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俺の岩木山がこんなに可愛いわけがない。

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再び岩木山・嶽温泉へ。
春スキーバスで一気に稜線に向かい、楽ちん山スキーをもくろむ。
2008年のGWに訪れたときは暴風雨で終日バス運行中止、そして昨年末は低気圧のため途中で引き返した。
本日の岩木山は、上部が雲に包まれている。

嶽温泉始発・8時25分八合目行きバスを待つボーダーやテレマーカーが十数人、バス停に集まり始めた。
今年こそは岩木山で山スキーという願いが叶う!
あと数分でバス到着だ!
わくわくー!
というところへ、バス停に軽自動車が止まった。

舌と耳にピアスばっちりなイケてるおねーさんが降りてきて、
「春スキーバス待っている方いますか!本日は山の上で積雪があって、除雪のためバスは終日運休になります」
岩木山スカイライン上部で約15cmの積雪があり、これから除雪にとりかかるという。

Umezu
嗚呼、今年も春スキーバスにフラれる私・・・

そこに居合わせた一同、おねーさんの死刑宣告に呆然とする。
「午後からは運行しますか?」
と、諦め切れなさそうなボーダーが質問するが、除雪に時間がかかりそうで午後もおそらく運休とのこと。

 一気にテンション低くなったのがひしひしと伝わる空気の中、諦めて車に戻る者、地図を広げてこれからの行程を相談する者、バス停からそれぞれ散らばっていく。

 私は岩木山の他のルートを下見することも考えたが、低気圧の影響はまだ日中も残ると考え、嶽コースを登っていくことにする。山スキーにシールを装着し、出発。

 昨年末訪れたときに比べれば、ブナの若芽も大きく膨らみ、春の気配がする。

 2時間以上登り、右手の黒森(887m)山頂と同じくらい高度を上げたところで、ブナの森は一気に冬景色となる。

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林立するブナの木々、北西面だけがうっすらと雪が付着している。
今朝までの風雪の激しさが伺える。

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枝に付着した氷が木々を白く飾る。

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トゲのように発達した着氷が風の厳しさを語る。

嶽コースの看板番号が50番のところにさしかかったところで視界不良となった。
岩木山の上部にかかる雲の中に入ったらしい。
ツボ足で登高する学生パーティー、名古屋からいらっしゃったテレマーカーのご夫婦は先行しているが、私の判断では、ここまでだ。ここから滑り下山。

エッジの効く快適なザラメ雪で、私の技量でもブナの間をぬって滑り降りることができる。
ああ、これを愉悦と言わずして何なのだろう。

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トンネルのような林が特徴の嶽コース下部。

所々で止まり、滑りを味わいながら嶽温泉に到着。
駐車した車に戻り、スキーに付着したザラメ雪をブラシで落としていると、年季の入ったモンベルのジャケットを着たおじさんに「どこから来たの?どこまで行ってきたの?」話しかけられる。
おじさんも春スキーバスを頼りに嶽温泉に来ていたらしい。
「八甲田もこんなコンディションかなあ、これからどうするかなあ」
と、これからの行程に悩んでおられる様子。

荷物を整理し、「嶽きみ」を一本喰って、次の山「森山」に向かいます。

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