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有朋自遠方来不亦楽

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 日曜の朝、仙台駅へ。
 韓国でお世話になった申さんが日本出張中。観光で松島を訪れるとのことで、仙台駅で合流、お供する。

 宮城を代表する観光地、松島は中高年の団体さんで大にぎわい。

 海を眺めつつ、とりあえず五大堂と瑞巌寺を見学。

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 瑞巌寺の境内には、東日本大震災の津波がきた位置を示す看板がさりげなく立っていた。

 境内の砂岩を彫り込んだ洞窟群には、近畿から寄せられた観音像が飾られている。
 「この十八番という数字はなんですか?」
 と申さんに尋ねられ、三十三観音について話すが、あらためて自分の仏教文化に関する知識の薄さを痛感。

 それから仙台にもどる。
 申さんと車中で山とクライミングの話題。
 先日の「那智の滝」の件も絡め、韓国のアクセス問題も少し伺う。
 「でも、日本では嬉しい話題があるじゃないですか!W杯で安間佐千が優勝したでしょ!」
 さすが、スポーツクライミングの話題には敏感である。
 
 申さんのリクエストで仙台のラーメンを探しながら車を走らせる。
 幸楽苑・・・わざわざ韓国からいらした客人にはなあ・・・と、結局仙台駅まで戻り、東口ビルの某こってり系ラーメン店に突入。

 ラーメンを待ちながら、昨日まで申さんが入山していた谷川岳の話を伺う。
 まえもって、東京近辺で良い観光地ないかとメールで質問され、谷川岳を薦めたのは私なのだが、昨日は群馬で最高気温38度という暑さだったので、少し心配していたのだった。
 尾根歩きを楽しんでこられた様子でほっとする。
 沢筋の湧き水が美味しかったとのこと。
 そういえば、韓国の北漢山や雪岳山では岩が露出しているため、地下水を涵養するような地形地質に乏しいような気がする。

 さてラーメンが来た。
 申さんがえらく興味を示されたのは、調味料入れに置いてあったトッピングの「激辛・壺ニラ」。
 ニラの葉に唐辛子の粉その他をまぶしたものだが、「激辛」「入れすぎ注意」と書いてあるわりに申さんは表情も変えず「美味しいです」。
 店員に小皿を頼み、壺に入っているニラを全て小皿にだして、2人で食い尽くす。

 次に申さんが興味を示したのは、メニューにあるニンニク絞り器の写真。
 店員にオーダーすれば無料でニンニク3片付きでニンニク絞り器を貸してくれるらしい。
 早速に注文。

 私はこの日、人に会う約束があったので遠慮したが、申さんはグワシッとニンニク3片を絞り器でミンチ状にしてラーメンに投入。
 「これで元気でますね。」
 以前、韓国の登山学校の宴会で焼き肉パーティーに同席したときも、みんな生ニンニクをトッピングで食べているのにビックリしたものだが、韓国の方々のパワーの源を見る思いである。

 嗚呼、間違ってもスッキリ・サッパリ系の醤油ラーメンの店に行かなくてよかった~

 韓国であれだけ大歓迎されたにもかかわらず、不勉強で十分おもてなしもできない自分が嫌になるが、仙台駅で申さんとお別れ。
 蒸し暑い仙台の人混みの中、目立って背の高い申さんを見送り、私は車を山形に向けて走らせた。

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