陸前高田、再訪。
仕事で太平洋岸の某港町に短期滞在。
その移動途中、陸前高田を通過。
ボランティアではなく業務のため、まだ御遺体捜索の続く陸前高田に滞在してから早一年。
当時は手回しポンプで仮営業していたガソリンスタンドも、新店舗を構えて営業していた。
海岸縁の国道45号を行く。
見渡す限りガレキの山だった市街地は、広大な更地になっている。
しかしガレキが完全に撤去されたわけではない。
海岸沿いの仮設プラントで、何十台もの重機がガレキ処理にあたっている。
おりしもメディアでは、陸前高田のガレキが想定の1.6倍にあたることが判明したことが報道されていた。
冷たい雨の中、土建業の作業員たちが黙々とガレキ処理を続けている。
震災ガレキがさも放射能の塊のように言いふらしているキチガイ左翼のアウトドアライターもいるようだが、震災ガレキの広域処理は必然であろう。
陸前高田も、私が仕事で滞在した港町も、プレハブの店舗で商店街が再起を図っていた。
広大な更地の中に唐突に現れるのが、大型車両を改装した『ほっかほっか亭』。
ガレキ処理や復興作業に関わる労働者にとっては、昼飯を調達できる場所が必要なのだ。
マスゴミが伝える美談や苦労話だけでは、世の中はまわらない。
メシを喰い、夜は酒を飲む労働者の力も、被災地には必要なのです。
| 固定リンク
「東日本大震災」カテゴリの記事
- あれから8年(2019.03.11)
- アルメニア大地震で活躍したクライマー達(2018.12.11)
- あれから6年(2017.03.11)
- 故・田部井淳子氏と原発事故(2016.12.18)
- 祈り(2016.02.12)
コメント