メスナーとは、何者なのか。
ドイツでラインホルト・メスナーの実像に迫ろうとするドキュメンタリー映画が製作されたようです。
タイトルはずはり、『MESSNER』。
過去の記録映像、そしてメスナーを取り巻く人々からのインタビューを中心に、メスナーの実像に迫ろうという試みのようです。
メスナーの家族をはじめ、ハーベラー、ハンス・カマランダー(後年の8000m峰遠征のパートナー)、ウォルフガング・ナイルツ(エベレスト無酸素初登時の隊長)、ホルスト・ファンクハウザー(メスナーの行動が問題視されたマナスル遠征でのパートナー)等々の山仲間、そしてウルズラ・グレーターもインタビューに参加しているようですね。
予告編はこちら↓
彼の伝記、記録映画は数々あれど、21世紀となった今だに「実像に迫ろう」という動きがあるのは、それだけ光と影に満ちた人物なのでしょう。であるからこそ、あれだけの偉業をなしとげたと言えるのでしょうが。
著作を量産した日本の山岳メディアは尻切れトンボのように後年の(現在の)メスナーを報じませんが、結局14座を誰よりも早く成し遂げたことは、彼自身にとって何だったの?という点は、私も非常に知りたいところです。
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