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ドイツ・スイス合作映画『WIE ZWISCHEN HIMMEL UND ERDE』

Tibe 今夏、ドイツ・スイス合作による映画『WIE ZWISCHEN HIMMEL UND ERDE』(天と地の狭間で)が欧米で公開されます。
 英語圏でのタイトルは「ESCAPE FROM TIBET」、チベット自治区から亡命を図るグループに関わった女の子を描いた映画です。事実を元にしたフィクション、という体裁のようですね。
 トレッキング中にチベット亡命を図る集団と関わりをもった主人公、彼らをリードする密輸業者の男、宿屋の謎めいた女主人、主人公達に忍び寄る中華人民凶悪国の公安と人民解放軍、といった設定のようです。(いやドイツ語はわかんねーのよ)

 でも予告編は冒険活劇風で期待させるなあ。
 ああ!
 あやしい四駆の群は公安か人民解放軍に違いない!
 女主人が血相変えて銃突きつけてる!
 子供達はどうなるの~
 ・・・といった感じで予告編は展開してます。 

 日本でもガツンと人民解放軍と公安を悪役にした活劇も公開しようよ。
 つーかさ、日本の映画関係者って左翼かぶれのアカが多いから連合赤軍とかの凶悪殺人テロリストを描いた映画はもてはやすくせに、中国の政治問題が絡むと皆さんお静かですね。
 ちなみにストーリーがストーリーなだけに、映画製作ではラサでのロケは苦労したみたいです。

 英語版予告編はこちら↓

映画オフィシャルサイト

WIE ZWISCHEN HIMMEL UND ERDE

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馬見ヶ崎橋の今

 秋田出張から帰ってみると、私の実家&自宅近くにある馬見ヶ崎(まみがさき)橋の取り壊しが進んでいた。

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2012年6月23日撮影の旧馬見ヶ崎橋

 舗装も剥がされ、花崗岩でできた灯籠も消えていました。
 ああ、あの灯籠も取り壊されたのか・・・と思っていましたら、国分寺薬師堂(薬師公園)前の道路脇に移転されておりました。

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 以前書いた記事、『おもひで、ぽろぽろ。』ではジブリの映画にも登場した灯籠が「取り壊される」と書きましたが、とりあえず保存されたようです。

 普段の生活はもちろん、薬師祭りの時期などに馬見ヶ崎橋を歩いて渡った方は多いと思うのですが、旧橋梁は取り壊しが進み、そして新たな橋が人々の日常に登場するのでしょう。

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If You Fall...

 高校から登山を始め、それなりの思い入れを持って登山を続けてきたが、時折思うことがある。
 「もし事故か何かで、登山を続けられない身体になったら、どんな人生を送ることになるのだろうか?」
 それは大学在学中、就職課で資料を閲覧していたとき、クライミングの事故で半身不随となり福祉の道に進んだ男性のエピソードを読んだことがきっかけだったと記憶している。

4豪快なクライミングシーンを表紙にした『If You Fall...』は、イギリスの女性クライマーKaren Darke(カレン・ダーク)がクライミングでの転落事故で半身不随となってからの人生を綴った本である。

 事故により胸から下半身が不自由な身となったカレンはこう綴る。
 『I felt a prisoner within my own body.』
 この短い一文に、それまでクライミングやトライアスロンなど、肉体を駆使してフィールドを駆けめぐっていた彼女が突然に自由を奪われた戸惑いが表れている。
 
 同書に挿入された写真も、事故前のイギリスやアルプスでの岩場の写真が多く、過去への憧憬が感じられる。
 しかし彼女の生き方はあくまでもポジティブであり、半身不随後に地質学の学位を取得、チェアスキー、そして彼女にとって人生の軸となる「ハンドサイクル」(両手でこぐ自転車)と出会うことになる。
 このハンドサイクルで天山~カラコルム山脈を走破、2000年には日本列島ツーリングも果たしている。

 同書の後半を占めるのは「Spiritual journey」として、いわゆる「心霊手術」をめぐるエピソードで占められてる。

 心霊手術とは、オカルトマニアの方ならブラジルのホセ・アリゴーをご存じであろう。
 清潔でもない器具で、麻酔も消毒も一切せず患者の身体を切っていく。
 不思議なことに、血は流れることなく、施術中は身体を切り刻まれているはずの患者が変わりなく会話できるという現象。
 ドクター・フリッツという、第一次世界大戦で死んだとされるドイツ人医師の霊が憑依していると言われる。フリッツの霊は幾人もの人間に乗り移り、近年ではやはりブラジルのコンピューター技師Rubens Fariaに憑依しているといわれる。
 カレンはこのRubens Fariaに幾度か施術を受けることになる。彼女が心霊手術に関わるきっかけは、日本人ジャーナリストmakiという人物の本である。

 このmakiなる人物は、おそらくは「牧まさお = パンタ笛吹」氏であろう。
 私はヒーリングとかチャネリングとかに熱中している人物とは関わりたくないので説明は省くが、牧まさお氏らしき名前がでてきたところで一気に読む気が失せた。
 Rubens Faria氏はやはり事故で半身不随となった俳優クリストファー・リーヴにも施術したといわれるが、結果は皆さんご存じのとおりである。

 最近の心霊手術に関しては私は知らない。過去のブログにも書いたように疑似科学は嫌いなのだが、ホセ・アリゴーに関する現在もなお解明できない治療成果は注目すべきものがあると認めるし、なにより、それまでスポーツウーマンとして活躍していたカレンが希望を求めて心霊手術に期待を寄せたことは、その心情を察せずにはいられない。

 現在はカレン・ダークはいわゆる「スピリチュアル」な世界から離れ、ハンドサイクルのアスリートとしての生活に専念している。2013年にはチェアスキーによる南極遠征も予定している。
 彼女は同書の後半にこう力強く述べる。

『I'd spent time recalling good memories and feeling sad that I didn't have time any more. I'd spent time looking to the future, imagining what life could be like.』

 世界には科学で解明できない「奇蹟」があることは認めるが、誤解を恐れずに書く。
 アスリートに「奇蹟」は似合わない。
 その前向きなひたむきさ、パッションが、我々凡人の心に強く訴えるのだ。

 現在のカレン・ダークについて知りたい方はこちら↓
 カレン・ダークのウェブサイト

 カレン・ダークに会いにイギリスを訪問された方のサイト
 Travel for all

 berghouseアスリート、カレン・ダークのページ
 

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ダンプの車窓から。

秋田での出張生活。
作業チームは現場作業員向けの旅館に宿泊、基本的に集団生活である。
寝泊まりも、日中の仕事も、同じメンバーと一日を過ごすことになる。

日中、一人だけになる時間帯がある。
私が担当している、2tダンプで秋田市内を定期的に走る時間帯だ。

高校から山岳部生活を繰り返しているので、集団生活や寝泊まりは別に気にならないが、一人の時間を迎えるとやはり気が楽になることもある。

そんなとき心に突き刺さるのが、ダンプのラジオで聴く音楽。

松任谷由実 緑の町に舞い降りて

5月末、梅雨を目前にした時期は好天続き。
晴れた国道7号線の彼方に、まだ多くの雪をかぶった鳥海山の姿をダンプの車窓から眺めるのが好きだった。
秋田側から眺める鳥海山は、山形側から眺めるそれよりも均整がとれたスタイルだ。

もりおかというその響きが
ロシア語みたいだった

秋田に滞在する私に、そんな歌詞が印象に残る。

やがて6月。
梅雨入りとともに鳥海山の姿は厚い雲に覆われ、見られなくなった。
そして台風襲来。
幸い、現場作業に支障なく通過していったが、降り続く雨に「さっさとおわそーぜー」が作業メンバー皆の合い言葉となる。
台風が通過した翌日の雨の日、ラジオから流れていたのはキャット・スティーブンスの『雨にぬれた朝』。

ピアノの旋律もさることながら、もともとは賛美歌である曲の歌詞が素晴らしい。
Praise for the singing
Praise for the morning
Praise for the springing
fresh from the world 

40分ほどで自分だけの時間は終わる。
そしてまた、作業員皆で土木作業は続くのだ。
明日もあさっても。

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秋田日記 バター餅

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 秋田市に出張中、ローカルTVや地元新聞で人気沸騰中と騒がれていたのが、北秋田市特産といわれる菓子「バター餅」。
 騒ぎの下手人は、テレビ番組「ケンミンショー」である。
 もともと数人のおばちゃんが作っていたバター餅、テレビで取り上げられたおかげで販売量に生産が追いつかず、疲れ切った表情でインタビューに答えていたおばちゃんが印象的であった。
 
 私が住み込んでいる秋田市のスーパーでも売っていたので早速買ってみた。
 感想は、

M

 わたしゃタウン誌で提灯記事書いてるライターと称する輩じゃないんで正直に書くよ。

 口に入れた瞬間、鼻孔にバターの生臭さが突き抜けるんだよね。

 餅粉とバターと砂糖、卵黄で作ったこの菓子、秋田マタギの携帯食ともいわれてるらしい。
 炭水化物の餅にバターを混ぜ高カロリーにしたのは山の携帯食としてよく考えられたと思うが、少なくとも私が秋田市で購入したバター餅は ま ず か っ た 。以上。

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神室連峰という名の、花畑。

6月某日、神室連峰をガイド。
初日は神室連峰・火打岳、二日目は神室山~小又山縦走というなかなかハードな企画。

 お世話になっている旅行社から年間プログラムを配られたとき「あ、やりてえ」と思ったガイドプランだったが、担当のAさんから声を掛けられ、休暇がとれるアテも無かったのだが即答で引き受けた。

 神室連峰をガイドできる人間は少ない。
 このあたりの山域は、私が海外遠征から帰国してフラフラしている頃、マイナーな山の好きなマウンテンゴリラの誉田さんによく歩かせてもらった。
 
 いざガイドするとなると、稜線の残雪状況、エスケープルートの確認等、いろいろ準備が必要な訳で、5月はそれに忙殺されることになる。 
 さて本番、添乗に付いたAさんの洗練されたガイディングに逆に教わることが多い、ダメダメな山行でした_| ̄|○il|li

 しかし神室~小又の縦走路の花は凄い。
 普通、花といえば登山道の脇に咲いているものだが、ここでは違う。
 登山道の両脇だけでなく、歩くべき真ん中にも咲いているところがある。
 しかも道の片側は神室連峰特有の豪雪で削られたヤセ尾根のためキレ落ちている。
 なるべく花と花の間を選びながらも、「ごめんなさーい、ごめんなさーい」と心の中で唱えながら登るのであった。

 さかのぼって5月某日。
 準備山行で神室山を訪れ、下山したときのこと。
 神室ダムで中年の男性登山者がザックを置いて立っている。
 頂上付近ですれ違った方だ。
 もしやと思い話しかけてみると、タクシーを呼ぼうとしたが携帯の圏外で困っているという。
 新庄駅まで車で送ることにする。
 
 山形でも飯豊・朝日より公共移動手段の乏しい神室連峰、入山の時はどうされたのか尋ねると、関東から夜行バスで来たという。
 よくよく話を伺うと、関東の方なのに高松岳、虎毛山、摩耶山など東北でもシブい山ばかり登ってらっしゃる方だった。
 私がザックに付けているアックスをご覧になって、「東北の山に必要な装備は、関東に住んでいるとなかなかわからない。」とおっしゃる。このあたりは、私たち東北のガイド関係者の情報発信力が問われる点である。

 神室連峰は人を引きつける魅力がある。
 まだ開発の進んでいない原始性がそこにあるのだと思う。

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キリアン・ジョルネット『SUMMIT OF MY LIFE』

 キリアン・ジョルネット(Kilian Jornet)といえば、スペインの登山サイトでよく見かける名前で「強力なトレイルランナー」程度の認識でしたが、あらためて動画を拝見すると凄いんですね。ヨーロッパのサイトでは「SKY RUNNING」というカテゴリーのようです。
 今秋公開予定の、キリアン・ジョルネットのビデオ『SUMMIT OF MY LIFE』予告編をご覧あれ。

動画途中に挟まれるアイベックスとランナー達の対比がいいですね。
語りのスペイン語(カタロニア語?)はさっぱりわかりませんが、字幕を読むとランナー達の思想の一片が伺えます。

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ヒロシです・・・【2012.6.1内容訂正】

 中国の登山・アウトドアサイト『戸外資料網』にて、8000m峰14座登頂を果たした竹内洋岳君の名前が Hiroshi Takeuchi と表記されておりましたが、5月31日にメディア担当のAmy氏に訂正依頼メールを送ったところ、早速記事を訂正した旨の返信をいただきましたので、当記事も内容を変更いたします。

 戸外資料網にて、竹内洋岳君が下記リンクのとおり中国においても紹介されております。

 Hirotaka Takeuchi成为日本首位14座完登者 by 戸外資料網 2012.5.28

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