【テレビ映画】 K2、イタリア人の山
イタリアの公共放送局RAI(日本のNHKみたいなもんです)が、このたび『K2 - LA MONTAGNA DEGLI ITALIANI』(K2 イタリア人の山)と題して、1954年のK2初登頂のドラマを映像化、3月にテレビ放映とのこと(イタリアでの話な)。
Rai, la fiction sulla prima salita al K2 in onda il 18 e 19 marzo by Montagna.tv 2013.3.12
まずは予告動画をご覧あれ↓
再現ドラマということで脚色が強い内容のようですが、1950年代、第二次世界大戦の敗戦から間もないイタリアで、アルデート・デシオを隊長に、ラチェデリ、コンパニョーニ、そしてボナッティら強い個性の面々が集い、地球上で最も危険な山、K2を目指す・・・というストーリー。
番組オフィシャルサイトを覗いても、やはり個性の強い面々とその衝突、ということが描かれるようです。
いやはや、ボナッティの一件はどんな風に描かれるんでしょう。
さて気になるキャストですが、
さあ!日本のオールドクライマーの皆様が一番気になる配役、ワルテル・ボナッティは、Marco Bocci
え~こんなアラン・ドロンの出来損ないみたいな優男がボナッティかよと思いきや、予告動画では髭をたくわえてなかなかボナッティのワイルドさが表現できてるような気がするのですが、いかがでせう。
タイトルの「イタリア人の山」も凄いですが、こうして自国の登山家による8000m峰初登頂が公営放送局でドラマ化されるというのは素晴らしい。
井上靖のつまんね小説をさらに歪曲してドラマ化した売国守銭奴放送局NHKや、遭難事故しかドラマ化・脚本化できない民放のアホどもには見習ってほしいですね。
ヒマラヤ登山のドラマは人の生き死にだけじゃなく、個性と個性のぶつかりあい、生きている素晴らしさというものがあるはず。そういったものを描いて欲しいものです。
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