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ダンプの車窓から。

秋田での出張生活。
作業チームは現場作業員向けの旅館に宿泊、基本的に集団生活である。
寝泊まりも、日中の仕事も、同じメンバーと一日を過ごすことになる。

日中、一人だけになる時間帯がある。
私が担当している、2tダンプで秋田市内を定期的に走る時間帯だ。

高校から山岳部生活を繰り返しているので、集団生活や寝泊まりは別に気にならないが、一人の時間を迎えるとやはり気が楽になることもある。

そんなとき心に突き刺さるのが、ダンプのラジオで聴く音楽。

松任谷由実 緑の町に舞い降りて

5月末、梅雨を目前にした時期は好天続き。
晴れた国道7号線の彼方に、まだ多くの雪をかぶった鳥海山の姿をダンプの車窓から眺めるのが好きだった。
秋田側から眺める鳥海山は、山形側から眺めるそれよりも均整がとれたスタイルだ。

もりおかというその響きが
ロシア語みたいだった

秋田に滞在する私に、そんな歌詞が印象に残る。

やがて6月。
梅雨入りとともに鳥海山の姿は厚い雲に覆われ、見られなくなった。
そして台風襲来。
幸い、現場作業に支障なく通過していったが、降り続く雨に「さっさとおわそーぜー」が作業メンバー皆の合い言葉となる。
台風が通過した翌日の雨の日、ラジオから流れていたのはキャット・スティーブンスの『雨にぬれた朝』。

ピアノの旋律もさることながら、もともとは賛美歌である曲の歌詞が素晴らしい。
Praise for the singing
Praise for the morning
Praise for the springing
fresh from the world 

40分ほどで自分だけの時間は終わる。
そしてまた、作業員皆で土木作業は続くのだ。
明日もあさっても。

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コメント

お疲れ様でした。

「早く終わそうぜ!」
下のテラスからイラッた声で励まされたもんです。
トラウマです。
「ハヤクオワソウゼ」

投稿: tootyann | 2012.06.23 06:19

re: tootyann様

<<お疲れ様でした。
ありがとうございます。

<<下のテラスからイラッた声で励まされたもんです。
うあ゛~、なかなかのプレッシャーですよね。

私たちの場合、工程はみっちり詰まっており雨が降ろうが風が吹こうがやることはやらなければならないので、自分たちを慰めるための「さっさとおわそーぜー」でした(笑)

投稿: 聖母峰 | 2012.06.23 16:44

この記事を読んで、なぜだか、ほろりとさせられました。松任谷由実の曲がとどめを刺します。私も出稼ぎ商売、明日から旅に出ます。では、また。

投稿: panawang | 2012.06.26 08:12

re:panawang様
 遅いレスですみません。
 panawang様のお仕事の方はいかがでしょうか。

 こちら東北は梅雨と思えぬ陽気が続きましたが、今週は天候が崩れそう。移動はどうぞお気を付けて。

投稿: 聖母峰 | 2012.07.01 22:34

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