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冬季ブロードピーク峰ポーランド隊、状況は困難

ブロードピーク冬季初登を果たしたものの、隊員2名が消息を絶ったポーランド隊。

ポーランドメディアでは、隊長のクシストフ・ビエリツキのコメントとして、「自らの経験から、二人の生存はかなり困難な状況、ただし仲間やその家族のため、現地にとどまる」というコメントを報道しています。

まずポーランド隊の頂上アタック前後の行動を整理します。

3月1日 BCでの協議にて、アタック隊を二つのパーティーに分けず、4人合同でアタックすることを決定。

3月3日 隊員4名およびパキスタン人ハイポーターKarim HayyatがC2(6200m)入り。カリムは下山する隊員のサポートにあたる予定。

3月4日 隊員4名、C4(7400メートル)入り。

3月5日 現地時間5時15分、隊員4名頂上めざし出発。同日17時30分、Adam Bielecki と Arthur Malek が登頂。約30分後、Maciej Berbeka と Tomasz Kowalski 登頂。Bielecki と Malek は下降中に2人とすれ違う。日没時刻は17時50分。Bielecki と Malek、暗闇の中で最終キャンプに帰着。Berbeka と Kowalski はブロードピークのコル付近で15m程離れ、別々にビバーク。

3月6日 現地時間午前6時30分、ビエリツキ隊長がKowalskiと無線交信。Kowalskiは体調不良(呼吸困難、脱力感)のため、服薬の指示を受ける。KowalskiはBerbekaの姿を確認している事を伝える。その後、Berbeka と Kowalskiの2人との連絡が途絶える。同日、カリムが7700mまで登るが、2人の姿は確認できず。パキスタン人ハイポーターShaheen Baig と Amin Ullah、隊員サポートのためBCを出発。

3月7日 Bielecki と Malek、カリムはBCに帰着。Bielecki と Malekの2名は凍傷も無く健康状態は良好。依然Berbeka と Kowalskiの2名とは連絡とれず。

なお深刻な問題として、消息を絶った2名が極度に疲労している他、3月8日以降はブロードピークでは悪天が予想されています。
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 ポーランドのメディアでは「奇蹟を」「諦めるな」というタイトルで報道が続いていますが、疲労し高度衰退の影響もあると推定される2人がテント無しという状況下、8日から天候が崩れるという現実。
 8000m峰冬季登山の経験が深いクシストフ・ビエリツキは、状況がかなり厳しいという事を十二分に認識していると思われます。わずかな望みでも、今しばらく推移を見守りたいと思います。

参考サイト
 ポーランド山岳会ウェブサイト

関連リンク
 雪山大好きっ娘。+ 『ポーランド隊、ブロードピーク冬季初登』2013.3.8

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