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夏日記、2012。

8月×日。

 地球温暖化、異常なまでの猛暑に悩まされる日本列島なのだが、チョモランマのロンブク氷河なみに冷え切った我が家の夫婦仲。
 例年お盆後半はカミさん実家にお参りに行った後、カミさん家に宿泊するのだが、今年は私だけ自宅に戻ることにする。
 理由は、「自宅でいろいろやることがあるから」。
 自宅を目指し、国道を走っていると携帯に電話。
 カミさんからで、お義母さんから「どうしても夕食一緒に」と懇願されたらしい。
 国道から細い路地に入り、再びカミさん家に車を走らす。
 カミさん家にたどりつくまでの数十分間、映画『蘇える金狼』でカウンタック運転する松田優作なみに、こみあげる笑いが何故か止まらない。
 自分でもなんなんだ、というくらい、腹抱えて笑いながらカミさん家に車を走らす。

 地方都市の親戚づきあいに、息詰まりを感じていたのかもしれない。
 もうそろそろ、旅に出る予感。

8月×日。
 
 西吾妻の下見山行をさっさと終え、どうしても調べたい資料があるので米沢市立図書館を訪れる。
 これがまた、人口9万人の地方都市とはいえ、古い歴史をもつ城下町とは思えない、しょぼい図書館。
 蔵書検索の端末も一台しかなく、しかも鈍感そうな男子学生がいつまでも長時間占拠している。
 郷土資料に至っては、大きめのロッカー型書棚に収められているだけである。

 いつまでも上杉鷹山やら直江兼続やら何百年も前の大昔の人物にこだわり、くだらないハコ物の建造物をボコボコ建て続けた挙げ句、市民サービスがお粗末な典型であろう。

 定年退職した爺みたいにのんびり書棚を閲覧するほど私はヒマではないので、あらかじめ蔵書検索サイトで調べておいた閉架の書籍をカウンターの司書に請求。
 山形県立図書館も所蔵していない、吾妻山に関する書籍がここに所蔵されているのだ。

 が・・・・
 しばらくして、カウンターの司書がやってきた。
 私が請求した書籍のうち、「一冊がどうしても見つからない、当図書館には3冊所蔵されているはずなんですが、見つからないんです」とおっしゃる。

 文献の保存という目的も備えた公立図書館でそれってどーよ、と思ったが、こちらも吾妻のガイド山行まで時間は無いし、その司書の女性が 結 構 可 愛 い 人 だったのであっさり諦める。

 米沢という街は、歴史に詳しい方ならご存じのように古い城下町であり、たまに「米沢こそ山形の中心地になるべき街だ」とかほざくキチガイ爺がいるのだが、郷土資料くらいキチンと保存しておきましょうね。
 
 米沢からは、反日売国奴放送局NHKのFMを聴きながら山形に戻る。
 SHOW-YAの寺田恵子の番組。
 SHOW-YA解散前の赤裸々な裏話を延々と聴きながら山形めざして車を運転。
 いわく、ハードロックは結構疲れる、とか、徹底して音楽は辞めたつもりだったが結局再結成に至る経緯に聞き入る。 

 はいはい、若気の至りと申しましょうか、20代はSHOW-YA聴いて過ごしてましたよ。
 
 寺田恵子の「結局音楽の世界に戻った」という話に、某8000m峰に遠征した後すべてが嫌になり、愛用の100リットルザックも高所用登山靴もシェルパにあげてしまい、知人達に「もう山辞めます」とハガキを送った事を思い出す。
 で、今の私はまだザックと靴を車に積み込み、山形県内を走り回っている。ははははは。

8月×日。
 夜。
 カミさんが部屋にやってきた。
 なんだ!?また子供の教育問題か!?
 「竹内くん、テレビにでるわよ」

 おうおう、旅行社宛書類の作成やらコースタイムの検討やらに夢中になってて、竹内が何やら中国の顔色ばかり伺う反日放送局NHKの「グレート義太夫」とかいう番組に出演するというのを す っ か り 忘 れて い ま し た

 テレビのある居間に降り、竹内が出演するらしい、太平洋戦争時に東根市に作られた防空施設を「人殺しの施設」と言い捨てた極左売国放送局NHK制作「グレートマジンガー」とかいう番組を家族みんなで視聴。
 チーズ好きの娘は、永井大氏が体験したチーズ料理に釘付け。
 山を知らないカミさんからは、
「大学山岳部ってヨーロッパには行かないの?やっぱりヒマラヤなの?ヒマラヤ行くのってやっぱり名声あがるから?」と色々質問される。てきとーに答える。
 永井大氏のアルプス登山の様子を視聴して、娘もカミさんも、2人とも「こんな斜面で撮影する人すごいよね~」と声をあげる。
 NHKの山岳カメラマンとディレクターは実力者揃いであることを、この点はごまかさずキチンと解説してあげる。 

 で、竹内の出演。
 いつもながら、従来よくあるヒマラヤ登山番組みたいに「凄い凄い」ではなく、視ているとこちらも山に行きたくなるような、そんな感じでしたよ竹内君。

8月×日。
 私が登山ガイドしている間、娘と息子を山形県立自然博物園の子供専用プログラム、キッズクラブにお願いする。
 今回のプログラムは、川遊び。

 5月のかまくら作り以来、私の出張が重なり、なかなか子供たちを連れて行けなかった。
 先月の朝日少年自然の家夏期キャンプに偶然、このキッズクラブに参加している女の子がおり、「もう遊びに来ないの~」とウチの娘と会いたいと言われたので、遠方ドライブの苦手なカミさんに無理矢理送迎させる。

 ガイドを終え帰宅してみると、息子はあいかわらず任天堂DSに夢中。
 しかし一緒に風呂に入り話を聞いてみると、スイカ割とサンショウウオをつかまえたことが強烈に印象に残ったらしい。
 風呂からあがって部屋に戻ると、水生動物図鑑のサンショウウオのページが開かれたまま、置きっぱなし。
 
 やはり子供にとって、野外の生き物は強烈な印象を与えるのだろう。

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