安スーパーで、
Imgp0068
 たら「子つけ」を発見。速攻で購入。

 たらの「子漬け」という名称で、山形にも料理はあるが、それは鱈の卵を甘辛く煮た料理。
 この「子つけ」という刺身に鱈の卵をまぶす金沢独特の料理法は、加賀藩の料理頭取を務めた舟木伝内が享保十四年に記した料理本『料理無言抄』にも掲載されている。(参考文献:陶智子著『加賀百万石の味文化』)
 山形では鱈といえば寒鱈汁、棒鱈煮であり、寒鱈汁が最高だと私個人は思っていましたが、ここはさすが加賀百万石、たらの「子つけ」も美味しく食べました。鱈の刺身のさっぱり感と鱈子のこってり感が巧く同居しています。

|

« Banff Bad Mountain Film Festival | トップページ | 金沢食べ物日記 おにぎりと蕪寿司 »

日常」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/54139831

この記事へのトラックバック一覧です: 金沢食べ物日記 たら子付け:

« Banff Bad Mountain Film Festival | トップページ | 金沢食べ物日記 おにぎりと蕪寿司 »